ニャらり家の10月8日
シャルシャル 通信グリちゃん5歳のお誕生日おめでとう!河田さん、こんにちは。グリは10月4日で5歳になりました。遅くなってしまいましたが近況報告です。と言いながらまずは力くん、小町ちゃん、ペリちゃんの様子を(ブログにて)拝見しました。皆さんも仰ってますが、河田さんのブログ上にて兄姉達の様子を知れることは、とても楽しくそして有難いことです。5歳、何となく節目っぽさがありますが、ともかく病気や怪我なくここまで健康に育ってくれたことに感謝です。正直書くネタに困るぐらいでして、これをもって以上終了ってな感じなのですが… 続きがあります。話せば長くなるのですが、事の始まりは1年以上前。我が家に耳を桜カットした地域猫(虎柄なのでトラと命名)が定期的にやって来るようになり、妻がご飯をあげておりました。そのうちトラは姿を見せなくなり、代わりに白とグレーのふっくら丸顔の大変可愛い雄猫(ボンボンと命名)がやって来るように。当初は警戒しておりましたが、そのうちにご飯を食べるようになって4日目、ボンボンと一緒に現れたのは、同じく白とグレーのガリガリに痩せ細った雌猫(ルンルンと命名)でした。そして続けて3匹の子猫(推定2カ月)が登場… ルンルンが痩せ細っていたのは満足に食べることが出来ていなかっただけではなく、子猫に授乳していたからですね。この日から私たちは、何の因果かこのファミリーの面倒を見ることに。子猫は白色(チロと命名)、錆色(チャビと命名)、三毛(ミッケと命名)。チロが雄で他の2匹が雌と見受けられます。まぁ自由気ままな野良猫さんなので、庭のあちこちでの排泄やクルマの屋根の上での嘔吐などやっかいな事も多いのですが、母子が仲睦まじく遊んでいる姿を見ると、それはそれでほっこりするものです。いっぽうこのままで良いのか? という思いがしばらく経つと湧き起こってきました。この先いつまで面倒を見ることになるのか? 子猫はいつしか巣立っても母猫は再び妊娠して子猫を産むのでは? といった類の話しですが、この頃になると父猫はほとんど来なくなっていた為、まずは母猫を捕獲して避妊手術を施したうえで自然に帰す、いわゆるTNRを行うことを決めました。幸い、市内で保護猫活動をしている方との知己を得て捕獲器を借り、いざチャレンジか! となったのですが、ここで事件が起こります。子猫一匹(三毛のミッケ)を残して、母猫と他の子猫が蒸発。ミッケは3日3晩鳴きながら我が家の近所を彷徨う始末で、さすがにいたたまれなくなって、ミッケの捕獲を試みたところ見事成功。病院で諸所の検査を済ませ健康状態に問題がないことが分かったところで、しばし我が家で飼育することになりました。当初はそのうち里親募集を、などと考えていたのですが、家の中で24時間一緒に居ると、どうしても情が移ってしまいますね。初日こそ一晩中鳴かれて目が充血してしまいましたが、翌日にはすっかりスリスリゴロゴロ甘えん坊に。いっぽう私たちの最大の懸念はグリとの相性。そこに問題があってはさすがに飼うことはできません。のんびりおっとりのグリなので攻撃的になるとは思えませんが、逆にストレスを感じながらもそれをグッと堪えてしまうのでは…? との懸念がありました。今日このメールを打っている時点で、グリとミッケの同居生活は2週間余になります。やたらとちょっかいを出すミッケとシャーッと軽く威嚇しながら立ち去っていくグリ。時には空振りパンチで応酬することもありますが、2匹の距離はあまり縮まっていかない感じです。私たちが見たいのはグリとミッケがくっついて寝るシーンや互いにペロペロ毛繕いする姿なのですが、それは人間の勝手な妄想なのでしょうか。ま、いずれにしてもあせらず見守って行きたいと思います。グリとミッケの明日はどっちだ⁈***グリちゃん5歳のお誕生日 おめでとうございます。お家に迎えられて以来、ずっと独り占めしてきた パパママからの愛情。これからずっと 僕だけのものと信じてきた パパママからの愛情。この5歳と言う充実した日々に、まさか!?パパやママの心を奪うライバルが現れようなどと思ってもみにゃかった。僕の許しも無く、僕の大事にしてきた空間にずかずかと入り込んで・・・。僕は許せにゃい。おまえは嫌いだ。出て行け!パパママは騙されているの?僕はもう要らない子にゃの?僕がこんなに悲しんでいるのに 解らにゃいんだね?はい。ここまでが、シャーッと軽く威嚇しながら立ち去っていくグリちゃんの偽りの無い心です。二匹目の 可愛い子ちゃんをお迎えになるご家族様「先住猫ちゃんの心のケアを何より大事にしてください」と、私が常々申し上げているのは先住ちゃんの心がこれほど揺れ動くからなのです。しっかり愛情をもらって育てられてきた猫ちゃんほどよりいっそう嫉妬心が強いものです。ベッドに載っているグリちゃんの耳が、 どちらに向かって開いているかわかりますか?後ろにいる猫の一挙手一投足を警戒しています。のんびりおっとりの猫などではありません。さて。そうは言うものの、路頭に迷った幸薄い猫を見て見ぬ振りが出来るかと言うと…出来ませんよねっ?!ですので、ここは人のズルイ小技を使って先住ちゃんの心を懐柔するしかありません。「先住ちゃん、あなたが一番。あなたがとても大切。」「OK.礼儀の無い奴はひっぱたいておやりなさい」「我慢しなくても良いのよ、パパとママはあなたの見方。」日本語は聞き分けられなくても、感じ取ることが出来ます。誰よりもたくさん(少しじゃダメなんです)愛されていることが解ると、兄は弟を、猫は他猫に「許す」という事ができる様になります。「ただいま」と、お家に帰ってきた時、玄関に二匹がお迎えに来ていたら、必ず先住ちゃんを抱っこして、リビングに入って下さい。大丈夫。互いにペロペロし合う猫はいます。(互いが空気の存在の猫もいますが・・・。)今までにたくさんそういうお便りを頂いてきました。グリちゃんだってそうなれます。とっても優しい子ですから。