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2005年11月23日
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ある日本人の方が、ボソッと言った言葉に
考えさせられてしまいました。


「日本人って、入社前に会社のことを考えるじゃないですか。
 中国人って、入社後に会社のことを考えると思うんですよ。

 『入ってみたけど、さあ、これからどうしようか?』って。
 日本人は、会社研究をするけど、
           中国人はそれが少ないと思うんです。」


中国で研修の仕事をしていて思うのですが、
やっぱり、中国人の方(特に会社員)の仕事観って、
日本の契約社員やパート・アルバイトに
似ている気がするんですよね。

最初から、終身雇用をあてにしていないし、
他に給料の良い仕事を常に探してますし、
あまり、会社に対して帰属意識がない。

こういう状況に対して、

「中国人は、『就社』ではなく、
      『就職』するんです」

というふうに説明してある本もありますが、
なんか、ちょっと違う気がするんですよね。

というのも、『職人』を目指す人が少ない
感じがするからです。

転職の際に、職種も、ガラッと変えてしまう。
また、みんな、いつの日か、
現場の『職』(=仕事)を人に完全に任せてしまって、
自分は指示だけして儲けることを夢見ている。

中国人の友人が、

「いつか、自分で服屋をやりたい!」

と言うときは、大部分の人が、
自分が店頭に立つことは考えてないことからも
そんな気がします。

ということは、『就職』も、していない。


結論としては、こういうことなのかもしれません。

━━━━━━━━━━━━━━━━
 仕事に楽しみを見出していない
━━━━━━━━━━━━━━━━

『就社』の楽しみ(一人ではできないことをみんなで実現する)も、
『就職』の楽しみ(一つの仕事を極める)も、

誰も教えてくれないから、なのかもしれません。

ということなので、

やはり、
今の自分のやっている仕事は
価値があるはずだっ!!

と自分で自分を励ますのでした(笑)。





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最終更新日  2005年12月26日 01時28分04秒
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