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30代半ばの男性。精液検査を希望して来院。
「昨年“おたふく風邪”にかかり、そのとき睾丸が腫れていた。おたふく風邪によって不妊になると聞いたので、精液検査をしてほしい。」 おたふく風邪による睾丸炎が不妊の原因になることは、わりとよく知られている。 友人の弟も20歳の頃おたふく風邪にかかり、睾丸炎になりかかり、睾丸を氷水で冷やし続けていた、という話を聞いたことがある。 彼は大丈夫だっただろうか。 精液検査希望のこの男性、聞けば子どもが3人いるという。 ・・・それなら今更不妊を心配することもないのではないだろうか? 結婚前とか、まだ子どもがいない夫婦とかいうのなら、深刻になるのも無理はないと思う。 だがこの男性の場合には、わざわざ調べなくても良いように思う。 別に4人目を望んでいるという風でもない。 それなら何故? 医院のスタッフは首をかしげていたが、やがて皆が同じ考えに行き着いた。 「パイプカットと同じ効果をねらっている?」 精液が妊娠能力のないものとわかれば、避妊は必要ないわけだ。 なるほど・・・。 そう言う場合は、おたふく風邪になってラッキー、というものだろうか。 う~ん。 (今日の独り言) 「咳止め薬は便秘になりやすいので気をつけてください」の一言が忘れられなくて、薬を飲まずに我慢しようと思ってしまう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2003.10.23 14:49:23
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