2005/01/13(木)19:24
『モノ豊か=心貧しく』なんで?
恥ずかしながら、初めて見ました、
ドキュメント『小さな留学生』。
久しぶりに感動です…(涙)
主人公の女の子の、努力する姿勢に涙。
「日本でも、絶対に、クラス一番になるから!」
中国で、先生の質問にいつも手を挙げていた子が、
日本の最初の授業で、言葉がわからず、流す涙。
すごい頑張り屋なんです。
モノ豊かになると、
心が貧しくなるのは、なぜなんでしょう?
中国に来て、すごく思ったことが、
「どうして、この人たち、
こんな元気なんだろ?」
ということ。おしゃべり好きだし、
女の子でも、ゴハンはモリモリ食べる(笑)。
先日行った、深センでは、
聞いてビックリしたことがありました。
深セン市の男女比率は、3:7。
平均年齢は、27歳。
工場で働く女の子が多いから、とのこと。
どうしても、『女工哀史』のようなイメージを
想像してしまうのですが、
ところが、ところが、
陽気で、元気!
(ただ、テーマパーク周辺しか見てませんが)
その深センのテーマパークに、やたらに
ショーが多いことに気づいたとき、
ふと、思ったんです。
モノが豊かになると、人に対する興味が薄れるから、
心が病んできたりするのかなぁ、と。
昔、エンターテイメントは、
すべて『人』でしたもんね。
何かにつけて、人と接して、おしゃべりしたりして、
それが、楽しみになっていた。
で、同時に、それが訓練にもなっていた。
それが、モノが豊かになって、だんだん
便利になってくると、人と接しなくなってきた。
人と接するのは、面倒なことも多いですからね。
だから、今の日本は、
訓練不足の子供が増えていて、
精神的に打たれ弱い子が多いのかな、
と思ったんです。
歴史教育などは、さておき、
中国には、性格が真っ直ぐな人が多い気がするんです。
納得させるまで時間がかかるけど、
納得すると、つよいぞ~、というような(笑)。
家を出ると、必ず話しかけてくる、
おっちゃん、おばちゃんたち。
あの人たちが鍛えてるんだろうなぁ、やっぱり。