のん木ぶろぐ

2007/04/27(金)17:00

のんきなお百姓日記 その二

お百姓(103)

昨日も前日に引き続きトラクターによる田おこし作業をやりました。 ポカポカ天気で農作業にはもってこいの日和、時々吹く風が心地良く感じました こうして代かき田植え前に、寒さで硬くなった土を掘り起こしておくと土の中に酸素が入り苗の発育がよくなるそうです。 昔はすきを使ったり牛や馬で田を耕していました。私が小さかった頃にはおじいさんが牛を使って田んぼを耕していたことを少しですが覚えています トラクターで田おこしをしていると、どこからともなくカラスが一羽やってきて掘り起こした土の中から小さな虫や、ミミズ、カエルなど見つけて食べていました。 私がトラクターで耕した後をチョコチョコ付いて来て、カラスもなかなかかわいいものです。 あらかたトラクターで引き終わると、今度は「もとごえ」といわれる肥料をまく作業があります。 JA(農協)で購入しておいた二種類の肥料を、先ほど耕した田んぼに蒔きます。 商品名(セラコートRL)、これはチッソ、リンサン、カリを含むいわゆる三大栄養素と呼ばれる科学肥料です。 もう一つは(けい酸加里)という化学肥料で、これは稲の茎などを強くして風などに倒れにくくするという効果があるそうで、我が家ではセラコート2に対してけい酸1の割合で田んぼに蒔いています。 肩から重たい肥料をプラスチックの容器に入れて、田んぼを蒔きながら歩くのは重労働です お百姓さんが苦労して作ったお米は大切に残さず食べましょう・・・というのは今の子供たちには死語に近い言葉ですが、実際米作りしている人にちとっては本当に重い言葉なのです。 しかし、農業は苦しいことばかりではなく楽しい事も多いのでまんず。まんず。です この後は、しばらくして田んぼに水を入れて(代かき)(田植え)と続いていきます。 我が家では苗はJAで購入しますので苗作りはしませんが、多くの農家ではこの時期前の年のモミから苗作りを始めています。 これも本当に大変な手間と経験の要る作業で、今の時期どこの農家も大忙しです 今朝工房に行くと、庭のカリンが枝一杯に薄いピンク色の花をつけていましたです。

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