2011/01/11(火)19:24
原千晶さん がん共生時代 私の物語
読売新聞の医療ルネサンスの記事です。
原千晶さんが子宮頸癌を発見されたのは05年2月。
「円錐切除」手術を受けた。
一週間後、主治医から
「残念ですが、悪性度が高いので、子宮全摘の再手術を勧めます」
と言われたという。
「どうせ手術するなら、手術前と後の体を写真に撮ってもらおう」
「いや、悪いところは全部取ったんだから切らなくても大丈夫じゃないの」。
と、前向きになったり、弱気になったり気持ちは揺れ動いたという。
手術予定日の前日、主治医に手術を断る電話をした。運命から逃げ出したい一心だった。原さんの気持ちをくみ取ってくれた主治医は、月1回必ず検診を受けることを条件に、手術は見合わせ経過観察を続けることになった。
ということで子宮全摘を逃れた原千晶さん。
検診は2年間は通ったそうですが、その後足が遠のいたという。
ところが09年12月、再び下腹部を激痛が襲った。実は夏ごろから月経血が増えるなど異常を感じていたが、不吉な予感を自分で必死に打ち消していた。
診察の結果は、やはり、がん。5年前のがんの再発ではなく、新たながんが子宮頸部と奥の内膜(体部)の2か所に見つかった。死の恐怖が急に迫ってきた。「生きなきゃいけない」という気持ちで頭がいっぱいになった。
2度目の子宮のがんが見つかったタレントの原千晶さん(36)は2010年1月、子宮と周囲のリンパ節を取る手術を受けた。
このことから彼との仲が急速に接近して、結婚に至ったのですね。
卵巣は両方とも温存できたが、リンパ節の一つに転移が見つかった。再発予防のために、1月から5月にかけ計6回の抗がん剤治療を受けた。
そうして10月10日に婚姻届を提出しました。
原千晶さん、夫君、おめでとうございます。
現在も腹部にリンパ液がたまる後遺症に悩まされ、再発の不安もある。月1回の検査は欠かせない。
(新聞の)読者の皆様が誤解を受けないように申し上げますが、
検査が再発や転移を予防したりはしないということです。
でも負ける気はしない。「この人のために元気でいようという存在がいることは、とても大きいです」
またまた辛辣なことを申し上げて済まないのですが、
「負ける気がしない」という根拠はどこにあるのでしょうか?
>「この人のために元気でいようという存在がいることは、とても大きいです」
それはおおいにあります。気持はとっても大切です。
しかし、それだけでは十分ではありません。
この医療ルネサンスは高度な内容を
扱っているようでいながら、癌に関してはほとんど
何の役にも立っていない、と思います。
【参考サイト】のURLが医療ルネサンスなのですが、
この記事全文を読んで、読者、特に癌患者やその家族が、
何か得ることがあるのでしょうか?
【関連ブログ記事】
原千晶さん、子宮頸癌を乗り越え結婚(改訂版)
http://plaza.rakuten.co.jp/nomoishiho/diary/201011200001/
原千晶さんにはぜひとも以下の本を読んでもらいたいです。
救済・治療先進国アメリカに学ぶ『がん難民119番』
もちろん他の癌患者や家族にも読んでもらいたい本ですよ?
【参考サイト】
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=35201
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=35274
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