仮想現実-ＶＲ18-

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評価(最高★5）/★★★★☆
Ｈ度（最高★5）/★★☆☆☆


【システム】
・インストール後の起動時にDisk不要
・キーボード、マウス操作良　ホイール対応
・Play環境　Vista

【感想】
予定リストの中になかった１本w（をぃ

一応男性向けですが、女性にも楽しめる作品だと思います。
不思議の国のアリスや銀河鉄道の夜、もしくは999などの異国や異世界を旅するものが好きな方には良いのではないでしょうか。

かと言って、テキストは文学的で硬いものではなく、会話文のみのシュールでクスっとさせられるような笑いを撒き散らしながら果てしなく暴走したものになっています。
たまに哲学的でシリアスな場面もありますが、基本はどたばたコメディ。
で、藤○氏や松○氏を始めとする…大丈夫かと思うパロディネタもあちこちにばら撒かれています。

最初は主人公と関西弁のインコ、謎の赤ちゃん語をしゃべる小さな女の子から始まるのですが、本の世界を旅する内に、ささいな出来事からだんだんと謎が増え、Playerを引き込むシナリオは秀逸。
絵も乙女ちっくに綺麗です。

ヒロインENDがあるのは２人だけですが、各本の中で女性達と知り合い、CGが１～２枚と軽いものの、様々なシチュエーションのHが見られます。
おっぱい星人な方も一見の価値ありかと…自分的には蓉子イチオシw
何気に百合率も高いです。

好きなキャラは関西弁（京都弁？）を喋る九尾の狐、玉藻の前と男装麗しい蓉子が特にお気に入りでした。

この作品に登場するキャラ達は他の作品からいろいろ引っ張ってこられているらしいのですが、たま～にそれを匂わす発言はあるものの、あまり気になりませんでした。
…が、同メーカーさんの「顔のない月」はPlayしとけば良かったかなとチラっと思いましたね。

そういえば、今回はBGMがありません。
時計の音や鳥の鳴き声、汽車の音など（場面によっては音楽ありですが）自然の音のみです。
Playerによっては退屈な方もいらっしゃるかも知れませんが、自分は返って本編にハマることができました。

それにしても、一般ENDのネタは最近酷評した痴漢ものと元ネタが被っているのですが意外に使われてるものなんですね…。

個人的には手軽なお値段以上に楽しめた良作品でした。