2020年05月の記事一覧 | のん木ぶろぐ

ササゴイの悲劇２

前回、紹介したササゴイの巣。２７日早朝、電力会社の方のより撤去されました。その後も２羽の協力のもとに、着々と準備は出来ていたのですが、何分電柱の下は通行道路で大量の白い糞が落ちていたために、近所の方の通報により電力会社により撤去されたものと思われます。撤去される前日には、巣も随分と出来上がり完成も近かったのですが、可哀想ですが場所が悪く、残念で可哀想です。今では、巣は完全になくなり後には巣が作れないように、防止用に尖がった物が置いてありました。巣がある時の写真は、これが最後となってしまいました。何故この様な場所に巣を作ったのか・・・疑問は残りますが、ここの所の水害により河川の木を伐採しており、そのために巣を架けるような場所が無くなったことも一因かもしれません。それから数日経って、二羽のササゴイの姿を、元あった巣の近くの電線で見かけました。やはりササゴイも心残りなのか、私も辛い気持ちで、巣のあった場所を見上げる毎日です。

2020/05/31

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ササゴイの悲劇

ササゴイは、ペリカン目サギ科の夏鳥です。５月１９日、我が家の屋上に上がり花に水をやっていると、すぐ上を結構大きな鳥が飛んで行きました。サギのようにも見えたので辺りを見渡して見ると、１００メートルほど離れた電柱の上に、二羽のサギの様な鳥が止まっているのが見えました。それから、カメラを取りに行き撮影して見ると、その鳥は夏鳥のササゴイである事が分かりました。一羽の口には、小枝の様な物が咥えられていて、これから巣作りをしようとしている事が分かりました。どの野鳥も今が、巣作りのシーズンです。ササゴイは、全長４０～５０センチ。後頭には数本の羽毛があり、体の羽根の模様が白いササの葉に見える事から和名が付いています。生態としては、川や沼・池・水田などで魚や両生類・甲殻類などを捕食して生息しています。二羽のササゴイは、離れた場所に居ましたが作りかけの巣は、すぐ近くの電柱の天辺にある事が分かりました。本来は、コロニーを形成して、樹上に巣を作るのが普通ですが、電柱やテレビアンテナなどにも作るケースも稀にあるようです。二羽は役割分担が決まっていて、オスが木の枝などの素材を運び、メスがそれらを組み合わせて巣作りするという具合です。観察していると、それから一週間余りは毎日この作業の繰り返しでした。しかし、実は巣をかけた場所が非常に悪かった。そこからササゴイ達の悲劇が始まります。後半は、次回に・・・

2020/05/29

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旬の野鳥

とにかく今が旬の野鳥、三種類です。まずは、ブッポウソウ。今は、子育ての真っ最中で、吉備中央町に設置されている巣箱には、沢山のブッポウソウが東南アジアなどから渡って来ています。今年はコロナの影響で見物人・カメラマンの姿も少なく、ブッポウソウも落ち着いて子育てをしているようです。続いて、イソヒヨドリ。毎年、我が家の周りで子育てしているイソヒヨドリですが、この写真を撮影した時には一羽のメスを巡って、オス二羽が争っていました。その後どうなったのかは不明ですが、時々姿を見かけたり鳴き声を聴いたりしている現在です。最後は、クロヒョドリ。県北の森に出かけると時々姿を現します。姿に似合わず綺麗な鳴き声が特徴で、ひょうきんな感じがして親しみ易い野鳥です。今回紹介した三羽は、それぞれに特徴があり一度見ると忘れられない鳥達です。本当に今の時期は、多くの野鳥が現れ過ぎて目移りするほどです。これが夏になると急に激減してしまい、今のうちに一羽でも多くの野鳥に、会いたいと思っている今日この頃です。

2020/05/28

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ラーメン　麺屋じょーだん

本当に久々に訪れました。岡山で多分、好きなラーメン屋さんの五本の指に入る、麺屋「じょーだん」さんです。場所は岡山市役所の東にあり、いつも市役所関係や、岡大病院の人などで賑わっています。まったりとした濃い目のスープは、クリーミーで塩加減も良く、小魚の香りも少しして、かなり美味しいスープとなっています。麵は自家製の細麵、チャーシューはトロトロとバラの二種類、ネギと背油少々という絶妙な組み合わせです。本当に近ければ、毎日のように行きたいラーメン屋さんですが、なかなか行く機会がないのが残念です。岡山市内には、他にも数店おいしいラーメン屋さんがあって、コロナが収束した時には是非訪れたいと思っています。

2020/05/27

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タニウツギとアサギマダラ

コロナが流行っても、季節は関係なく穏やかに流れていて、本当に安心します。県北の森に出かけて見ました。私の好きなタニウツギの花が咲き始めましたが、まだまだ蕾も多くてこれからという感じです。撮影したタニウツギは特に沢山開花しているもので、ほとんどの物は蕾が多く、これから花開くという感じです。タニウツギの花は、別名「田植え花」と呼ばれ、田植えの始まる季節に開花するようです。今は、田植えの時期も早まりましたが、昔は６月というのが田植えの本番だったので、タニウツギの花の満開も６月という事になります。そんなタニウツギの花の中を飛び回っていたのが、数はまだ少ないですがアサギマダラでした。アサギマダラもこれから、東南アジア方面より長距離を飛んで来る蝶で、偶然にも見る事が出来安心しました。カッコウの鳴き声も遠くで聞こえ、アカショウビンの鳴き声も聞こえて、梅雨の季節が本番を迎えようとしています。野鳥好きには本当に嬉しくなる、梅雨の訪れまじかの季節です。

2020/05/25

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子猫来る！

5月13日夕方に、生まれて4〜5日程しか経たない子猫が、保護されて来ました。今年は、1月25日。飼い主の決まっていた子猫を、2週間預かりました。それ以来の子猫と言う事になりますが、こんなにも小さい子猫は、育てた事がありません。ただ一度だけ、これぐらいの子猫が少し来た事がありましたが、弱っていてすぐに死んでしまいました。この猫の兄弟は３匹居たそうですが、育児放棄のためか母猫はおらず、１匹はすでに死んでいて残り２匹のうち１匹も亡くなりました。残った１匹が我が家に来た子猫ですが、体重は１４５グラムしかありませんでした。まだ自力でミルクを飲むことも出来ず、スポイドでミルクを与えています。下痢もしていて、思うように体重も増えません。１回５ＣＣを1時間半の間隔で飲んでいます。それから１０日程経ち、病院で点滴もしてもらいながら、ようやくミルクの量も増えてきて、２２日・１８３グラムになりました。ただまだ下痢をしていますので、安心は出来ません。このように小さい猫は、体調も激変するので気が抜けない毎日です。目も開いて、随分と可愛くなってきています。がんばれ！子猫。

2020/05/23

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仲田晃司さんのワイン

ブルゴーニュ在住のワイン職人で、我が街・高梁市出身の仲田晃司さんのワインを飲んでいます。仲田さんは、1995年単身フランスに渡り、2003年自分の醸造所を開設。そこで「ブルゴーニュの神様」アンリジヤイエから絶賛され、「神様が認めたブルゴーニュ」と呼ばれる様になりました。詳しくは、NHK「プロフェッショナル・仕事の流儀・世界で認められた日本人」で放映されました。なかなか手に入らないという仲田さんのワインですが、地元出身という関係で高梁市内の小さな酒屋さんが、帰国された仲田さんに会いに行き販売ルートを手に入れられたそうです。２００８年には、ジャンベルタンという醸造場近くに自分の畑を購入、そこで葡萄は勿論、土にまでこだわってワイン作りをされていると、テレビでも紹介されていました。だいたい私は、日本酒党なのですが、これらのワインは本当に飲みやすく、何とも言えない旨味があります。今回は、白二本と赤二本購入して、毎晩少しづつ飲んでいますが、ついつい飲み過ぎてしまいます。今が旬のタケノコ料理にも良く合い、日本酒とはまた違うワインの美味しさに開眼しました。本当に美味いワインですので、お勧めします。

2020/05/22

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ヤマガラの巣

私の作った巣箱にはまだ来ませんが、コゲラが開けた自然の朽ち木の穴に、ヤマガラの巣を見つけました。４月８日のブログ「ヤマガラの巣作り」で、工房で満開の桜の下でヤマガラが一生懸命、巣の中に入れるコケを集めていましたが、今回の巣では、すでに子育てが始まっているような感じで、ヒナの鳴き声も少し聞こえていました。実はサンコウチョウを探しに出かけていたのですが、サンコウチョウは見つからずヤマガラを見る事が出来ました。ヤマガラの巣の内部は、コケなどを組み合わせた皿状の形になっている様で快適です。この時は、オス・メス二羽のヤマガラが、辺りを警戒しながら巣の周りを飛んでいました。ヒナの餌を運んだり、汚物などを外に出しているようでした。最近、巣箱を作っているので巣の穴の大きさに興味がありましたが、やはり直径３センチ位でした。高さは、低い場所より少し高めの所が良いようです。しばらく見ていると、中に居た一羽が中から顔を出して可愛い目で、こちらを見ていました。ヤマガラは平均５～８個の卵を産み、抱卵期間は１２～１４日、ヒナは孵化してから１８～２０日で巣立つそうです。また、時間があれば是非、ヤマガラの巣の様子を見てみたいと思っています。

2020/05/21

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サンコウチョウ

鳴き始めがほぼ同時期だったので、夏鳥として渡って来たのは昨年と同じだと思いましたが、サンコウチョウもオオルリと同じく、今年は少ないように思います。毎年、よく来ている場所ではまだサンコウチョウの鳴き声を聴いていません。姿を見たのも昨日が初めてで、一羽のみ時間も短いものでした。オスがいればメスの姿も見かけるのですが、メスはまだ姿を見せてくれません。サンコウチョウも、これからが子育てのシーズンとなりますので、鳴き声を交わして飛び回ってくれることを望みます。サンコウチョウの生息場所は、杉やヒノキが蜜集していて、そのそばに竹林などがあれば言う事はありません。そこに立っていると、サンコウチョウ独特の「ホーイ・ホイホイ」という鳴き声が聞こえますので、少し高い場所に気をつけていると見る事が出来ます。サンコウチョウが飛んでいる姿は、長い尾をたなびかせて本当に優雅で、一度見ると取りつかれます。

2020/05/19

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伝説の怪鳥トラツグミ再び！

先日、森の中を歩いていると、カメラ片手に歩く若い野鳥マニアの方とお会いしました。　いろいろと野鳥について話しましたが、早朝から森に来ていた彼は、聞きなれない低い金属音の様な不気味な鳴き声が気になるという事を話してくれました。丁度この時に私も一年振りに、この低い金属音の様な鳴き声を聴いて、一年前に新庄村の田浪キャンプ場でソロキャンプした事を懐かしく思い出していました。初めて聞いた彼は「何の鳴き声でしょうか？」と尋ねるので、「あれはトラツグミですよ」と答えました。私も一年前に初めて、テントの中で一晩中真っ黒な森の中から聞えて来る、トラツグミの声を気味悪く聞いていました。昨年の６月２６日のブログに、その事を詳しく載せていますので興味のある方は、今回と併せてお読みください。その後、偶然にもトラツグミの姿を見る事が出来たので、ハッキリとはしませんが写真を載せておきます。もう少し早く撮れていれば、訪ねてくれた彼にも、見せる事が出来たのにと残念に思いました。今、県北の森をはじめ様々な所で、多くの野鳥が見られる一番良い季節です。遠出しなくても、身近な所で見られますので是非、野鳥達の姿をご覧ください。

2020/05/17

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タモギダケ

「タモギダケ」て知ってますか？私は道の駅で初めて見て、今回初めて食べました。日本では北海道や東北では流通しているそうですが、本州ではまだ流通が少ないそうです。「タモギダケ」はシイタケと同じように原木栽培も可能だそうで、これからは食卓に登る事も多くなるかも知れません。今まで見たことも無い黄色な色彩が、慣れないと気になりますが栄養価は素晴らしく、老化防止の素・血糖低下効果・コレステロール低下物質のロバスタチンなどを多く含み、たんぱく質も多いという優れたタケ類なのだそうです。料理方としては、バター炒め・サラダ・煮込みうどん・炊き込みご飯などなど用途は広く、今注目の食材だそうです。我が家では今、旬のタケノコと炒めて食べてみましたが、意外とさっぱりした食感で美味しかったです。果物にしても野菜にしても、どんどん今まで見たことのない物が登場していますが、意外と見かけよりも美味しいものが多いような気がします。それでも日本に昔からある、変わらない日本独自の野菜や果物も、本当に大切にしたいものです。

2020/05/16

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矢筈ヶ山登山

随分と前になりますが、大山の北東部にある矢筈ヶ山に登りました。一応、山行の記録として載せておきます。コースとしては、大山・川床から出発しました。出発時の天気は良かったのですが、それからは次第に崩れて、小雨からヒョウが降るという散々な天候となりました。川床から登りきった場所までには、ナラ枯れした巨木が沢山伐採されて置かれていました。川床から大休峠までは急ではありませんが、昔大山参りのために敷かれた石畳を通り、結構距離があります。途中からは、かなりの残雪が残り一部は道が分らない程でした。雪の下には水が流れていて、大休峠までの間に登山靴の中は濡れてしまいました。残雪のために思うように進む事が出来ず、結局かなりの時間がかかり大休峠の小屋に到着しました。この３０分ほど前からは、小雨も降りだして寒くなりました。数年前には、今回のコースとは逆の一向平キャンプ場から、ここまで来て川床方面に下山しました。この山小屋で、少し早めの昼ごはんを食べて、濡れたものを着替えたりして休憩し、矢筈ヶ山に向け出発しました。この時には、時々小雨でしたが、それよりも残雪の多い事に驚きました。１２時３０分、矢筈ヶ山山頂に到着。予定では、これから甲ヶ山の方まで行く予定でしたが、雨も強くなり天候も回復する兆しも無いので、今回はここまでとして引き返す決断をしました。天気の良い日に見れば絶景だと思われますが、この日はただ寒く、冷たい景色に見えました。下山途中では、カミナリとヒョウも降ってくるというオマケ付で、ヒョウは大粒で痛いぐらいでした。次回は、全く表情の違う穏やかな秋にでも出かけてみたいと思う、矢筈ヶ山でした。

2020/05/15

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アマビエ現る！

「病がはやったら、私の写し絵を人々に見せよ」と言い残し海に消えたと言う、言伝えのあるアマビエが、岡山県高梁市津川町に現れました。新型コロナウイルス感染症の流行で、それまで知られていなかったアマビエが急に有名になりました。疫病退散にご利益があるという、アマビエの力を借りようという事ですが、本当に意外な場所で見かけて驚き、少し嬉しくなりました。場所は高梁市津川町にある、「津川郵便局」前の郵便ポストです。誰の発案かは知りませんが、本当に素晴らしいアイデアだと感心しました。西洋では、海の生物にはすべて予知能力があるとされ、アマビエを人魚の一種という見方をしているようで、日本では伝説の半人半魚・妖怪で、海中から現れて豊作・疫病に関する予言をすると伝わっています。とにかく、このアマビエ様にも、強くコロナ収束をお願いした次第です。よろしく、お願いします！アマビエ様！

2020/05/13

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巣箱を作ってみる2

5月1日のブログ「巣箱を作ってみる」の続編です。5月に入ると中々忙しくて、巣箱作りも暫らく中断していました。それでも少しづつ加工したり、百均で購入した油性のカラースプレーで色を付けたり、と結構楽しんで作っていました。前回紹介した大型のアオゲラ用サイズの物は、あれ一つだけで後は、穴の大きさ6センチ程度の普通サイズの巣箱ばかりです。赤屋根の、この巣箱は４月の中旬に試作品として作りましたが、改良する所も多く勉強になりました。しかし、これがその後の巣箱のベースとなって、記念すべき第一号です。青屋根の巣箱は二作目。これは結構完成形で、穴の位置や、その下に野鳥が止まれるように横木を付けたりと、まずまず満足の巣箱となりました。そして最後に載せたのが、最新最後の巣箱。今までの良い所を集めて、大げさに言えば集大成といえる巣箱で、巣箱の位置も今までで一番高い場所に設置しました。この桜の木には、メジロ・シジュウカラ・ヤマガラ・アオジ・ホウジロなどの鳥が、よく遊びに来ていますので、それらの野鳥の家になる可能性が大きいと思われます。しかし、意外な野鳥の家になることもあり、それはそれで楽しみです。結局、工房の庭には今回４個の巣箱を設置した事になります。これで一応巣箱作りは終了となりますが、これからは巣箱を観察して野鳥達が巣箱を使ってくれるのを楽しみに待つだけです。今後、これらの巣箱に変化がありましたら、このブログで紹介したいと思っています。

2020/05/12

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鳳凰の木にオオルリ

今年、少ないと言っていたオオルリ、意外な場所で発見しました。それは６日のブログで紹介した工房の桐の木。つまり「鳳凰の木」桐の木の、しかも「神の花」と紹介して、あの時にはアオゲラが美しく咲いた花を眺めている桐の木でした。とまっていた桐の木は違うのですが、今回オオルリがとまっていたのは先日、巣箱を掛けた桐の木です。オオルリはアオゲラと違って、まるで「神の花」を自分の持ち物のように、花の中にとまってさえずっていました。私が初めてオオルリを見たのも、この同じ桐の木でした。あれからもう１０年近くは経っていると思いますが、まさか再び、この木のほぼ天辺に近い「神の花」の上で見られるとは思いもしませんでした。この日は、工房からの帰り道でも、ガードレイルにとまっているオオルリを見かけ、残念ながら撮影は出来ませんでしたが、不思議とあれほど出会えなかったオオルリに二度も遭遇する事の出来た日でした。小雨の中でしたが、「神の花」桐の花にとまっているオオルリは一際、神々しく見えていました。

2020/05/09

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五月はサツキの季節

今年も五月に入ると急に、さつきの花が咲き始めました。サツキは常緑の低木で、陽当たりの良い水が多い所を好みます。同じツツジ科ですが、ヤマツツジよりも大体一ヶ月程遅く咲きます。和風月名では五月の事を「皐月」と表現します。「さつき」とは、田植えの月という意味「早苗月・さなえつき」が、省略されて「さつき」となったと言う説が一番有力です。俳句では、「ツツジ」は春の季語。「さつき」は夏の季語となっています。工房の庭には、二種類のサツキが隣り合わせで植えられていて、それぞれの色のサツキを楽しめるようになっています。里の方では田植えも始まり、所々でサツキの花が美しく咲き誇り、皐月の空は何処までも澄み渡り日本晴れです。

2020/05/07

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桐の花とアオゲラ

今の時期、かなり高い場所に桐の花が綺麗に咲いています。工房の周りには、数本の大きな桐の木がありますが、これは昔女の子が生まれると、１０年から１５年で成木になる桐の木を記念に植えて、その木で桐のタンスを作り結婚に持たせるという話を聞いたことがありますが、そればかりが桐の木を植えた理由ではないようです。桐は木材としての利用価値があり、湿気を通さず割れる心配がないうえに狂いも少ないと言うので、タンスなどの高級材として使われ、寒さに強く、陽当たりを好むという性質上、使われなくなった畑の跡地などに盛んに植えられたようです。そんな桐の木は今、かなり高い場所に本当に綺麗な花を咲かせています。丁度、藤の花も綺麗な時期ですが、遠目に見ると偶然にも藤の花と色合いはよく似ています。この桐の花は「神の花」と呼ばれ、神聖な鳥「鳳凰」のとまる木の花として、中国では有名だそうです。そこに偶然にも、この間４月２３日のブログで紹介したアオゲラが、花を見るようにとまり大きな声で鳴いていました。架空の鳥「鳳凰」ではなく、現実にはアオゲラが、神聖な木の番をしているのかも知れません。

2020/05/06

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鯉のぼりネコ

快晴の今日は、「子供の日」でした。今年はコロナの影響で残念な、子供の日となりました。それでも外には、多くはありませんが鯉のぼりが泳いでいます。私は一ヶ月程前から、端材を利用して「鯉のぼりネコ」を作っていました。ジグソーで切り出しますが、形は単純なので形を作ることは簡単です。それよりも結構手間がかかったのは、色づけと焼きゴテ作業で、出来る時に少しづつやりました。材料は、ブナ・胡桃・セン・ナラなどの端材です。「どれも、イマイチかな・・・」と、福助は言っています。

2020/05/05

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ツバメ

昨日の参考までに・・・ツバメの写真。ツバメ(一般的な)コシアカツバメ(メス・オス)この二種類は、身近で良く見られますので探して見て下さい。

2020/05/04

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ツバメの巣作り

今年もツバメの季節が、やって来ました。日本のツバメは、全部で5種類。ツバメ・イワツバメ・コシアカツバメ・リュウキュウツバメ・ショウドウツバメです。私達の近くで見られるツバメは、ツバメ・イワツバメ・コシアカツバメの3種類でしょうか。ツバメは全長約17センチ。オスメス同色。日本で繁殖して、台湾経由フィリピン・マレーシアで越冬する夏鳥です。しかし、最近は地球温暖化の影響からか、日本の暖かな地域で暮らし、そのまま越冬するものも居ます。泥と枯れ草を唾液で固めて巣は作られますが、この時期と田植え時期とが重なるのもツバメにとっては、材料が身近で手に入り易いからです。家の軒下など、あえて人の近くに巣を作るのは他の鳥との大きな違いです。私の推測ですが弱い野鳥ほど、天敵（カラス・ヘビ）から巣を守る為に人の力も上手く利用するようです。家の軒下などに巣を作るツバメは、昔から雷や火事などのから人々を守る生き物と信じられ、子育てをする「おめでたい鳥」として、愛され大切にされています。このようなツバメも最近は数が減ってきているようで、その原因としては農業の衰退や、空き家が増えているという研究結果が出ており、全体の数は４０年前の半分以下というデーターもあります。今、益鳥であるツバメの数を少しでも、増やしていけたらと思います。今来たと　顔を並べる　つばめかな　　　　　　一茶

2020/05/03

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巣箱を作ってみる

以前から作ってみたかった「野鳥の巣箱」を作って見ました。3月の終わりから4月始めになると、シジュウカラ、ヤマガラなどの小型の鳥から、大型に鳥まで、巣作りに適した場所を探し始めます。もう随分前になりますが、実は一度ブツポウソウ用の巣箱を作った事があります。しかし、残念ながらブツポウソウが来る事はなく、シジュウカラの巣となりました。この巣箱シジュウカラには、少し大きすぎたようですが・・・今回の写真の巣箱は少し大きめで、この間紹介したアオゲラ用です。巣箱をかけると必ず来て観察できるというものではありませんが、それはそれで楽しみながら待つということでしょうか。巣箱で一番難しいのは入り口となる穴の大きさと、開けるための道具だと思います。私は普段から木工をするので、木工用ドリル・ルーター・ジグソーなど、穴を開ける道具を持っていますが、道具が無くノコギリだけでは少し難しいかもしれません。穴の大きさは、シジュウカラ・ヤマガラなどの普通の、スズメ大の大きさの鳥では約６センチ位、アオゲラ・ヒヨドリ大の鳥で、約１２センチ位というのが一番いいようです。屋根の部分には、蝶つがいを取り付けて一年後には、掃除や巣の観察が出来るようにしました。この巣箱は、工房庭で一番大きく高い、桐の木に取り付けました。それは、この桐の木に以前アオゲラが、とまっていた事があったためです。巣箱をかけて今回空振りでも、今度は７月頃にも野鳥は巣作りをするので大丈夫です。今は、少し小さめの巣箱を時間があれば作っています。自分の作った巣箱を、野鳥が使ってくれると思うと本当に嬉しくなります。

2020/05/01

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