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2009年10月22日
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 試合回顧

 エースで落とすことの出来ない試合を落とし、いよいよ後が無くなった。負けたことは残念だが、前日に比べればショックも少ない。

 今日の采配には何の文句も無いし、どちらに転んでもおかしくないゲームだったと思っている。勝敗を分けたのはチャンスでの4番の働きと藤井の1球のミスだったように感じている。

 相手の4番高橋が満塁のチャンスで詰まりながらも貴重な一本を放ったのに対し、山崎武はチャンスの第1第2打席共に狙い球をミスショットしてしまった。昨日の敗戦の影響を受け、力が入りすぎてしまったのかもしれない。チームリーダーとしての強い責任感が悪い方向へと作用してしまったのだろう。

 前日は監督の采配についてのみの記述となってしまったので、今日は本来の配球中心に書いていこうと思う。

 率直に書くと、今日の配球は抜群に素晴らしかったとも言えないし、目も当てられないほど酷かったわけでもない。いくつかミスだと思えるものが散見したが、その中でたった1球だけ、どうしても看過出来ないものがある。

 それは4回裏の小谷野に対する配球だ。まずスコアは1-0である。そして状況は2死三塁。ここでの小谷野の狙いはとにかく三塁走者をホームに返すこと。つまり、長打はいらないということだ。
 続いて彼の特徴について。小谷野はいかにもパワーがありそうな体躯の持ち主で、実際に長打力もある打者だが、基本的にはセンターから右方向への逆らわない打撃をする。そして積極性の強い打者で、初球から狙ってくる傾向がある。加えて前日のゲームから真っ直ぐ狙いの兆候が見えていた。

 これらを総合して考えると、1点を追いかける展開で2死三塁となれば、「長打はいらない」という考えの下、持ち味であるセンター中心の打撃をしてくることが濃厚だ。但し、真っ直ぐ狙いの兆候がある為、球種を絞って「ストライクの真っ直ぐは全部振る」という可能性も除外出来ない。
 そうなるとここでの小谷野の選択肢は2つ考えられる。「内角を捨ててセンターから右狙い」か「追い込まれるまで真っ直ぐ一本」だ。そしてこの両方に該当するのが外角の真っ直ぐである。

 初球。外角のやや高めに浮いたスライダーが決まりカウント1-0となる。この見逃しによって、小谷野の狙いが真っ直ぐである可能性がより高まる。

 長打がいらない。センター中心が多い。外の甘いスライダーを見逃した。この3つの情報からこの打席で少なくとも追い込むまでは絶対に投げてはいけないボールが発生する。それが「外角の真っ直ぐ」だ。

 しかし、続く2球目、藤井が要求したのはその「外角の真っ直ぐ」だった。小谷野は待ってましたとばかりに右打ち。貴重な先制点を挙げた直後、あっさりと同点に追いつかれてしまった。

 正直、この時は頭を抱えてしまった。「何故?」。それだけが頭を駆け巡っていた。上記の情報に加えて、配球を考える上で欠かせない「カウントの性質」というものがある。 カウント1-0の基本は次のようになる。

 ・2-0と親戚のカウントと考えず、打者は追い込まれていないから、思い切りは持っている。
 ・サインプレー、内角球の見せ球、さぐり球、ピッチドアウトのチャンス。
 ・次の球との関連を考え、有効に使え。
 ・1度勝負球で勝負をかける状況もある。


 この場面は「打者が思い切りを持っていて」、「見せ球・さぐり球などボール球を使える」上に、一打同点という「勝負球で勝負」をかけてもおかしくない状況だったのだ。

 ここで選択すべきは真っ直ぐ狙いの小谷野の打ち気を利用して空振りを奪う「ボールになるフォーク」か「見せ球となる内角へのボール球のシュート」だったのではないだろうか。これはあまりにも初歩的というか、レベルの低いミスだと正直思う。
 小谷野の次打席を同じくピンチで迎えたが、藤井は初球から2球続けてフォークを使って空振りを誘い、その後は内角の真っ直ぐ(シュート)で攻めていた。結果歩かせてしまったが、藤井自身、小谷野のタイムリーは自分の配球ミスであることをしっかりと自覚していたのだろう。

 ただ、改めて書いておきたいが、全て悪かったわけではない。特に森本に対する攻め方は昨日の中谷とは180度違う、しっかりとしたものだった。

 昨季の森本の攻略法は単純明快で、選球眼の悪さ(ボールになる変化球)と内角の弱さ(真っ直ぐ・シュート)を徹底的に突けば(使えば)簡単に抑えられる打者だったのだ。そしてその攻略法によって森本の成績は昨季、一気に下降した。
 それを受けて、森本の打撃スタイルが今季(正確には昨季後半)に入り、変貌を遂げた。それまでは初球から真ん中から外の真っ直ぐをセンター中心に狙っていた彼が、一転カーブやスライダーといったカウント球の変化球を狙うようになったのだ。これでやられたのが前日の中谷だ。しかし、今日の藤井は外角の真っ直ぐや内角のシュートをうまく使い、「NEW森本」を大いに苦しめていた。第1打席こそ詰めを誤ったが、それ以降は素晴らしい攻めをしていたと思う。

 後が無くなり、藤井に次の出番がやってくるかどうかは分からない。ただ可能性を信じ、次の出番に備えて万全の準備をしてらいたいと思う。

 明日、敗れれば野村克也最後のゲームとなる。もう田中将大に全てを賭けるしかない。




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最終更新日  2009年10月23日 01時02分46秒
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