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テーマ:高校野球(3723)
カテゴリ:スポーツ全般
昨日、延長15回を経て決着に至らなかった、夏の全国高校野球大会
今日、再試合となりました。 それにしても、両校の死力を尽くした戦いに感激すると共に、見事栄冠を手にした早稲田実業高校の皆様に、心からおめでとうと申し上げます。 また、駒大苫小牧高校の皆様にも、本当にお疲れ様でした。 ここまでの感動を味わえたのも、ひとえに両校全選手・全関係者の努力の賜物だと思います。 本当にお疲れ様でした。 まぁ外のおいらなんかが勝因・敗因を語るのもなんなんですが、気になった点を2~3 ◆決め手になったのは予選? 全試合を通した両投手の成績を考えると 投手 回数 被安打 奪三振 四死球 自責点 駒大・田中 52(2/3) 37 54 20 13 早実・斉藤 69(0/3) 40 78 18 10 と言う事ですが、大きく違うのはやはり奪三振数 駒苫が継投策を使った事と1試合少ない事もあるんですが、それ以上の印象としても、斉藤君の奪三振は投球術の見事さが光りました。 さらに巧さだけではなく、1日目15回表の最終打者、駒苫・4番・本間君に大して投げた6球は全て140km/h以上。 そのタフさと併せ持った冷静さは、高校生らしからぬ物を感じます。 この差はどこから生まれるかを考えたんですが、思うに南北海道大会と西東京大会の厳しさの差が、拮抗した両投手の微差に現れてたのかなと思いますね。 正直な話、地元大会を見る分には駒大苫小牧の強さは昨年位から群を抜いた物となってて、南北海道大会の点数だけを言っても、10-0、7-0、3-0、11-1で、ライバル校など存在しないに等しい状態。 対して西東京大会といえば、昨年まで大会3連覇の日大三校を始め、桜美林、国学院久我山などの名門校がしのぎを削る大激戦区。 今大会で10失点しかしなかった斉藤君が、予選では43回で13点取られているんです。 その激戦区を勝ちあがった自信こそが、斉藤君を支えた力になったのかなと。 ただ、この点に関して言えば、北海道の各高校にももっと奮起を促したい気持ちがずいぶんありますね。 やはり厳しいライバル関係があってこそ、その地域全体のレベルを上げる事になるので、これはJリーグも一緒ですが。 ◆初日11回の、スクイズの是非 実は21日の夕方から、うちの町のお祭り(19日)の打ち上げで出た話題の1番はこの話題でした。 「1球目から行くべきだった」「いや、1outなんだから打って出るべきだった」と、喧々諤々でしたが、あの場面に対する斉藤君のコメントは 「3塁ランナーが飛び出すのが見えたから、ワンバウンドになるような変化球(スライダー?)を投げた」との事。 この冷静さは凄いですね。 確かに、駒苫はスクイズと言う選択肢をほとんど使わないチームなので、この局面に不慣れな選択をさせた事を考えると、駒苫・香田監督も選手以上に追い詰められていたんだろうなと、察するに余りありますね。 ちなみに、スクイズに関しては監督自ら「采配ミス」だと、選手に謝ったそうです(笑) ◆校歌に込められた言葉 駒大苫小牧といえば、歌詞の「栴檀林」がすっかり有名になってしまいましたが、この栴檀林とは何かと言うと「栴檀」はビャクダンの別称。つまり白檀の林って事ですね。 「栴檀は双葉(ふたば)より芳(かんば)し」と言う言葉があるように、若き頃から優れた者を指します。 また、仏教用語で『学僧が集まって修行勉学するところを「栴檀林」「檀林」という』そうですので、ここら辺は仏教系の学校である駒澤大学の特色が出てますね。 対する、早実の歌詞には「去華就実」という言葉が出てきます。 読んで字のごとく「華やかなものを去り、実に就く」と言う事ですが、ちまたで「ハンカチ王子」 (実際はタオルだろう?)なんて呼ばれ方をしている斉藤君は、十分に華もあると思いますが(笑) (あれが本当にハンカチを使ってたら、キザか癇に障る部分もあると思うんですが、そこら辺にでもありそうなタオルって言うのが良いよね。) それにしても、笛吹けど踊ろうにも踊れなかったW杯といい、判定の不明瞭さが未だに尾を引く亀田興毅の世界戦と言い、スポーツ界の裏の面を考えさせられたケースが多かったんですが、スポーツで久々にスカッとした気分になれましたね。
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