2021/06/22(火)18:54
「野いちご」と「山いちご」
今至る所に「野いちご」「山いちご」が、実を付けています。
ジャムオジサンとしては、赤い実を見るとついつい手を出してしまいます。
今回は、今の時期代表的な2種類で、まずは野いちごから「ニガいちご」。
これは平地の雑草の中にも生えているもので、5月から6月にかけてよく見られます。
細いトゲが沢山あり、見た目はきれいで美味しそうですが、特に小さな種に苦みがあり余り美味しいとは言えません。
見たところ沢山熟した実がありましたが、ジャムにするには少し足りないようです。
ジャムにすると美味しいそうです。
まだ「ニガいちご」のジャムは、見たことも食べたこともないので興味はあります。
そして森の中に入ると「山いちご」があります。
これは「山いちご」の代表「クマいちご」です。
これもバラ科キイチゴ属で、鋭いトゲが多いので特に注意が必要です。
6月から8月赤く実が熟して全体が大型なのが特徴、口に入れると爽やかな甘さと酸味が上品な味です。
深い森の中には決まった場所に生えていて、野鳥撮影で出かけた時には、これを摘まんで味わいます。
「桑イチゴ」ほど甘くなく、本当に美味しくジャムにしても最高だそうです。
「クマいちご」という名前は、クマが好物なためか、形がクマのように大型のためなのかは知りません。
今回は「野いちご」と「山いちご」を紹介しましたが、本当はどちらも通称で、結局そのイチゴを摘んだ場所によって呼ばれるだけの事だそうです。
他にも「クサいちご」「モミジイチゴ」「ナワシロイチゴ」など、良く似たイチゴがありますが、見分け方としては葉っぱの形状が一番のようです。