仮想現実-ＶＲ18-

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評価(最高★5）/★★☆☆☆
Ｈ度（最高★5）/★★☆☆☆


【システム】
・インストール後の起動時にDisk不要
・キーボード、マウス操作良　ホイール未対応
・Play環境　XP

【感想】
好きな仕事をこなしつつもその反面で、友人達と疎遠になっていくことを気にしている会社員。
地方から出てきて都会の大学に通いながら自分の在り方に悩む大学生。
成績優秀で進路も決まっているにも関わらず大人のいいなりになるようで抗っている高校生。
いつものように猫缶を片手に夜の公園を訪れると…。

久々のBLですね。
キャラは３人、始める前に誰かを決め、そのキャラ視点で話が進んでいきます。
全員リバ有なので、計12種類のEDがあるわけですが、ストーリー自体はSkipなしでも40分前後で終わってしまう短さでした。

残念なのはそこで、恋愛感情に気づいてHまでの展開が速いですし、その前までの話もこれという盛り上がりもなく、会話も普通で、「まぁ、そんな悩みもあるよね」的な身近すぎるというかありがちというか反応しにくいものでした。

キャラ選択で視点を変えてもそれぞれが抱える悩みは同じ、恋愛感情に気づく経緯も似たようなものなので、全員視点×リバにする意味があまり感じられなかったり…。
あの独特な夜の空気、公園の雰囲気の設定をもっと再現して欲しかったですネ。

でも作りは丁寧だと思います。
メッセージウィンドウもデザインが良く、BGMも夜の雰囲気に合っていて違う世界にいきそうになります（をぃ
そして、原画のヤマvびっこさんの絵が柔らかく綺麗で、塗りもボカシが上手く、目の保養になりました。

HCGも少なめですが、リバ含め12種類用意されているのと、声優さんの上手さで美味しく頂けると思います。

全員クリア後のおまけですが、各キャラと猫たちとの出会いとショートストーリー…んー、猫好き（動物好き）な人は少し涙してしまうかも…？

性格は野並（会社員）→朴念仁、御器所（大学生）→子犬、本郷（高校生）→ツンデレってところ。
ルートは本郷×野並が好きですね…唯一笑えたルートなので。