2010/02/07(日)00:42
美崎さんの「新刊公開企画会議」(ダダ漏れ)
今日は寒かったですねー!
強風であちこち電車が遅れてました。
しかも昨日から風邪っぴきで、はなみずが大変だったのですが、
こちらのイベントへ参加してまいりました。
美崎栄一郎氏のビジネス書 新刊公開企画会議 (SK3)
大ヒットした、
「結果を出す人」はノートに何を書いているのか
や、
会社って楽しい?
の著者であり、
スーパーサラリーマンである美崎栄一郎さん。
(どうしてスーパーなのかは検索!)
おお~、ナマ美崎さんだ!と興奮www
その美崎さんが、今度実業之日本社から出される新刊の中身を、
著者・編集者・読者の三つ巴で作ってしまおうじゃないか、
という大胆企画。
大枠として「バッファ仕事術」というコンセプトはあるのですが、
それ以外のことはみんなで決めちゃう、みたいです。
「会議」の中でも触れられていたのですが、
普通、書籍の企画内容って、編集者と著者だけで詰めて、
基本的には発売になるまで一般に公開はされません。
編集者はプロの読者であり、目利きである、というのと、
良い企画内容は他社に盗られる可能性があるため、だそうですが、
今回はそれを、最初っから、あけっぴろげに、
ガラス張りで進める、というので、画期的です。
(実際に『会社って楽しい?』の版元である、
他社=ビジネス社の編集者さんもいらしてましたし…)
会議に参加している読者は、
美崎さんに「こんな本が読みたい」とリクエストを出したり、
今後カバーデザインや、値付けなどにも口を出せる、ようです。
しかも、Ustreamという動画配信サービスを利用して、
「会議」はリアルタイムで全世界に配信!
(なので、ダダ漏れ。漏れというか、ダダ漏らしというか)
今回、USTでの参加者はMAXで120人くらいだったそうですが、
USTで観ている方は、
twitterを通して質問やコメントを投げることができます。
しかもユーザ側は全部無料。
いい時代になりましたねぇ(笑)
もちろんリアルで場を共有するというのは、
とても大事だとは思いますが、
関東以外の地域に住んでいる方には、
とても有用なツールだと思います。
そのうちママイキもUST中継したりしてね。
こちらは、ゲストで登壇されていた、女子勉さん。
ビジネス書を4コマで紹介する4コマ書評ブロガーです。
顔出しNGとのことで、かわいらしい手作りボードを持ちながらのご登場!
「会議」の開始前から、その存在感が気になっていた女性だったのですが、
じつは女子勉さんだったのでびっくり。
今日の「会議」は、プロローグ的な意味合いが強かったとはいえ、
出版業界の「常識」を知ったり、かなり興味深かったです。
以下、質疑応答メモを貼りつけます。
■契約書ってあるの?
著者と出版社の間で、あらかじめ契約書を交わすことはない
出版後に取り交わすことが多い
(定価や部数が決まらないと、契約のしようがない)
美崎さんのコメント
「古い時代の日本が残ってる。
著者と編集者の間で、原稿書いてくれるよね、守秘してくれるよね、
という暗黙の了解」
■美崎さんにビジネス書を依頼しようと思った理由は?
ノート本に「仕事を入れない日・時間を作って、バッファにする」
という記述があり、興味をもった。
美崎さんのコメント
「バッファがあれば、突然降ってきた仕事にも対応できる」
■kindleでのリリースは考えているか?
iPhoneアプリ、iPadでのリリースは検討中。
■再販制度への挑戦はしないのか
美崎さんのコメント
「全国どこへ行っても、ネットでもリアルでも、
同じ値段で、同じ内容のものが買える、というのは必要。
それが本の価値だから。
現在の、書店がリスクを負わずに商品を仕入れることができる仕組みは、
問題だと思う。」
■美崎さんが、仕事で大切にしていることは?
買ってくれたお客さんが喜んでくれるかどうか。
最後に名刺交換タイムがあったので、
ちゃっかりサインをいただきました!
トランプみたいなのは、美崎さんの名刺です。
「あ、アユミちゃん」と言ったら、
おまけでユウちゃんもいただきました♪
会社員をしながら、OFFの活動も大充実の美崎さん、
目標とさせていただきたいです。
別件でメールのやり取りをさせていただいたのですが、
本当に返信が早くて驚きました。
凄すぎ~
次回は、実際の「企画」についての会議。
これは盛り上がりそう!
今度は平日なのですが、できれば参加したいと思ってます。
美崎さん、主催者の皆さま、参加者の皆さま、ありがとうございました。