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2004年09月08日
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ある人気職業の女性から聞きました。

 今の仕事を辞めて、留学しようかな。
 今の仕事を辞めて、専門学校に行こうかな。

同じようなことで悩むんですね~。私も経験があります。
仕事を始めて3年目。ン十万もする『米国公認会計士講座』に
申し込んで、今は実家にダンボールの山がそのまま…(涙)。
あれを申し込んでいなければ、今頃は、もう少し楽な生活が…
あ、いやいやっ、そんなことをグチろうと思ったのではなくて(笑)、

原因を考えてみたんです。
どうしてそういう方向に走ってしまうのか。

きっと、これではないでしょうか?

『今やっていることでは、将来に不安を感じるから』

だから、留学や資格などに飛びつきたくなる。
イメージしやすいんですよね、留学や資格って。
「能力があるぞ」ということがわかりやすい。
それを取っておけば、人生が安泰のような気がする。

でも、実際は違う気がしたんです。
実は、もっと近くに大切なものがある。
気づいていないだけで。

その大切なものとは、

『資格のような形では計れない、
 仕事をしながら身につく能力・技術』。


私は、教員を辞め、違う仕事をしてみて、
初めてわかりました。自分がやってきた仕事が、
他の仕事において、どう役立つのか、ということ。

まさか、毎日書いていた学級日誌が
文章のトレーニングになって、
中国でのビジネス展開の鍵になるとは、
思ってもみませんでしたからね!(笑)

その他、部活の指導、学級運営などなど、
いろんなところで役立ちましたもんね。
しかも中国でも。

私の場合は、辞めてから気づきましたが、
このようなことを、辞める前から意識することができていたら、
きっと、また違う意欲を持って働くことができたと思います。

「この仕事は、この能力を鍛える意味があって、
 その能力は、他の仕事のこの部分にも役立つんだ」と。

ただ今だけの仕事ではなく、『人生において役立つこと』と
思えば、絶対にしっかりとやりますもんね。

ただ、そのような能力をどうやって分類するかが、問題。
元進路指導教師としては、何とかわかりやすい形で
若い人に伝えてあげられたらなぁと思っていたんです。

ところが、なんです!
偶然、ある方から薦められた本がそんな内容だったんです!


仕事のための12の基礎力
  大久保幸夫著  日経BP


面白いです~、この本。

どの仕事ででも必要とされる12の基礎力が、
習得すべき年齢別に書いてあるんです。

学校現場でよく言われていたんですよ、、
『生きる力』って。あ、でも、役人が言っているのは、
なんだかよくわからない玉虫色の表現でした。

でも、この本は具体的で、大変よくわかります。

人生において身につけるべき力をハッキリさせること。
これは、転職が多いこの時代の一つの指針となり、
とても重要なことですよね!

これにプラスして、自分の好きな分野を絞り、
その分野での基礎となる力を考え、身につけるようにすれば、
きっと鬼に金棒。

あ~、教師のときに、こんな感じで
高校生に説明できていたら、よかったのですが…。

いやいや、後悔しててもしょうがない。
これから、人材トレーナーとしての仕事で
役立ていけばいいんですよね。

よし、頑張りたいと思いますっ!!





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最終更新日  2004年09月19日 01時07分42秒
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