2007/10/02(火)02:21
バイオ燃料 救世主、それとも悪魔?
またまた本ネタで恐縮なんですが、今月号のナショナルジオグラフィック。
特集が、「地球の悲鳴 バイオ燃料 救世主、それとも悪魔?」
う~ん、言い得て妙ですね。
育てる際にCO2を吸収するので、燃やしてもプラスマイナスゼロなので、地球温暖化問題の救世主のようなことを言う人も多いのですが、でも、実際はCO2排出量は、ゼロではないようです。
なぜかというと、バイオ燃料を作るのに化石燃料が必要だから。
もっとも、化石燃料を使うとはいえ、化石燃料を直接燃やすよりは、排出量は少なくなるので、有効だとは思います。でも、その一方で原料となる穀物の相場が暴騰したり、影響も出てきているので、ウエルカムって訳でもないような気がします。
ブラジルでは、より生産効率の良いバイオ燃料用のサトウキビの畑が拡大してるので、アマゾンなどでの森林伐採が心配されてます。
まぁ、結局前回と同じ話になっちゃうけど、バイオ燃料を作るぐらいなら、みんなでエネルギーを使う量を減らすのが一番でしょ。
そのためには、化石燃料に二酸化炭素税を上乗せして、実質的に高くすれば需要も減る。
その税収は、環境対策の技術振興に当てると。
まぁ、実際高くなると自分も「ゲゲ!」と思うのだけど。(^^;