1433688 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

のん木ぶろぐ

のん木ぶろぐ

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Calendar

Archives

2024/03
2024/02
2024/01
2023/12
2023/11

Category

2021/03/18
XML
カテゴリ:ご馳走
​​​​​​​​知り合いの葬儀に参列し、帰りに葬式饅頭を頂きました。

葬式饅頭は葬儀に提供される饅頭の総称です。

最近では少なくなりましたが、田舎ではまだ葬式の時に持って行き、お供えした後、参列者に配られます。

これには宗教的、民俗的な背景があり、故人が所有していた物を残された者に、喜んでもらえる形にして返すと言う意味があるそうです。




昔、私が生まれた家の隣は、初老の夫婦が営む饅頭屋さんでした。

饅頭もパンも作っていましたが、饅頭の方が多かったように思います。
葬儀の予約が入れば、沢山の葬式饅頭を作っていました。

饅頭が蒸しあがると本当にいい臭いが隣からしてきて、小さかった私は飛んで行き、饅頭作りを見ていました。

葬式饅頭は蒸し上がると焼き鏝で、蓮の花やら菊の花など押して出来上がりとなります。

その工程が面白かったのと、かならず形の悪い物を食べさせてくれたので、毎回見に行っていて、私にとってはおやつの時間という感じでした。

この御夫婦には、本当に可愛いがってもらいました。





​今にして思えば、蒸したて焼き立ての饅頭やパンを食べるのですから、おやつとしては、これ以上の贅沢はなかったと思います。

今回頂いた葬式饅頭が、薄皮で柔らかく、あんこも​しっとりとして本当に美味しく、予想以上の味に驚きました。

それと同時に、幼い頃に饅頭を食べさせてくれた、隣の老夫婦の饅頭の味を思い出し、無性に懐かしく思えました。​​​​​





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2021/03/18 05:17:41 PM
コメント(0) | コメントを書く
[ご馳走] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.