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テーマ:障害児の親として(1435)
カテゴリ:自閉症の娘のこと
先ほど、学区外(車で10分弱位)の特学に見学に行ってきました。
とりあえず、評判のよさそうなところをなるべくたくさん見て、家を建てる場所の参考になれば・・と考えています。 今日のところは、中心部にあるせいか、子供の少ない印象。 実際、特学の子供、1人を除いて皆、学区外だそうです・・汗。 知的1人に情緒4人。 ほとんど男の子で、知的の一人が女の子。その子は重度そうで、何度も左手首辺りを噛んではキィーキィー奇声ほ発し、歩き方もつっぱったような感じで・・てんかんも知的障害も重いらしい子でした。でも、6年生なので、来年は卒業していますね。 他の子は、1年生は2人、一人はADHDがあるくらいで、普通級でもやっていけそうなレベルとのこと。親御さんの考えで、幼稚園にも行っていなかったので・・というような理由で情緒枠で入れているが、そのうち普通級にいくかもしれない、と。 もう一人は、どこかで見たことあるなあ・・と思っていたら、託児療育で一緒だった子でした。 自閉症中度ということで、かめたんと同じレベルかなあ・・結構適応してやっているが、重い子の真似をするような事があるそうで、本当はもっとできる能力があっても、できなくなってしまうので、あまり見せたくない・・と言っていました。 この1年生二人が、1学級(低学年)でした。 小さな教室で、黒板ではなくホワイトボードで、すぐ隣りには大きな流し台があったりしたけれど、落ち着けるような配置がされていました。(座る席と流し台の間には仕切りの戸棚があったりとか) 平仮名が読める二人なので、と、時間割は先生の綺麗な字で全部平仮名、視覚支援はそこにはされていなかったけれど、ロッカーの上には1人1個、カゴが置かれていて、ノートと筆箱(だったような)の絵カードが置かれており、視覚支援の部分もありました。 先生は、高学年が30代くらいの男の先生、2年前から赴任、とても感じのよさそうな優しい人で、聞いたところ、「自分で言うのもなんですが、そういうの(視覚支援)は結構やっていると思います。と笑顔でさらりと言っていました。全部ではなく、その子に合わせて、配慮が必要なところに使用している感じでした。 低学年の先生は、30代前半かな?きれいな女の先生。この先生もとても感じがよく、なんと函館盲学校から去年赴任してきたばかりで、やはり函館はおしまコロニーがあるので自閉症に対する視覚構造化がかなり行き届いているらしく(特学でも)こっちに来て、びっくりしたようです・・。 そして、この学校も自分で変えている、と言っていました。 旦那さんも養護学校の先生だそうで、自閉症の特性や関わり方については、充分知識を持っている感じでした。 先生達の印象はとてもよかったです! ただ、知的の子がただ1人で、6年生なので、3月に卒業して、新たに入ってこないと、先生が1人減るんだそうです・・・。 やはり、知的障害を持っていても、自閉症であれば、情緒枠ということになるらしいです。 (よほど知的のレベルが重度に低ければ別らしいですが) 先生方は、知的枠で入ってきてくれた方が、目も行き届くので、有り難い・・とこぼしていました。 そうなんです。 札幌レベルのことなのか、定かではありませんが、 知的障害枠の場合、生徒1人につき、教師3人、 情緒障害枠の場合、生徒1人につき、教師6人という制度が決まっているようです。 教師が多い方が、教師も生徒も親御さんもよいのに・・コストがかかるせいなのか?そういう制度があるのは・・この差はなんなんでしょう? やはり情緒障害の大変さがまだまだ理解されていないという事でしょうか? うちの学区内の小学校と比べると、生徒数が全然違いますし、教師の考え方も全く違うので、やっていることも、生徒の質も違う気がしました。 やはり・・学区内の特学の方がやっている事は普通級に近いかな? クラスの雰囲気も、ね。 今日の先生が言っていましたが。自閉症に対する先生の考え方というのは、本当に分かれているんだそうで・・視覚支援とか構造化とか毛嫌いする先生も結構いるらしいです。 学区内の特学の先生もそうなんだろうな・・。 でも、特に大事なのは小学校1~3年生なので、(4年生くらいになると、情緒も育ってくるので、ある程度我慢できたり待てたりできるようになる)そこを、そういう学校に入れて、無理に適応させようとするのは・・う~ん・・危険なような気もしますよね、と言われました。 確かに、その通りかもしれないですね・・。 そういうマンモスの歴史ある特学(学区内の特学のことです)は、生徒さんが自然にそういうレベルの子(そこでやっていけるレベルの子)が集まってくるんだとか。 まあ、実際、手のかかる子は排除しているような感じを受けましたが。 今日、女の先生に、「自閉症にはやっぱり・・養護の方がいいって思ったりしますね。」と言われました。 やはり、内容的にも、自閉症の特性に合った事をしているので、そういう意味ではレベルが高いのだとか・・。 そして、中学校の特学にいたっては、ほとんど全く自閉症に対する特別な配慮なんてものは存在していなく、そこで困った親御さんが、慌てて養護に駆け込むケースが多く、養護も中等部は飽和状態らしいです。 特学に入っても、小学校高学年で、親御さん達はまた大いに悩むのでしょうね・・私も含めて。 私が少し落ち込んで(養護は遠いので・・)「やはり自閉症は養護の方がいいって、先生は思いますか?」と最後に聞いてみたら、「みんながみんなではないです。実際、普通の子と混じって育つ子もいるから・・その子によりますね。」と言っていました。 確かに・・養護学校は本当に視覚支援も作業の内容も自閉症向きというか・・まあ、半数以上が自閉症という学校ですからね。 でも、かめたんは会話もある程度成立するし、適応力も身に付いてきて、問題行動はあまりみられない。 ただ、不慣れなスケジュールや、何も予定のない余暇というのが苦手で、我慢してもできずに、号泣する。 感覚過敏もあり、最近は足の爪を切るのが、かなり大変になってきた(痛くて恐怖のようだ) 言葉の面では一見軽度に見えるが、(イントネーションや話し方も自閉的な感じは少ないらしい)あらゆる状況に対して、適応できるかといったら、全くそうではない。 かえって、自閉度は強い方だと思うので、なかなかやっかいだ。 毎日同じ事を言って繰り返したり、いろんなものをリュックに入れて背負っていて、精神を落ち着かせていたり、遠足やママの参観、避難訓練など、いつもと違う事には視覚支援を使っていて、それでやっと泣きながらも耐えられるレベル。 平仮名は50音は一度覚えたはずなのに、結構忘れている、が全く忘れているわけでもない。 自分の名前は固まりで覚えたらしく、平仮名なら連なっていても自分の名前だと認識している。 絵は顔のみ、髪の毛はライオンのようで、手足は生えていないが、模倣はうまくなり、見本を示してあげると、バナナや苺もそれなりに見えるようになってきた。 字は・・全くかけない・・筆圧も弱い。 鉛筆はまだグー持ち。スプーンもね。 本当に不器用だと思う。 会話は大分通じている。ママの名前も最近理解している。 かめたんは、大体、こういう子だ。 9月上旬に教育委員会の予約が取れた(それまでいっぱいでびっくり!) そこで、まずかめたんの状態を見て、状況を話す、相談の場となる。 判定を受けるのは、また別に機会になると思われる。 きっと、いや、かなりの確率で特学判定だと思っている。 特学判定を受けても、養護に行った方がいいのか、行けるのか。 その辺もいろいろ含めて、情報収集しなければ・・。 夏休み前にもう1校、特学見学に行ってきます。 あ?書いたっけ? 学区の養護学校は、先月見てきました。 公開見学日だったので・・印象は去年よりよかった。 けど、普段もあんな感じなのかな? 視覚支援(スケジュール、カード、時間も視覚で伝えていたり)は結構されていました。 教室もたくさんあって、1部屋はそんなに広くないので、しかも一人にならないと不安になる子などは、机を壁に向けて、サイドについたてを付けていたり、ああ、イヤーマフを付けている子もいたな・・特学ではなかなか理解されないイヤーマフ・・自閉症のための学校という感じがしました。 でも、どうして、特学にいけるレベルなら、特学に行った方が・・とよく言われるんだけど、どうしてなの? 般化できるようになるから? 伸びるから? よくわかんないよ、どこの学校に入れるのが、かめたんにとって一番よいのか・・。 だれか教えて下さい・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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