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2021/09/18
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カテゴリ:芸術、美術
​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​高梁市成羽美術館で開催されている「大津絵と浮世絵展」を観て来ました。


ピカソ・シーボルト・富岡鉄斎も熱狂したと言う「大津絵」です。


「大津絵」は現在の滋賀県大津市で、江戸時代初期から作られた民俗画で、様々な画題を扱い東海道を旅する人々のお土産物、護符として売られた安価な絵でした。





美術品を目指して作られたものではなく、神仏や人物・動物がユーモラスなタッチで描かれ、道歌が添えれているのが特徴です。


多くの絵や道歌には、人間関係や社会に対する教訓・風刺が面白く込められています。





「大津絵」で一番有名なのが、「鬼の念仏」

入り口近くに飾ってありましたが、素朴で飾り気のないタッチが本当にいい感じです。





旅人がお土産に手軽に買えた物なので、大切に保存して持っている事もなく、貼って見て楽しんだ後は捨てれたり焼かれたりで、現存数が非常に少なく、今では貴重なものとなっています。





今回は「大津絵」35点展示されていましたが、一つ一つが大変面白く観るのに時間がかかりました。


​全部は紹介出来ませんが、下の「猫と鼠」はピカソも所有していて、大変気に入り大切にしていたそうです。

猫が鼠に酒を飲ませて、酔っぱらったら食べてしまおう。という考えのようです。

あまり酒を飲んでいると、この様に自分が分からなくなってしまう、という教訓の様な道歌が書かれていて、「大津絵」らしい一枚です。






「提灯に釣鐘」

形は似ていても重さに格段の違いがある事。

物事の釣り合わない事、一方重いから片思いのしゃれで、何かがおかしい事だそうです。




「瓢箪から駒」

思いがげない事、道理上ありえない事、冗談半分で言ったことが現実になる事。
そういうことも良くある事ですが・・・




「鬼の三味線」

鬼は「大津絵」には欠かせないもので、有名な画題です。

音曲や酒におぼれていると身を亡ぼすという戒めで、「猫と鼠」の鬼版で、昔は酒飲みが多かったようです。誰とは言いませんが今でもいます。


他にも面白いものが沢山あり、時間があれば是非本物を見てほしいと思います。

今回は、東海道五十三次の「浮世絵」が紹介出来ませんでしたので、又次回に紹介します。


​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​





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Last updated  2021/09/19 07:46:48 AM
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