仮想現実-ＶＲ18-

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評価(最高★5）/★★★★☆
Ｈ度（最高★5）/★★☆☆☆

　
　【システム】
・インストール後の起動時にDisc不要　
　※但し、インストール時に同梱されているPWが必要
・キーボード、マウス操作良　ホイール対応
・修正ファイルあり　公式
・Play環境　XP

　【Ｍｅｍｏ】
・男女声あり
・名前固定
・ルート制限あり
・ワイド画面

　【攻略キャラ】
・一条、香奈枝、茶々丸、他1名

　【概要】
鍛冶師の魂を込め、文字通りその意思を持つ甲冑、劔冑（ツルギ）――
それを纏い、非公認の警官である湊斗景明は村を全滅に追いやる“銀星号事件”を追う。
その途中で出会う人々に襲う“悪”をその刃にかけるも、彼は“善”である人までもを殺す。
“善悪相殺”、彼の纏う劔冑（ツルギ）にかけられた呪いの意味とは…？
――これは英雄の物語ではない

　【感想】
ニトロプラスさんの10周年作品。

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初回限定版、木箱入り。
思わず正座して蓋を開けました。
いいですね、木箱ｗ

公式や体験版に触れれば分かりますが、重いです、長いです。
そして、中には残酷な場面もあり、女性が一方的に凌辱されたりルートによっては胎児が…なんてのもありますので苦手な方はご注意ください。

しかし、重いばかりではなくキャラ同士の会話が天然から引き起こされるボケとツッコミや自虐的なものなどが面白く、かなりツボを突かれ声を出して笑った場面が多々あります。

男女とも個性的で良い味を出していますし、今回は3Dの劔冑が良く動き、しかもカッコイイ。

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BGMも流石ですね、重厚なものから儚いものまで、違う世界へ連れていかれそうでした。

ただ、戦闘場面での説明文や思考分の長さ、くどさは場の緊張をuserに伝える以前に、その“刹那”の瞬間を殺してしまい、勢いが削がれてダレることがしばし。
あと、竹林を「ちくりん」、「たけばやし」と疎らに読ませていたのが気になりましたか。
他にもケアレスミスがちらほら…良い作品なだけにこの辺はデバック作業を含め、もう少し丁寧にお願したいところ。


※ここから若干ネタバレ入ります


キャラは登場の仕方が漢なだけに後々、その“正義感だけ”の一条に胃がもやもやしつつも彼女が彼女の劔冑、正宗と“正義”の裏にあるものに気付いていくあたりからは面白かったです。
正宗の無茶な言動にも笑いました、凄いなぁ、嫌だなぁ、こんな劔冑ｗ（誉めてます

香奈枝嬢も、中盤から後半にかけての心境の変化が興味深く、破壊された性格も好きなのですが、シュールネタも過ぎればくどく、中の方のろれつの怪しさも含めて個人的にもったいないというのが。
…彼女のアレを見てイクラを思い出したのは自分だけですかネ。

茶々丸のラストCGでも思いましたが、香奈枝嬢のKissや一条の髪かきあげ、簪など、何気に乙女で、何気に男前な景明が表情を見せているので、そこは女性にもウケが良さそうだな、と。
彼自身が、クールなようでいて天然、ヘタレ、愉快な性癖と様々な面を持ち合わせ「一人多属性」と美味しく、苦悩する姿を含め眺めていて飽きないというか、次はどんな反応を見せてくれるのか楽しみというか…ｗ

童心坊、雷蝶など“悪側”っぽい六波羅の面々も酷いことはしていますが心打つ場面もあり、特に雷蝶の戦闘場面はもっとちゃんと見たかったです。

その中でも村正の泣きCGには心射抜かれました、自分でも理由が分かりませんが、迂闊にもときめきました、これが…恋？（をぃ
景明を元気づけようとする無茶っぷりといい、最後の最後にきたっ！って感じですネ。
個人的にはもっと着衣でも良いのでエロ見たかったです…絵が魅力的なだけに、ちと残念。

“善悪相殺”というテーマは人によっては考えさせられるかもですネ。
作品の中でそれを最後まで貫き通しているのは凄いと思います、はい。
自分は雪車町の“善だろうが悪だろうが真面目に生きている人間が好き”という考え方が興味深かったです、多分理解はできませんが。

それにしても、何が悪鬼って景明の営業スマイルほど悪鬼なものもないと思いますよ、えぇ。
暗黒星人コワイ、コワイヨー

余談ですが、修正ファイルを使用される際にはパソコンの環境により事情が変わるかも知れませんので、推奨スペック共よく読まれることをお勧めします。
自分の場合、初期→Ver.1.20にして皇路卓の音声がでないので初期に戻したままPlayしましたが、フルコンプで埋まらないCGがあり、ほぼ終わりかけにVer.1.30が来ましたが、それ以前のセーブデータが使えないとのことなので、この辺、かなりもたつきました…。




※画像はNitroplus様の著作物転載ガイドラインを参考にお借り致しました。