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2007年03月09日
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カテゴリ:映画・DVD

まぁ勝新さんからの指名があった事もあり、このタイトルをなぞる必要もあったんだろうけど、あえて言うなら「座頭市」という名前じゃなくても良かったかなと思う。
(でも時代劇でこの設定で、別タイトルって言うのも、あざといっちゃあざといかw)

事前に聞いてた批判は、何を見ていたんだろう。
昨今の時代劇の中では出色の出来だと思います。

北野監督自ら考案した殺陣は、早くて鋭く、流血シーンのCG以外は結構見所もふんだんだった。
特に雨の中での戦いでは、刺した刀が抜けず、雨も手伝って市の手から抜けるという細かいディテールにも拘っており、創りの丁寧さを感じました。
さらに、つぶし(夜のシーンに使う技法)で作った夜の場面は
最近見た「血と骨」以上にリアリティを持った観やすさ。

ストーリーはまぁ、座頭市定番の話(ってよか「用心棒」に近い?)ですがその分、橘大五郎(&子役・早乙女太一)の日舞やSTRIPSのタップなど、"芸人"を愛する北野監督らしく、見せたい物はキッチリ見せる贅沢さも盛り込んであります。

一つ思うのは、勝新・座頭市全盛の時代には、他にも時代劇の映画作品がふんだんにあり、観客の中にも"時代劇上での無言のお約束"があった時代であったのに対して、今の観客(特に北野武の名に誘われた若い観客)には、それを預けられないので、その一々を刻み込む作業が必要だったんだろうと。
その為に、積まなくても良い様なエピソードが、若干、作品全体のテンポを殺いでいた印象があります。
あとは浅野忠彦なぁ、、、なんか勝てそうな狂気を感じないんだよな。
おせい・おきぬの姉妹(!)は、下手は下手なりに嫌いじゃないです。

あと、間のお笑いにクオリティを求める輩がいるけど、大笑いするようなネタにする必要はないんだし(映画の特性上、仕方ない)"抜き"になれば良いんであって、これはこれで

割と難解な北野作品の中では、一番解り易くて、素直に楽しめる作品でした。

最後に、この映画をネタに、北海道のラジオ番組で北野批判を繰り広げた
○高5郎が、いかに物を観る目の無い人間かが良く解りました。
星星星星/5個最高中





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最終更新日  2007年03月10日 01時35分48秒
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