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2007年07月17日
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07.07/17ベトナム戦


アジアカップでの日本代表の苦戦を横目で見ながら、時々流される開催国ベトナム(FIFAランク140位)の予想を大いに上回る戦いぶりに、実はとんでもない番狂わせが起こるとしたら、この第3戦、、、と思っていたんです。

正直、日本代表が(気候や難敵意識があったとすれ)苦戦したカタール相手に引き分け、UAE(コンフェデ前のキリンカップで負けてる)に2-0で勝利を収めたベトナムのカウンターの鮮やかさや走りっぷりに、オシムの言う「考えて走るサッカー」を披露されたら大苦戦も考えられると、、、少なくともスポーツニュースのダイジェスト映像からは感じられる物があったんですが、まぁ、、、意外とやってみると結果は順当な物に終わってしまいましたね。

07.07/17高原


日本代表は1戦目の教訓を生かしてか、UAE戦でもリードを奪って以降はセーフティーに体力とリスクをコントロールする、実に大人の戦い方をしているのが印象的でした。

今日のベトナム戦も序盤の失点(鈴木のオウンゴール)後も、個人技に勝る中村俊輔のクロスからが“胸”で押し込んで同点。
以降は、敵陣P・エリア直前でのファールから得たフリーキックを遠藤が決めて2点目。
後半に入って、ゴール前のパスワークから中村俊輔がミドルを決めて3点目。
ショートコーナーから遠藤のクロスを、相手DF二人を振り切ったが頭で決めて4点目。
と、大爆発の1戦になりました。
(スコアは4-1だけど、ベトナムは自力では1点も入れられなかった。)

このグループリーグ3戦を通して感じる事は、日本のプレーヤーの正確性(特にパスですが)は、少なくともアジアでは数段抜きん出ているかなと。
もちろん、そこに攻撃性の意識が伴わない時には、槍玉の対象にも上がる点なんですが、意思統一して回しながらしのぐ・回しながら上がるという意味においては、中東勢の荒い攻めベトナム選手の旺盛な運動量もかなわない物がありました。

その上で、今までは最大の難点とされていた決定力も、ドイツとスコットランドで豊富な経験を積んだ中村俊輔高原をベースにしながら、高められてると言うように感じます。

特に今日の一戦では、後半の2点
アルゼンチンのパス回しを彷彿とさせるような早いパス回しから、中村俊輔の“右足”一閃で決めたゴールと、ほぼセットプレーの状態から、DFの体を振り切って決めたのゴールは、今後の代表を予感させる得点として、深く印象に残りましたね。

ところで、B組1位で突破した日本代表のトーナメント初戦の相手がA組2位・オーストラリアに決定しました。
いきなり天王山です。
向こうは、日本に対してイケイケのイメージしか持ってないし、ドイツW杯のメンバーが多数を占めてる事もあって、大変な試合となる事、間違いないと思いますが、とにかく、ドイツでの悪夢を倍にして返してやって欲しいと思いますよ。
会場もやりなれたハノイだし、きっと地元のベトナム人サポも日本に応援してくれるだろうしね。
(かなり希望的観測)





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最終更新日  2007年07月30日 00時28分15秒
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