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のん木ぶろぐ

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2021/05/22
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​​​​​​​​​​​​​私は全く知りませんでした。こんな身近に2億年ずっと同じ姿の生きた化石「カブトエビ」が居た事を・・・


今日の午前中、真庭市のいとこの家に行くと、庭にプラスチックのタライが置いてあり、中にサワガニなどが何匹か入れてありました。

聞いてみると、この家のお孫さんが、オタマジャクシ・サワガニ・メダカ・タガメなどの身近な生き物が好きで、田んぼなどですくって来たとの事でした。




何気なく見ていると、その中に見慣れないカブトガニの子供の様な、生き物を見つけました。

いとこに聞くと名前は知らないとの事、多分カブトガニの親戚か何かでは、という頼りない返事。

確かカブトガニは、干潟の泥のたまった海底に生息していて、田んぼにはいないはず、そして何より違うのはオシリから出ている針の様なものが、カブトガニは一本なのに、この生き物は二本に分かれている。

益々分からなくなり、とりあえず写真だけ写して帰りました。





家に帰って来てから調べるとわかりました。
​この生き物は、「カブトエビ」

背甲【はいこう】目・カブトエビ科、成体をを見ることのできる時期は6月から8月、甲殻類の中では最も原始的な種類で、祖先は2億年以上前の三葉虫といわれているそうです。

そういう意味では、いとこの言ったカブトガニの親戚の様なものは、全くの外れではないようです。

しかし、カブトガニはクモに近い生き物で、カブトエビはミジンコに近い生き物で、実は全く違う存在です。見かけはよく似ていますが・・・





​このカブトエビ、1年のうち11ヶ月は卵で、寿命は短く産卵を終えると約1か月の命だそうです。

カブトエビの一番の特徴は、40数本の脚を絶えず動かして田んぼの泥をかきちらし、泥の中に生えた雑草の芽を食べて水を濁らせ、発芽した雑草の生育を妨げるという本当に役立つ生き物なのです。

​そして泥をかき回すことにより、稲の根に酸素を送り、根腐れを防ぐという役目も果たしているそうです。

大体1円玉程に成長して一生を終え、次の年に、その子供が田んぼに現れるという繰り返しですが、生態は未だに良く分かっておらず、限られた地域や田んぼにだけ、何故生息するのかは不明だそうです。

最後にいとこが言っていた「農薬をしている田んぼには絶対にいない」という言葉が、何故か心に響きました。


​​​​​​​​





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Last updated  2021/05/22 06:15:16 PM
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