|
テーマ:楽天写真館(354365)
カテゴリ:木工
ブナ林で、ブナの実を拾いました。 木ヘンに無でブナと読みます。 昔は、ブナは役に立たない木の代表とされていました。 理由は、材として木目が通らず腐り易い、狂いも大きいので建材用としては使われませんでした。 おまけに木自体が重く、川を流して運搬するという事が、出来なかったために殆どが薪などにされていました。 それでも一部は、木地師などの職人などの手により、日常使用するワン・皿・盆などに加工されました。 現在は、ブナ材の人気は高く、欲しくてもなかなか手に入らない材の一つとなっています。 木目がはっきりとしていない分、子供のオモチャや家具にすると、何ともいえない優しい感じが現代人にはうけているようです。 ブナの実(堅果)は、10月から11月に熟し、熟するとカラが4裂に分かれ種子が2個出てきます。 種子にはタンニンなどの毒が無く、マツやオニグルミの実に次いでカロリーが高く、山の動物達の格好の食料となっています。 ブナの実が豊作だと野ネズミが繁殖すると言われ、反対に凶作だとツキノワグマが里に出てくるようになるそうです。 ブナの樹は、標高800メートル以上に生え、成長は遅く実生から5年でも高さは1メートル程だそうで、直径が40センチになるには、約100年かかるようです。 私のよく行く、大山の巨大なブナなどは、一体どの位の時が流れて成長し今に至っているのか・・・ ブナの巨木を見上げるたびに感動を覚えます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017/10/05 06:07:35 PM
コメント(0) | コメントを書く |