山葡萄
偶然にも、山葡萄が可愛らしい実を付けているのを見ました。山葡萄はなかなか見る事がなく、昨年は8月28日に烏ヶ山に登った時に偶然見る事が出来ました。今回は、新庄村で倒木に絡まっている山葡萄を見ました。古語ではエビカズラ。日本では,伝統色で山葡萄の様な赤紫色は、葡萄色[エビ色]と呼ばれています。つる性の低木落葉樹で、1樹だけでは果樹がなりません。果実は球形で、秋に熟して黒紫色になります。味は甘酸っぱく、生でも食べられますが日本では最近、ワインの原料として注目されています。ツルはカゴなどに加工されると人気が高く、ゴムの様な弾力が特徴です。自生地は、笹などや雑木が混みあった場所に多く、なかなか人を寄せつけず採取は困難で、その分値段も高価です。今回見た山葡萄は倒木に絡まっていたため、取り除かれると秋までは無くなる可能性が高く本当に残念です。場所は、覚えていますので、ツルが他の木に巻き付いていれば、葡萄色に熟れた実が秋には見られるかも知れません。