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2005年11月26日
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カテゴリ:仕事
また、子どもの尊い命が奪われました。

ほんのちょっとの間に。

なんといっていいのかわかりません。



誰のせいって、それは、犯人のせいに決まっています。

どんな人がどんな理由でそんなことをしてしまったのか・・・

絶対に許せません。


こんなに不安な世の中になってしまった。
子どもが安心して住みなれた町を歩けない。
繁華街や危険な場所ならともかく、登下校中に事件になんて遭ってはいけないのだ。やるせない。。。

亡くなったお子さんやご家族の方には言葉もない。


私たちに何ができるか。
とりわけ、現場の教師には・・・?

今、市内の学校は厳戒態勢である。
保護者や子供たちの恐怖感を少しでも和らげよう、安心感を・・・というところは共感できる。できるが・・・限界があることをわかってほしい。
インターネットのニュースでは、「事件後の学校からの情報が遅すぎる、と保護者から批判が相次いだ」とあった。保護者への連絡は何時ごろあったのかわからない。でも、見つかったのが3時ごろ、死亡が確認されたのが4時ごろだ。学校にその情報が迅速に報告されたのかもわからない。
被害にあった子どもさんの親御さんと、何より早く連絡を取り、状況を確認しあったりしなければならない。その間に、警察や報道などとの事情説明や取材もあるだろう。何時に学校を出たのか、誰か見ていた者はいたのか・・・知らされた情報が本当なのかも確かめなければいけない。間違った情報は絶対に(連絡網などで)流してはいけないのだ。被害にあった保護者へも最大の配慮をしながら確認作業・・・他の全児童の帰宅も確認しなければならないだろう。そのためには、電話での応対マニュアルを緊急に作らなければいけない。殺人事件の可能性はあるものの、夕方の段階でははっきりわかっていなかったし、いたずらに恐怖心をあおるような言葉があっては、憶測でいろいろな噂が連絡網より早く回ってしまうからだ。そして、肝心の連絡網が、噂話の電話に阻まれて回らなくなることもある。(台風などの大雨警報などのときも同様)そしてこの日は、来年度の1年生のための就学時検診が行われていた。途中で中止にはできなかっただろう。学校に侵入者があって被害があったのではないので、すでに受付を済ませて検診が始まっていたと思われるためだ。小規模校では3時ごろ終わると思われるが、規模から言って、4時ごろまでかかったのではないだろうかと思われる。異変の知らせがあっても手の空いた(ほぼ全員が持ち場があるはず)限られた職員での対応となったであろう。どんなに緊急対応に優れた校長でも、子どもが下校中事件に巻き込まれた可能性があり、亡くなったのだ。動揺するし、教育委員会との連絡もある。保護者へ連絡がなかったのならともかく、「遅いから批判」というのは、現場を知っているものとしては、あまりに身勝手な言い分だと思わずにいられない。
このごろ、自分の子を可愛がるあまり(でも、それって本当の愛情だろうか?と思うことが多いが)行き過ぎた要求が目に余る学校現場だ。じゃあ、どうすりゃあいいの!?と、叫びたくなることが多い。それについては、またの機会に気が向いたら書きますが。。。
とにかく、大変なことが起きた、みんなで子供を守っていきましょう、、、と、ならない世の中に空しさを感じるし、そういう社会が子どもを追い詰めているのでは!?と思ってしまう。批判するのは簡単だけど、言ってる自分が小さく思えてくる時がある。。。私も、人のことを言える立場ではないけど・・・批判されても、どうしようもできないのです。学校を出て家まで帰り着くまで送り届けることは、物理的にも時間的にも不可能です。


誰のせいって、それは、犯人のせいに決まっています。

小さな子どもを手にかける愚かな卑劣な行為をする大人がこの世にいなくなることを祈ります。

そして、子どもたちが思い余って・・・あるいは、思わず・・・あるいは、悲しいけど計画的に・・・・人を殺めるなどということに行き着かないように、しっかり育てていきたいです。
 
  教師として。親として。地域社会に生きる一人の大人として。
 
しっかり育てるって・・・テストの点や目先のことではないよね。人間として大切な、人とつながって生きていける術(すべ)をしっかりつけてやりたい。物を大切にし、先祖を大切にし、、、人を愛し・・・お金持ちでなくても、心豊かに過ごしている大人の姿を見せることだろうな。。。と。


はぁ・・・楽しいニュースはないかなあ・・・







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最終更新日  2005年11月26日 20時16分09秒
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