湯村温泉
兵庫県美方郡新温泉町にある「湯村温泉」に行って来ました。私は、訪れるのが今回で二回目、前回は十年ぐらい前になりますが、その閑静な温泉らしい佇まいが気に入り、温泉と言えば一番好きなのが「湯村温泉」となりました。開湯は、平安時代(848年)という歴史ある湯治場です。荒湯という高温噴出泉が中心部にあり、春木川を中心に温泉街が広がっています。1981年、吉永小百合さん主演の「夢千代日記」のロケ地で有名になり、今でも多くのファンが訪れます。この温泉の佇まいから、今でも夢千代さんが街角から、ふと現れそうな気がする湯村温泉です。誰でも無料で使える「足湯」も人気があり、少し熱めのお湯が疲れた足を癒してくれます。対岸の蔦も綺麗に紅葉していて、今が一番いい季節です。湯村温泉で嬉しいのは、高温のお湯を利用して、近くのお土産屋さんが販売しているタマゴやトウモロコシなどで、これをお湯につけて茹でて食べられる事です。今回は「温泉タマゴ」に挑戦してみました。3個入りのタマゴには、ビニール袋の中に塩も入っていて、決められた番号の所にそのまま沈めて、約12分で温泉タマゴの出来上がりです。それを足湯に持って行き、熱々のまま口に入れると茹で加減も丁度良く、塩だけでも十分に美味しいので嬉しくなります。今回、トウモロコシは残念ながら食べませんでした。山陰と言えば冬はカニですが、これも本当に美味しくて何も言う事はありません。湯村温泉の近くには有名な「城崎温泉」もありますが、ここは余りにも大きくて人も多く、閑静なという感じがしないのが残念です。そういう点では、規模も丁度いい「湯村温泉」の方が、私は好きです。機会があれば度々訪れたいのですが、何せ高梁からでは交通の便が悪く遠くて、時間がかかり過ぎるのが難点です。