新着記事一覧 | のん木ぶろぐ

ひねもすのたり日記

「ひねもすのたり日記」は、現在ビッグコミックに連載されている、ちばてつやさんの作品です。ちばてつやさんは、私の好きな漫画家の一人ですが、現在は高齢のためプロダクションも解散され、作品も出されていません。そんな中、唯一ちばてつやさんの漫画が見られるのが、ビックコミックに連載されている「ひねもすのたり日記」なのです。「ひねもすのたり」とは、「一日中だらだら」という意味です。「あしたのジョー」をはじめ、数々の名作を描かれたちばさんですが、引退後の生活は「ひねもすのたり」を実践されているようで、その生活の報告といった感じで短く、毎回本当に楽しめます。高齢になり体はだんだん衰えますが、それでも好奇心を失わず、無理をしないで人生を楽しんで居られる、ちばさんの様子を見るのが何とも毎回たのしみです。ほとんどの場合、本誌を買うこともなく立ち読みで済ませますが、それでも時々時間が無い時には購入します。早く、ちばさんの「ひねもすのたり日記」が、一冊の本にまとまって発行されれば・・・それを楽しみに期待している私です。

2021/04/14

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イワウチワ

レッドリストにも指定されている、イワウチワを見つけました。イワウチワは、数年前に鏡野町の伯州山で群生を見て以来ですが、中々見ることの出来ない貴重な植物です。最近では山野草や高山植物など、貴重な自然の植物を掘って持ち帰るというモラルの無い人も多く、今回は発見した場所を載せる事は残念ながら出来ません。和名の由来は、葉の形が団扇・うちわの形に似ている事から付けられたようです。開花期は、その年の気温などにもよりますが４月から５月というところです。可愛らしい薄いピンク色の小さな花を咲かせています。この場所では、ところ処に小さな群生して、ひっそりと咲いていました。山道の注意していないと見つけられないような場所で、見られた時には期待していなかっただけに本当に嬉しくなりました。広葉樹林で雪解けの後見られると、ガイドブックなどには説明があります。この時期だけの可憐なイワウチワを是非、探してみて下さい。

2021/04/13

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雨乞山に登る

高い山ではありませんが、湯原温泉を見守る様にそびえ立つ「雨乞山」に登りました。今年になってから初めて、雪のと言う字が消えた登山となる「雨乞山」です。国道313号線を旭川に沿って、湯原温泉手前まで行きます。登山口は、下湯原温泉入口にありますが、林道も車で行けそうなので取り合えず、車で行ける所まで行って見ると結局、「雨乞山登山口」まで行く事が出来ました。最初は杉林の中を進みます。途中には紙幣などに加工されるミツマタが、黄色な可愛らしい花を付けていました。途中で大きな電波反射板がありますが、その辺りから展望も開けて、眼下には湯原温泉街や櫃ヶ山・三坂山・蒜山三座などの山々が見えていました。登り始めて１時間３０分程で「雨乞山展望台」に到着。そこから３０分程で「雨乞山頂上」でしたが、頂上はほとんど展望が無く引き返しました。ただ展望台から頂上に向かう途中で、大山と湯原湖が綺麗に見える場所が一ヶ所あります。少し靄がかかっていて写真は綺麗に写せませんでしたが、ダム湖の向こうに雪のある大山が見えるという、この山一番の絶景です。引き返して展望の良い「展望台」で食事と休憩してから下山。下山の途中でも、木々の間から雪のある大山の姿が時々見えていました。これまでの登山は雪がありましたが、その雪も無くなり少し寂しい気がした登山でした。雪はあるとなかなか大変ですが、下山の時などは面白いように下る事が出来たり、何処でも自由に歩けて膝などへの負担も少なく良い事も多く、それはそれで面白いので、私は雪山が割合好きです。

2021/04/10

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トラツグミの幼鳥

工房までの山道で、トラツグミの幼鳥に会いました。今年の２月１９日ブログで、トラツグミを工房庭で初めて見た事を載せましたが、その後は見かける事もなく過ぎていました。県北では、新庄村などで時々見かけたり、田浪キャンプ場では、夜中に細い声で不気味に鳴く声を聴いたりする事がありました。そんなトラツグミの幼鳥を工房に向かう山道で、偶然見つけました。始めは、ツグミの幼鳥かと思いましたが、体全体に黄褐色で黒いうろこ状の斑紋があることなどから、トラツグミの幼鳥である事が分かりました。体は、成鳥よりも一回り小さく、あまり人を恐れていなくて、近くまで来てエサを探していました。すぐに飛び立つことはなく、地面をピヨンピョン跳ねるように歩いていて、草むらの中に消えて行きました。トラツグミと言えば、夜中森の中で寂しく細い声で鳴くため、昔から「鵺・ぬえ」と呼ばれて、縁起の悪い気味の悪い鳥とされていましたが、本来はツグミ科の鳥で、私達の良く見るツグミとなんら変わる事はありませんでした。トラツグミの幼鳥は、今回初めて見ましたが、なかなか可愛らしい野鳥です。正体が、ハッキリすると想像とは全く違った感じで、イメージも大きく変わるものでだと、改めて思いました。

2021/04/08

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山吹

春は、どうしても花の話題が多くなります。今回で3回続けて、花の話題で申し訳有りません。工房までの山道で、今は山吹の花が満開になりました。山吹は、日本中の低山や丘陵地などに生える低木で、古くは大田道灌の話で有名です。様々な花には花言葉というものがあり、山吹の花言葉は「気品｣「崇高」「金運」だそうです。私が、面白いと思ったのは「金運」で、黄色い花が重なる姿や色が黄金色で、小判に見えるところから付けられたという説明でした。少しこじつけの様にも感じますが、可愛い花なので、それも良いという事にしましょう。

2021/04/07

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桜見納め

いよいよ今年も桜が、見納めに近づいて来ました。県北の桜も、今週で終わるのではないかと出掛けてみました。真庭市久世から勝山にかけての川沿いの桜も見事ですが、人の多さが気になるところです。そんな中人も少なく、隠れた穴場的な桜は、何と言っても真庭市「美甘の宿場桜」です。川沿いの細い道沿いに植えられた桜はどれも老木で、毎年見に行く度に感動さえ覚えます。本当に見事な桜並木ですが、国道を車で走っていると民家に隠れて、その姿を見る事が出来ず、知名度こそありませんが、桜並木では久世のトンネンル桜に決して引けをとりません。この日は雨上がりの為、桜を見に来た人も少なく、これ程の桜を独り占めにしたような豊かな気分を味わう事が出来ました。ここの桜を見れば、他の桜は見なくてもよい。そんな感じのする「美甘の宿場桜」です。美甘から車で１０分。ここは有名な新庄村の「凱旋桜」毎年、大々的にマスコミでも取り上げられ、「醍醐桜」と共に岡山県北部を代表する桜の名所です。休日でしたが雨が降り、ようやく止んだ夕方の為、見物客は少なくゆっくりと歩く事が出来ました。昨年も山登りの帰りに立ち寄りましたが、満開でも人も少なく見る事が出来ました。野良猫が、桜と人を眺めていました。今年も幸せな事に、沢山の桜を見る事が出来ました。山の上にある工房の桜も散り始めましたが、それに伴い八重桜と枝垂れ八重桜が開花しているのを見つけました。山では、ツツジやヤマブキも咲き始め、しばらくすると早目の藤の花の姿も見えるかも知れません。今年は特に、花の季節は一度に訪れて来ていますから・・・

2021/04/06

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シャクナゲ

雨の中、シャクナゲを見に出掛けました。4月中旬からが見頃のようで、少し早かったですが、今年は暖かく何でも早いので出掛けて見ました。まだ蕾のものが多く、これからが見頃ですが、綺麗に咲いているものもあり楽しめました。こんなにも身近でシャクナゲが見られる所は珍しくて、雨の中大変でしたが楽しむ事が出来ました。シャクナゲと一言で言っても、様々な種類があって見た目の色や感じも違って、奥深い植物です。園内には色々な珍しい植物が植えられていて、中でもシラネアオイは高山植物で、初夏の高山で限られた時期にしか見られない植物ですが、ここには花が開いていて驚きました。後一週間で多分、ここのシャクナゲ園は満開となると思われますので、時間があれば見に行きたいと思いますが、残念ながら無理です。来年は是非、ドンピシャの時期に訪れたいと思っています。

2021/04/04

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和　手斧

2月4日に偶然、納屋で発見した和斧ですが、残念ながら2本共に柄が折れてしまい、少しずつ修理していました。大きく長い斧は早目に修理して使っていましたが、本当に使い勝手が良くて重宝しています。小型の手斧(ハンドアックス)は、柄が見つからずなかなか修理出来ませんでした。ところが、少し前に市外のホームセンターで、斧の柄ではなかったのですが、使えそうな物が見つかり修理を始めました。材料がそろっても、なかなか時間が無くて作業は遅れました。こういう作業は、慌ててやると失敗することが多いので、数日に分けてゆっくり進めました。頭の部分には、鉄のクサビと前回と同じオノオレカンバ材をクサビとして使いました。注意する事は、入れる部分が小さくならない事で、無理にでも打ち込むぐらいがベストです。前回はしませんでしたが、今回仕上げはオイルフィニッシュ仕上げにしました。数日して乾燥も終わり完成です。昔使われ、忘れ去られていた斧が復活しました。昔の道具ですので、頭・刃の部分は素晴らしく、これからも長い間使用が可能だと思います。薪割りでは、あまり使いませんが、今流行りのキャンプなどでは手斧は、結構活躍してくれます。大事に長く使い続けて行きたいものです。

2021/04/03

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長屋の花見

最近聴いて良かったのは、三代目・三遊亭金馬「長屋の花見」と、六代目・笑福亭松喬「らくだ」です。長屋の花見は元々上方落語でしたが、その後江戸へ移り「貧乏花見」とされ演じられてきました。この時期、いろいろな噺家で演じられますが、私が一番好きなのは三代目・三遊亭金馬の「長屋の花見」です。とにかく声が良いのが金馬の特徴ですが、この人どの噺を聴いてもテンポの良さが心地よく、本当に上手な噺家だったと思います。貧しいながらも、それぞれに工夫して花見を楽しもうとする、長屋の人々と大家さんのやり取りが、今まさに満開桜の花見を目の前に見ているようで、何ともほっこりすると共に、貧しい庶民の心意気を感じるいい噺です。最近聴いた噺の中で一番良かったのは、六代目・笑福亭松喬の「らくだ」。この噺も、いろいろな噺家がやりますが、人物の出入りが多く酔っ払いの芝居が入るなど難しい噺で、「真打の大ネタ」と呼ばれています。六代目・笑福亭松鶴が得意ネタで有名でした。今回聴いた「らくだ」は、主人公らくだがフグに当たって死ぬ前から、最後のそうれんの場面まで、すべてを演じるという珍しいもので、特にらくだが生きている所から聴いたのは初めてでした。この人、生きていればどんな噺家になっていたのか・・・本当に残念です。師匠の松鶴を超えていたのではないかと、私は思っています。関係は無いのですが、同じ上方の桂米朝の緻密さも、松喬からは感じる事が不思議です。

2021/04/01

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工房の桜満開

昨年より一週間早く、本日工房の桜が満開になりました。今年は桜の開花も各地で例年より早く、記録づくめの桜情報となりました。工房の少し早目に咲いた桜では、すでに花が散り始めている樹もあります。工房の桜は樹齢３０年程ですが結構大きくなり、今が一番元気の良い時なのかもしれません。大きな幹の途中には、可愛らしい花が咲いているのを見つけました。まさに、春爛漫です。あまりにも桜が綺麗で、上ばかり見ていましたが、気が付くと足元にも春が訪れていました。他にも、ツツジの花も咲き始め、アケビの花も開きました。今年は、本当に花の咲く順番はなくて、すべての花が一度に咲くという不思議な感じの年です。

2021/03/30

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雪の烏ヶ山

私の一番好きな山、烏ヶ山(からすがせん)に登って来ました。烏ヶ山に雪のシーズンに登った事はなく、今回が初めての挑戦です。道はまだゲートが閉じられ、車で行く事は出来ませんが、雪がある分何処からでも登る事が出来ます。１２時、車の中で昼ご飯を食べてから準備して出かけました。この時に数人のスノーボダーが、上の方から降りてきた所でした。勿論、今回は最初からアイゼンを装着しています。残雪の状態は、硬くも柔らかくもなく、丁度良い具合でした。天気も快晴で少し暑い位です。ひたすら急斜面を登る事１時間、ようやく尾根に着くことが出来ました。大山は少し霞んでいましたが、甲ヶ山・矢筈ヶ山などの山々も良く見えています。　前方には、雪のほとんどない烏ヶ山(からすがせん)頂上が見えています。本当に素晴らしい眺めです。ここで休憩していると、下山している年配の男性と会い、ここから上は、今の時期非常に危険で、自分も頂上まで行けずに下山しているとの事でした。我われよりも、かなり雪山にも精通された方で、ここは素直に、その方の忠告に従って下山する事にしました。夏山と冬山の違いを実感した登山でしたが、雪山の景色の素晴らしさも充分堪能出来、ここまででも大満足でした。１時５０分頃から、同じルートで下山を始めました。所々で、持参したプラスチックソリを使い滑りました。今回で２回目ですが、雪の状態も良く本当に楽しめます。３時過ぎ、無事に下山する事が出来ました。下の駐車場辺りの斜面では、家族連れの人達が子供達にソリ遊びをさせていました。子供達も、普段見る事の少ない大雪で、楽しそうにはしゃいでいたことが印象的でした。多分これで、今年前半の雪山は、終わりではないかと少し残念です。桜もほぼ満開になり、急に暖かくなってきました。

2021/03/29

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タモの長椅子2

タモの長椅子が完成しました。時間が空いた時に作っていた、タモの長椅子が出来ました。ホゾ切りが全部で大小６ヶ所、後は全体的にも大きくないので割合スムーズに作業は進みました。脚の部分が、左右少し長さが違うので苦労しましたが、ほぼ計画通りに作業出来ました。両脚を仮組みすると、こんな感じです。まだ出来ていませんが、真ん中に一本補強のためにタモの角材を入れる予定です。表面はサンドペーパーも終わり、綺麗に仕上がっています。タモ角材も入り、それぞれのホゾにも接着剤のボンドも入れて、大型のクランプで数日固定します。固定して数日後、クランプも外して塗装です。今回もアルドボスで、オイルフイニュシユします。そして、数日たって出来上がりました。タモ材は、人気があるだけに木目の美しさには定評があります。作ってみると収まりも非常に良くて、置いた感じや使い勝手も予想以上だったので、残して置いた板半分も長椅子にしてみようと思いました。時間的に、すぐに取り掛かる事は出来ませんが、又時間を見つけて制作して見るつもりです。タモは本当に良い材料なので、良い板が欲しいのですが高価で、今は手に入りそうにはありません。

2021/03/28

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真庭市勝山の桜

今日、真庭市勝山の旭川沿いの桜を見てきました。近くでは、久世のトンネル桜が有名ですが、私は人の少ない勝山から久世までの間の旭川沿いの桜が好きです。今回は、その中でも菜の花とのコラボが美しい勝山・旭川の桜です。後、一週間は見頃だと思いますので、コロナ下ですが是非ご覧ください。

2021/03/27

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ヤマガラの巣箱２

３月１９日に紹介した「ヤマガラの巣箱」、サクラの木の下に設置した巣箱に住み着いています。独特の鳴き声で覗いて見るとヤマガラのカップルが、巣箱のある桜の木にとまっていました。工房の桜は三分咲き、これからがまさに桜のシーズンです。昨年は、キツツキの開けた穴に巣を作っているヤマガラを見ましたが、やはり自分の架けた巣箱に入ってくれると嬉しいものです。シジュウカラがポストに巣を作ったという話も聞いた事があり、カラ属は比較的人間に慣れているという事が、証明された感じです。相手を呼んでいるのか、結構大きな声で鳴いていました。今、工房庭にはウグイスのさえずりが鳴り響いて、咲き始めた桜の花と相まって春爛漫の様相となりつつあります。

2021/03/24

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タモの長椅子

タモ材の長椅子を制作しています。材料にこだわりは無かったのですが、たまたま真ん中に割れの入った材を見つけ、使う事にしました。タモはモクレイ科の広葉樹でトネリコ属に分類されています。長さ１メートル、幅７０～８０センチです。広葉樹の中でも大きい部類に入り、硬い樹ですが加工は比較的しやすい樹です。まずは、割れの部分を半分にカットします。長椅子に使う方を選んで、簡単に電動カンナで表面を削りました。均質な材料だけに、本当に綺麗な木肌が現れます。近年は、クルミといともに落ち着いた木肌が、一番人気の高いタモ材です。耳の部分は、なるべく生かして加工します。これが真四角とか長方形の決まった形だと加工も簡単なのですが、それではタモ材本来の良さが失われてしまうので、ここは手間がかかっても自然の形を残します。脚の部分もタモ材を使い、贅沢に仕上げます。タモには、ヤチダモとアオダモがありますが、野球のバットに使用されるのはアオダモです。これから脚の下の部分や、真ん中に通す角材などもタモ材で用意して、加工の連続です。急ぎませんので時間を掛けて、ゆっくりジックリ作業を進めるつもりです。

2021/03/23

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アニマルトラック

冬山のひそかな楽しみ、アニマルトラック(動物の足跡)今年も何回か雪山の登り、誰も歩いていない雪の上を、この山に住む動物達が歩いているのを見ると、本当に嬉しくなります。岡山県北の山には、ウサギ・タヌキ・イタチ・シカ・キツネなど、様々な動物の足跡がありますが、今回写真で紹介するのはシカとキツネです。場所的にはシカだと思いますが、大変良く似ているイノシシの可能性もあります。全体の大きさと歩幅からシカだと判断しましたが、断言は出来ません。次は、キツネですが、タヌキの足跡も沢山あり、個体の大きさや雪の状態により、似た物はやはり判別が難しい所です。昨年もアニマルトラックの写真を紹介しましたが、その時には珍しくヤマドリの足跡が綺麗に残っていて、嬉しかった事を思い出しました。これから、もう少しは雪が残っていそうなので、動物の足跡も見る事が出来そうです。最後は、人間の足跡。これも立派な、アニマルトラックです。烏ヶ山(からすがせん)頂上に向かい伸びています。

2021/03/22

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工房桜開花

工房の庭にある吉野桜が開花しました。一昨日までは蕾でしたが、今日工房に行って見ると、２分咲き位に桜の花が咲いていました。それでも場所によって、まだ蕾で咲いていない桜の木もあります。今年は、櫻が咲くのが本当に早く、平地ではもう半分ぐらいは開花しています。それだけ温暖化で気温が高く、コブシなどとほぼ同時に一度に花が咲くという傾向が続いています。庭の桜は咲き始めましたが、驚くことに山桜は場所によっては、満開の所も多くあります。山桜も数種類あるようで、少しピンク色が濃いものや薄いものなど様々です。こんな所に山桜があったのか、と毎年改めて見る事が多い日々です。これから暫くは、本当に綺麗な桜の写真が載せられると思います。桜には、コロナは全く関係ない事が、嬉しいです。

2021/03/20

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ヤマガラの巣箱

工房庭に、昨年設置した巣箱の一つに、ヤマガラが入ったようです。昨年の春に５個の巣箱を作り、工房の庭にある栗や桜の木に設置しましたが、昨年は残念ながら野鳥の利用はありませんでした。今年、桜の開花が気になって先日覗いてみると、櫻の木に設置した巣箱の一つに、ヤマガラが出入りしていました。この巣箱は、一番手を入れてカラフルに作った物で、この色合いをヤマガラが気に入ったのかも知れません。本当の所はどうなのかは分かりませんが、この春は他の巣箱にも期待が膨らみます。ヤマガラの大きさは、ほぼスズメと同じで日本全国に分布していますが、特に西・南日本に多いそうです。大体は、コゲラなどが開けた穴を利用して巣を作りますが、巣箱なども比較的使います。ヤマガラの食性は雑食で、昆虫・蜘蛛・果実などですが、特にエゴノキの実が好物です。この巣箱は、吉野桜に取り付けていますので後数日すれば、満開の桜の中にヤマガラの家があるという事になります。その時の写真は、後日撮影して載せる事にします。最後は、工房庭最近の餌場の様子です。常連のミヤマホウジロやアオジなどが、三々五々集まっては餌をついばんでいます。この間は、ここに初めてヤマバトが来て、餌を食べている様子を見る事が出来ました。これから暖かくなると、餌場も必要なくなりますが、もう少しの間面倒見ようと思っています。

2021/03/19

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葬式饅頭

知り合いの葬儀に参列し、帰りに葬式饅頭を頂きました。葬式饅頭は葬儀に提供される饅頭の総称です。最近では少なくなりましたが、田舎ではまだ葬式の時に持って行き、お供えした後、参列者に配られます。これには宗教的、民俗的な背景があり、故人が所有していた物を残された者に、喜んでもらえる形にして返すと言う意味があるそうです。昔、私が生まれた家の隣は、初老の夫婦が営む饅頭屋さんでした。饅頭もパンも作っていましたが、饅頭の方が多かったように思います。葬儀の予約が入れば、沢山の葬式饅頭を作っていました。饅頭が蒸しあがると本当にいい臭いが隣からしてきて、小さかった私は飛んで行き、饅頭作りを見ていました。葬式饅頭は蒸し上がると焼き鏝で、蓮の花やら菊の花など押して出来上がりとなります。その工程が面白かったのと、かならず形の悪い物を食べさせてくれたので、毎回見に行っていて、私にとってはおやつの時間という感じでした。この御夫婦には、本当に可愛いがってもらいました。今にして思えば、蒸したて焼き立ての饅頭やパンを食べるのですから、おやつとしては、これ以上の贅沢はなかったと思います。今回頂いた葬式饅頭が、薄皮で柔らかく、あんこもしっとりとして本当に美味しく、予想以上の味に驚きました。それと同時に、幼い頃に饅頭を食べさせてくれた、隣の老夫婦の饅頭の味を思い出し、無性に懐かしく思えました。

2021/03/18

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雪の金ヶ谷山から朝鍋鷲ヶ山

昨年、初めての雪山が朝鍋鷲ヶ山で、新雪を苦労して登ったので、今年は金ヶ谷山から朝鍋鷲ヶ山に縦走して見る事にしました。金ヶ谷山にも以前登った事がありますが、かなり前なのでほとんど忘れていました。クラフトセンターに車を停めて9時30分出発。雪はまだかなり沢山残っていました。雪の中を登り、約４０分程で金ヶ谷山に到着。途中で上着を脱いで登りましたが、寒いのにかなり汗をかきました。新庄村・土用ダムの姿も見る事が出来ました。金ヶ谷山頂上で休憩。その後、少し下った場所で大山の姿を見る事が出来ます。天気は良いのですが、風が思った以上に強く吹いていました。ここから朝鍋鷲ヶ山へ向かいますが、いったん下りが続きます。ここで持ってきたソリを初めて使いました。雪も丁度良く絞まっていて、長い下りをスピードよく滑る事ができました。本当に簡単なソリですが、面白く重宝します。朝鍋鷲ヶ山頂上手前に、大山などが本当に綺麗に見渡せる場所があり、そこで昼食を食べました。大きな鉄塔があるために木を切ってあり、夏場は笹原なのか雪のために今は、何も無い広い場所になっています。天気も良く、風も止んで、最高の景色です。ここでもしばらくソリを使い滑りました。１２時３０分、朝鍋鷲ヶ山山頂到着。昨年、ここを訪れた時よりも雪は少なくて、感動の碑などが姿を見せていました。老朽化していますが、展望用に鉄骨の展望塔があり、そこから昨年と同じように大山辺りを見る事が出来ました。下山は、野土路ダワまで、登り下りを繰り返しながら旧県道北に出ました。この場所から新庄村方面まで旧道を歩きましたが、結構距離があり時間がかかり大変でした。野土路トンネル入り口まで下り、県道にでると冬なので見られる五段滝。新庄川の源流です。３時、無事に駐車場に到着。朝には車が無かったクラフトセンターにも数台の車が止まり、家族連れが子供達と雪遊びをしたり、食事などを楽しんでいました。今回は、後半が結構ハードな山歩きとなりましたが、天気も良くて景色は本当に最高でした。

2021/03/15

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バケツコンロ炒飯

バケツコンロという物を、昨年の暮れに購入しました。焚き火をした後のオキビが勿体無くて、本当は七輪が欲しかったのですが、ホームセンターに出かけて見ると、1200円ほどでバケツコンロというものがあり、面白そうなので使うことにしました。構造は七輪と同じですが、穴が沢山開いている事と用量が大きいので、長持ちはしませんが火力は、七輪より強いのが特徴です。焚火が終盤になった頃に、オキビを取ってバケツコンロに入れると、５分程で温度が急激に上がります。横の穴と下の桟から空気が入り、何もしなくても火が強くなります。普段は、ヤカンをかけてお湯を沸かしたりしますが、今回は昼飯用に買っていた冷凍炒飯を作ってみました。フライパンに少しの油をひいて、少したって炒飯を入れると、それからはひたすら混ぜます。火力が強いので、家庭用のガスコンロとほぼ同じです。少し焦げ目が付くぐらいに混ぜて仕上げました。時間にして１５分ぐらいでしょうか。完成です。その後インスタント味噌汁も作り、出来上がった炒飯も外でフライパンのまま頂きます。この炒飯はニチレイの冷凍ですが、肉も細切れに入っていて味はバツグンで美味しく、キャンプでも充分使えるので、これからはたびたび活躍しそうです。今回使用したバケツコンロ、使い方によってはいろいろな事に使えそうで、格安で面白い商品だとおもいます。軽いので、キャンプには最適かも知れません。

2021/03/13

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ジャズ CD

1990年代のジャズCDを6枚,購入しました。工房でのBGMとして、ラジオを始め色々な音楽を聴きますが、最近のラジオ番組は、まとまった音楽番組は少なく、やたらと通販のコマーシャルばかりが多くて、最近ではほとんど聴くことが無くなりました。落語は別として、レコードもＣＤの枚数も限られていて、ここらで邪魔にならない音楽は無いものか・・・と考えて、最近古民家カフェなどでよく耳にする、ＢＧＭとしてのジャズに注目しました。ジャズは１９７０年代には、割り合い好きで聴いていましたが、その後はだんだんと聴く機会が少なくなって、最近はほとんど聴いていませんでした。ところが最近、ユーチュウブで１９９０年代のジャズを聴いて、またジャズを聴いてみたくなりました。調べてみると現在ジャズが低迷しているそうで、最盛期１９９８年の半分以下、音楽産業全体の２パーセントに、売り上げも低迷しているそうです。現在は「都合のいいＢＧＭ］というのが、残念ながらジャズの置かれている位置のようです。私の聴き方も、これに当たるので、えらそうな事は言えませんが、昔のように真摯にジャズに向かい合いたいと思っています。取りあえずは、１９９０年代のジャズＣＤ６枚で、ジャズの世界を体感してみたいと思っているところです。

2021/03/12

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春の訪れ

今日も本当に暖かな一日でした。気を付けて見ると、工房の周りでも春の訪れを告げる花々が、静かに咲いています。少し日陰で涼しい場所に、藪椿が本当に控えめに咲いて、まだ綺麗な花が山道に落ち、藪椿の存在を知らせてくれます。薄く青い小さな花が無数に咲いていますが、多くの人が気にも留めないのが少し可哀想です。紫の花も綺麗です。沢山咲いていますが、名前は知りません。早春を代表するフキノトウ。上手く写せませんでしたが、てんとう虫も見つけました。工房では、梅の花が終わりかけていますが、桜はまだまだ咲きそうにありません。ウグイスの声は、３月に入るとすぐに聞こえてきています。

2021/03/10

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ネムノキ

墓の上にある大木のネムノキを、チェンソーで伐採しました。墓地の上にあるネムノキは自然に生えた物ですが、落葉高木の為に葉っぱや花を落として、それらが墓石に雨でくっ付き困っていました。伐採自体は昨年の11月済ませていましたので、今回は切り倒した物を薪の大きさに胴切りしたり、枝の片付けなどしました。ネムノキはマメ科の落葉高木で、夜になると葉が合わさって閉じ、その様子が眠るように見える事が名前の由来だそうです。漢字では「合歓木」、塩害に強いので海岸の防風林として利用されたり、生薬としても利尿・鎮痛剤などにも使われています。結構、枝なども多くあり、片付け作業は４時間近くかかりました。途中で一度、チェンソーの目立てもして、大きい物は薪の大きさに切りました。胴切りしたネムノキの太い部分を一つだけ、この間購入したアドラーの斧で割って見ました。直径４０センチ程ですが、真ん中に節があり左右に捩じれていて、かなり手ごわい相手です。最初は、アドラーの洋斧でしたが、途中からは和斧も併用して、ようやく縦・横から割る事が出来ました。結構時間もかかりました。このように難しい薪割では、やはり洋斧と和斧が無ければ難しい事が良く分かりました。ネムノキの片づけは、まだ半分以上残っています。

2021/03/09

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蔵開き　三光正宗

早春一番の楽しみ、酒蔵ので蔵開きが続いていますが、待ちに待った新見市哲西町神代「三光正宗」の新酒販売会が、昨日今日とありました。手頃な値段で本当に旨い酒というのは、宣伝などしなくとも誰にも分かるようで、毎年三光の「限定ひのくち朝しぼり」販売会には沢山の人が訪れます。昨年は行列で１時間待ちだったので、今年は時間を少しずらして出かけました。それでも小雨模様の天候でしたが、多くの日本酒ファンで酒蔵は一杯でした。小雨がぱらつく中でも、酒蔵のご主人は外の入り口で、お客さん一人一人に声を掛けられている様子は毎年同じで、誠実な人柄に頭が下がります。蔵の中では酒の販売の他にも、酒粕・酒マンジュウ・大吟醸ケーキ・豆菓子なども販売されていて、特に女性客に人気でした。昨年はコロナのために参加出来なかったアルバイトの高校生達も、今年は購入した酒を台車に乗せて車まで運んでくれるサービスも復活して、彼らの元気の良い応対も清々しく気分の良いものでした。購入した新酒は、仲の良い近所の知り合いにも一本お裾分けして、今年の三光の新酒を味わってもらいました。帰り、新見市内の飲食店で昼ご飯を食べていると、隣の席に来た二人連れの人も、三光の新酒販売会に行ったらしく、蔵開きの話しをされていました。その方の話によれば、昨年は最後の方には一升瓶が足りなくなって、ペットボトルに新酒を入れたほどの人気だったという事です。私もこれで夏までは、美味しい酒の心配はなくなりました。

2021/03/07

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椎茸原木移動

先日紹介した、今年植えた椎茸原木を移動しました。3月に入り気温上昇に伴い、2年〜3年前に植えた椎茸が少しづつ生えてきました。それに伴い少しづつ原木の場所を移動して、年代別にわかり易くしました。菌を植え付けて、２年位しないと椎茸は生えてこないので、収穫するのには時間がかかります。３月に入り、気温が上がるにつれて椎茸が姿を見せてきました。これに雨が降って水分が加わると成長も加速します。同じ菌でも、木の種類によって椎茸の見た目は少し違います。水分の関係もあるようですが・・・先日紹介した、今年の椎茸原木も椎茸置き場に運び、まだ並べていませんが置いています。これを並べるのは、大体５月頃になると思います。手前程新しく、置くほど古くなっています。これから、どんどん椎茸が生えてきます。工房の椎茸原木は、まだ動かしいていませんが、５月に入ると湿気の多い暗い場所に移動するつもりです。収穫出来るのは２～３年後になりますが、それはそれで楽しみに待つ事にします。

2021/03/04

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雪の皆ヶ山

蒜山三座の隣に位置する、皆ヶ山（1159)メートルに登りました。大山・蒜山に比べて目に留まりにくい地味な山で、それ程高くないので気楽に行きましたが、雪もあり結構キツイ登山でした。皆ヶ山の前に控えている二俣山(１０８０メートル)、ここから皆ヶ山までが結構遠く感じました。１０時４５分出発です。蒜山高原キャンプ場からすぐに雪道になります。以前に登った三平山から続いている軍馬の育成場としていた土塁が、道の右側に続いています。３０分過ぎた頃から急坂になり、アイゼンを装着しました。登り右手方面には、上蒜山が見えています。１２時４０分二俣山山頂到着。夏には、快適な道だとガイドブックには載っていますが、冬は結構ハードでした。ここから急坂を登り、４０分ほどで皆ヶ山山頂に到着。天気は快晴で風もなく、本当に気持ちのよい登山が出来ました。頂上は結構広いですが、雪が深くてなかなか山頂の表示が見つかりませんでした。最高に見晴らしの良い場所で、昼ごはんです。今回はカップラーメンとおにぎり、雪の中で熱々のラーメンは最高です。1時３０分、下山を始めました。下りには大山方面に、矢筈ヶ山・小矢筈・甲ヶ山などの山々が見えていましたが、山頂付近が黒く見えているのは、岩場で鋭く雪が付いていないためです。雪は深いです。３時４０分、無事にキャンプ場まで帰ってきましたが、冬季通行止めのため、そこから車を駐車した場所まで３０分歩きました。帰りに夕日に少しだけ染まった大山・烏ヶ山を見ました。雲は全くなく、今年見た中では一番の素晴らしい景色でした。やはり大山は、他の山とは何かが違います。

2021/03/02

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蔵開き　桜芳烈

待ちに待った新酒、蔵開きのシーズンが訪れました。県北で私が心待ちにしているのは、新見市の「三光」と高梁市有漢の「桜芳烈」という、二つの酒蔵です。この二つの酒蔵の新酒を飲むと、大袈裟ですが他の酒は呑めません。このうち高梁市有漢の「芳烈酒造」の蔵開きが今日ありました。ところが、未だにコロナウイルス感染症の収束が見えないという事で、残念ながら蔵開きイベントは中止となりました。しかし、今年も岡山の米(アキヒカリ)と有漢水で醸造した、美味しい新酒が出来上がりました。早速、本日蔵元に買いに出かけました。イベントもなく少し寂しい酒蔵でしたが、純米無濾過生原酒を購入して帰りました。少し辛口の本当に旨い酒です。何も言う事はありません。今年も飲むことが出来て、本当に幸せだと感じた一杯でした。

2021/02/28

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ウッデイライフ

「ウッデイライフ」は1980年代後半から、1990年代にかけて約100冊発売された、アウトドア雑誌の先駆け的存在でした。工房で本箱の整理をしていて、懐かしく読み返して見ました。特に古い号は写真の2冊です。右の「ウッデイライフ」は、１９８９年３月発売。この時代は今とは違い、ログハウスに多くの若者が興味を持ち人気もあったようで、ログハウスを中心にしたアウトドア生活というのが雑誌の中心です。それのプラスして、木工ＤＩＹとカントリーライフの記事です。昨今ブームになっているキャンプは、この時代には人気はイマイチのようで記事は見当たりません。左は、１９８４年１２月の「ウッデイライフ」、１７年も前の物です。この頃の記事もログハウスが中心ですが、記事はほとんどが外国の話題が中心で、日本にはまだログハウスや、アウトドアが根づいていないことが分ります。外国への強い憧れを感じて、懐かしいです。少し遅れて創刊された「ウッデイ専科」も数冊混ざっています。この本は木工・ＤＩＹの要素が多くなっているのが特徴です。片づけていると、あまりにも懐かしいので数冊づつ持ち帰り、時間がある時に読み返しています。今読むと稚拙な所も多いですが、今の雑誌のように各メーカーの商品ばかりの並べて、まるでカタログのようになっているアウトドア雑誌よりも、数倍魅力があります。整理の途中ですので、また面白い雑誌や本が見つかりましたら、紹介したいと思います。

2021/02/26

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薪割り

アドラー(ドイツ製)の薪割り斧を買いました。和斧のは以前紹介しましたが、パワーで割る洋斧が欲しくて探していました。洋斧には他に、ハスクバーナー・ヘルコ・バイソン・ハルタホースなどがありますが、アドラーはドイツの職人が一本一本、手造りで仕上げられている点が、私としては一番気に入りました。ヘッドは高品質な炭素鋼で造られ、ハンドル部分は人間工学に基づいた形状になっていて、ハンドル部分の樹はヒッコリー(クルミ科の広葉樹)を使用しています。アドラーの一番の特徴は、ヘッド部分の重量で和斧の二倍、バイソンなどのヘッドより７００グラム程重くなっています。割った後には両側の膨らんだ部分が深く入り込み、極端な場合には外にはじき返します。それだけに重量も２６５０グラムと和斧の約二倍です。実際に使ってみると、そのパワーは驚くほどで、気持ちよいぐらいに薪が割れます。ただし重いので腕への負担は大変で、私では続けて使うことは不可能です。この斧と和斧を組み合わせて使う事が、一番効率はいいようです。このコロナ下、テレビのニュースを見ていると、都会では手斧を数メートル離れた的に投げるというゲームが、ストレス発散に人気が出ているそうです。そこまでしなくても、斧の本来の使い方である巻き割り作業でも、綺麗に割れると本当に気持ち良く、充分ストレス発散にも効果があるように思います。

2021/02/24

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アイゼン

雪山に登る事も多くなり、6本爪のアイゼンを購入しました。雪山登山は、夏山にはない魅力があります。氷と雪の斜面は滑る危険があり、滑落しない為にも安全で快適な登山には、アイゼンが必要です。一口にアイゼンと言っても、登山する場所や経験により、爪の数や構造の違う様々な種類のアイゼンがあります。私は初心者ですので、６本爪のアイゼンを購入しました。爪の数は４本から１２本まで、靴に装着する方法も様々です。私のは一番普通のバンド式、靴に結ぶシンプルなものです。今回で２回ほど雪山の登りに使いましたが、特に急登では滑りを防いで力を発揮しました。付けていない時とは、安定感が全く違います。下りは、引っ掛かりが怖いので使いませんでした。今年は結構雪が多いので、もう何回かはアイゼンの出番があるかもしれません。最近の物は、非常にコンパクトに出来ていて、本当に軽く使い易いです。

2021/02/22

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雪の花見山

花見山は新見市千屋、いぶきの里スキー場から登ります。今年は嬉しい事に県北は雪が多く、ここ数年雪不足で苦しめられていたスキー場も、久しぶりに喜んでいます。花見山に登った日も、いぶきの里スキー場は多くの人で賑わっていました。満車の駐車場を通り抜け、冬季通行止めの林道入口手前に車を停めて準備、そこから登ります。その場所はオートキャンプ場になっていて、春から秋にかけては多くの利用客が、楽しんでいるのではないでしょうか。非常に綺麗に整備されていて、今のキャンプブームに乗っているようです。スキー場斜面に沿った林道から、整備された登山道に入るという事ですが、何せ残雪のために全く分かりません。ピンク色のテープや、木に付けられている赤いスプレーを目印に探しながら、雪の中を登って行きます。途中からはかなりの急登、下がササなのと雪が解け始めているため滑り、歩きずらい登山道でした。天気は快晴。温度はかなり高めです。午後１２時、花見山頂上到着です。雪のため登りは、２時間程かかりました。雪のない時のコースタイムの倍です。苦労して登った花見山。しかし、頂上からは大山をはじめ、広島県の山々も見渡せるという、ご褒美が待っていました。少し霞んでいましたが、抜群の景色でした。その綺麗な大山を見ながら昼食を頂きました。これは頂上の反対側、鳥取県日南町方向です。頂上で４０分ほど休憩して、同じ道を下山しました。帰りはいぶきの里スキー場まで約５０分。普通は雪の下りは楽なものですが、今回は連日の高温のため残雪が解けかけて滑りやすく、かなり神経を使いました。元の駐車場に無事に戻った時には、車を停めた辺りにも多くのスキー客の車が停められて、天気がいいので小さな子供を連れた、家族連れの姿も沢山ありました。花見山頂上辺りと駐車場の気温の違いが凄まじく、千屋と新見、そして高梁の温度の差にも驚いた一日でした。

2021/02/21

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今まで見なかった野鳥

アオゲラ・カケス・トラツグミ、これらは数年前まで工房(高梁市)では、見られなかった野鳥達です。アオゲラは３年位前から、工房の庭で見かけるようになりました。県北の森に行くと時々見ていましたが、工房の庭で初めて見た時には驚きました。それからは住み着いたようで、毎年時々見かけるようになり、大きな声で鳴いて移動するのでよくわかります。数日前には、工房の桐の木にとまっていました。今年になって初めて見たのは、カケスです。カケスも県北の森でよく見かけていましたが、工房の庭で今年見かけました。今まで、この地域には居なかった野鳥が、どうして移動してきたのかは不明ですが、気温なのか餌などによるものかは分かりません。最後は、トラツグミですが、トラツグミも工房では初めて見ました。夜更けに非常に寂しい鳴き声で、地方によっては「ヌエ」と呼ばれ、不気味がられますが、明るい場所で見るとヒョドリ程の可愛い野鳥です。工房の庭では、今年はこれらの珍しい野鳥達に加え、ジョウビタキ・(オス・メス)そしてルリビタキ・(オス・メス)なども度々見かけ、野鳥の種類も例年になく多いのが特徴です。

2021/02/19

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包丁を砥ぐ

包丁を切れ味良く砥ぐのは、なかなか難しいものです。ノミや鉋の刃、鎌・斧などいろいろと砥ぎましたが、簡単そうで意外と難しいのは包丁です。何回砥いでも、毎回一定に上手く砥ぐ事が出来ずに悩んでいました。上手く砥ぐために、いろいろと調べた所、ポイントが大きく二つ見つかりました。一つは砥石の状態。二つ目は砥ぐ刃の角度です。まず、砥石の状態ですが、これは水平で平らでなければ絶対にダメです。良く見てみると、私の砥石はどれも多少の凹凸がありました。そこで手持ちのブロックを使い、徹底的に水平になるよう擦り付けて均しました。荒砥石・中砥石・仕上げ砥石、すべてを水平に砥ぎました。結構重労働でしたが、時間はそれほどかかりませんでした。そして二番目に重要な砥ぐ刃の角度ですが、これは１０円玉２枚が、理想的に砥げる角度であることが分りました。後、細かい事は沢山ありますが、この角度が決まれば半分は出来上がりという感じです。寒い中でしたが、ゴム手袋と一部お湯を使い、なるべく丁寧に仕上げました。砥石の状態も普段分っていれば、これからは時間もこれほどかからず、切れなくなれば簡単に包丁を砥ぐことが出来ると分りました。これが参考になるかどうかは分りませんが、是非挑戦してみて下さい。特にご主人は、奥さんにほめられる事請け合いです。多分・・・

2021/02/18

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マジックテーブル制作

特殊ですか、マジックテーブルを頼まれて作りました。マジック用のテーブルは、全ての部分が分解出来、軽くて丈夫な事が求められるので大変です。全部で一ヶ月程かかりましたが、どうにか塗装も終わり完成です。脚と天番、そして両サイドの天板が取り外せるので、移動の場合は手荷物に入ります。ほとんど合板を使っているので、重さもあまり無いのが特徴です。両サイドの部分は、このように取り外せます。塗装は明るい色合いのマホガニーを二回、重ね塗りして乾かしました。私の場合、ほとんどがオイルフィニッシュ仕上げで、その他は箪笥の修理の時ぐらいにマホガニーの塗料は使うぐらいです。マジック道具を作るのは、これで２～３回目ですが、普段の家具作りより繊細さを求められるので神経を使います。今回は、期限内にどうにか完成して本当に良かったです。

2021/02/17

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雪の白馬山

新庄村　毛無山隣の白馬山に登りました。毛無山から登り白馬村から下山したり、その逆に回ったりした事がありますが、今回は時間も無く雪もあると言うことで、白馬山だけ登り下山しました。最初は、植林した杉林の中を歩きますが、その辺りは雪もまばらで普段と変わりありません。ところが歩き始めて１５分位すると辺りの景色は一変してきます。登山道にも残雪が多くなり、しばらく休憩した所でアイゼンを付けて、これからの急登に備えました。雪のために本来の登山道は、ほぼ分からなくなっています。生憎この日は天気も悪く、午後ですが周りもガスっていて、ほとんど景色は見えません。不気味なほど静かで周りは白く、小泉八雲「雪女」の小説が思い出されます。雪があると普段登り慣れている場所でも、時間も体力も倍はかかるように思います。登りは結構きつく汗をかきました。登り始めて１時間半で白馬山頂上(１０６０メートル)。見慣れた頂上ですが、雪のために感じは全く違って見えます。ここの木陰からは天気が良いと、大山の姿も見れますが今日は何も見えませんでした。しばらく休憩して、同じコースで下山します。こちらは朝鍋鷲ヶ山方面。昨年は雪の中、朝鍋鷲ヶ山に登った記憶が蘇って来ました。あの時は新雪で、本当に疲れました。帰り、毛無山ビジターセンター駐車場には、約１時間程で戻って来ました。下りの雪の中は、まるでスキーをしているように早く、雪の季節ならではの面白さがあります。雪がクッションになり、膝を傷めない事も嬉しい事です。今度は、毛無山へも雪の中登りたいものです。

2021/02/15

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猫　組木2

1月26日に紹介した組木は、ねことネズミでしたが、今回は猫の親子です。一度イメージが固まると、それから展開して色々なパターンが出来るのが、組木などの面白い所です。型紙を作り、実際にブナやカツラの板に写して、糸鋸で切り出し様子を見ます。最初はブナで作りましたが、ブナはさすがにオモチャにする木では人気ナンバー１だけに、素朴な味わいが何とも言えずいい感じです。左がカツラ、右がポプラですが、同じデザインでも雰囲気は全く違ってきます。どちらが好きかは、好みの問題になりますので、自分が良いと思う方が選べます。ここには載せませんでしたが、猫だけというのも作りました。それはシンプルになりましたが、私としては一番気に入った物となりました。誰に見てもらう物でもなく、自分だけが満足していればそれでいいので、工房の片隅に静かに飾っておくつもりです。

2021/02/13

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六代目　笑福亭松喬

最近、YouTubeに六代目　笑福亭松喬の落語が沢山アップされ、毎晩楽しんでいます。六代目　笑福亭松喬が亡くなり、8年が過ぎようとしています。もし生きていれば松鶴を確実に継いでいて、関西では文句なくトップであったろうに、本当に惜しいことをしました。松鶴の弟子でありながら、松鶴の芸風とは全く違い、どちらかと言えば米朝のような計算された落語でした。マクラの噺など聴いていると、豊富な知識でインテリであった事をうかがわせます。２０１７年には弟子の三喬が、七代目　笑福亭松喬を襲名しました。亡くなった松喬は本当に弟子には恵まれていて、七代目も素晴らしい噺家です。米朝の場合は、跡継ぎとなる弟子に次々死なれてしまい結局、米朝を超える噺家は出ていません。「一人酒盛り」「花筏」「尻餅」「寄り合い酒」「住吉駕籠」「はてなの茶碗」「お文さん」「二人癖」など聴きましたが、特に「お文さん」「二人癖」の出来は素晴らしいものでした。亡くなった好きだった噺家達が生きていたら、どんな噺家になって、どんな噺を聴かせてくれているのだろう・・・と考えると、本当に悔やまれます。昔から言うように、いい噺家は早死にというのは、どうも本当にようです。

2021/02/11

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椎茸原木栽培

椎茸栽培で言う所の接種作業をやりました。わかり易く言えば、伐採して玉切りにした原木にドリルを使い穴を開けて、椎茸の駒(種菌)をカナヅチで打ち込むと言う作業です。原木は先日、知り合いからもらった物を使います。全部で３０本。椎茸の駒はホームセンターで４００個入りを購入、金額は２０００円。他には１００個・８００個と販売されていましたが、原木３０本ぐらいでは４００個位がいいところです。本数よりも原木の大きさに左右されますが・・・ドリルで穴を開けては、駒を入れ打ち付けていきます。単調な作業ですので休憩しながら、穴を開けたり駒を入れたりを繰り返しました。作業時間は約３時間。中腰の作業が続きますので、腰や足が痛くなります。幸い、今日は天気に恵まれてポカポカ陽気だったので助かりました。作業終了です。このまま５月頃まで仮伏せしておき、それから本伏せという順になります。椎茸の収穫には、まだまだ時間はかかりますが、美味しい椎茸が食べられる事を楽しみに待つ事にします。

2021/02/10

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和斧発見2

数日前に工房納屋で、和斧2本発見しましたが、刃を研いだ後で残念ながら柄が、折れてしまいました。見つけた時に刃は錆付いていましたが、柄は丈夫そうに見えました。ところが刃をある程度砥いだところで、数回薪を割ってみると柄が折れてしまいました。やはり４０年も経っていると、丈夫な柄も朽ちているようです。小さい方の斧も同じく柄が折れました。割るときの衝撃を考えると、幾ら硬い木でも寿命があるようです。小さい手斧の方は、刃だけ砥いで修理することは諦めましたが、大きい斧は柄の部分をホームセンターで探して購入、修理してみることにしました。硬木の斧用柄は、１４００円程で売られていましたが、購入者は少ないようです。刃の部分に入る個所の大きさを測り、小さくならないように加工します。叩いて入るぐらいの大きさにして、真ん中にクサビが入るように切り込みを入れました。一番下にもクサビを作って入れました。オノオレカンバという硬木を持っていましたので、迷わずそれを使いました。後は、カナズチで叩き込んで完成ですが、思っていた以上にしっかりした仕上がりになりました。黄色いテープを首の所に巻いて完成です。このテープを巻くのは、この部分を割るときに薪に当てない為です。ここを薪に強く当てると、一度に折れてしまい使い物にならなくなります。和斧にはありませんが、洋斧にはこの部分に金属を巻いた物が多くあるのはその為です。その後、使って見ましたが、最高の使い心地で本当に良く割れます。和斧の場合、割り方としては薪をねかせますが、その分長い物や割りにくい節などがある物も、充分割ることが出来ます。やはり和斧は、技術のいる斧だと改めて思いました。和斧刃の両側部分に刻んである、三本と四本の溝については諸説ありますが、三本の方はミキ・神様に供えるお神酒の事。四本はヨキ、太陽・土・水・空気に感謝する。どちらも作業の安全を神様にお願いしながら、使わせて頂くと言うのが、私は一番合っていると思っています。

2021/02/09

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雪の三平山

今年初めての登山は、雪の三平山です。以前、三平山に登った時は雪の無い季節でしたが、あいにくの雨で絶景は見れませんでした。今回は、雪は覚悟していたものの、登山口近くの駐車場に到着した時には、小雨が降っていて車の中で暫く待ちました。予報によれば、暫くすると雨雲は通り過ぎるという事で、大体予報通りでしたが、霧も立ち込め気分は沈みがちです。駐車場から登山口まで雪道を歩きます。途中で何回かキャンプした事のある、三平山森林公園キャンプ場を通り過ぎましたが、真っ白で雪の中に埋まっていました。登山口まで滑らないように進みますが、表面は雨である程度固まっていて滑りやすくなっています。昨年の朝鍋鷲ヶ仙登山を思い出します。登山口から登り始める頃には小雨も止みましたが、霧が立ち込めていて視界はほとんどありません。他の登山者を抜いたり抜かれたりして、頂上を目指しました。雪のない時に登ると比較的楽な山ですが、雪があると山は一変します。途中で、前日に購入した新品のアイゼンを装着して、付心地を確かめてみました。アイゼンを付けると急な雪の上でも、楽に登れかなり役立つ事が確認出来ました。１２時丁度に三平山山頂に到着しました。霧に風もあり非常に寒い感じですが、ここで昼食をとる事にしました。まずは、お湯を沸かしてカップ麺を作ります。寒い季節には、熱いスープの飲めるカップ麺が最高のご馳走です。それともう一つは、これもお湯を入れると３分で出来上がる、サーモン・チーズリゾッタ、これはモンベル販売ですが、実は永谷園が生産しています。非常に簡単ですが、味も中々しっかりしていて美味しく、非常食にもお勧めです。食事後、少し休憩して帰りは別のコースで下山しました。雪があるので普段では下山できない場所でも、雪の中を降りることが出来、それはこの季節ならではの面白い体験です。ソリを使って、下山しているグループも見かけました。昔、この三平山には、県境沿いに陸軍の軍馬育成場が２３００ヘクタール造られ、その土塁の長さは、全長５６キロにも及びました。現存している土塁は４６キロだそうですが、その土塁が一部登山道となっていて、戦時中の薄れいく記憶を辛うじて残しています。今回は、その土塁沿いに下山してみると、ほぼ元の車を停めた駐車場辺りに下りてきました。雪の残る登山は、準備も気力も体力も大変ですが、雪ならではのかけがえのない面白さも魅力もあって、一度体験すると本当にやみ付きになってしまします。

2021/02/08

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和斧発見

偶然に工房納屋で、40年程前に使われていた和斧を発見。それは本当に偶然で、普段は上がらない納谷の二階に、別の用事があって上がり、木箱に無造作に置かれた和斧二本あるのを見つけました。持ってみると柄の部分がしっかりしていて、刃の部分さえ錆びを落とし砥げば、もしかして使えるかもしれないと思いました。しかし、本当に使えるかどうかは分りません。長い間放置されていたため、状態はけっして良くありませんが、刃こぼれはないようです。これから時間をかけてゆっくりと錆を落とし、ダメもとで砥いで見ます。今の時代は、薪ストーブに使う巻き割りに洋斧が主流ですが、昔はお風呂やかまどで燃やす為の薪で、ああまり大きな木を割ることも無いので、和斧だけで充分でした。私の考えでは、パワーの洋斧。技術の和斧という感じで、そういう使い分けが出来るように思います。まずは水にたっぷりと浸してから、荒砥で大まかに砥いでいきます。耐水ペーパーなども使わないと錆はなかなか落ちません。少し錆を落とすと、和斧特有の三本筋と反対側の四本筋が見えてきました。これについては次回紹介します。どうなるのか楽しみです。

2021/02/04

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ストーブでラーメン

以前から思っていたのですが、ストーブでインスタントラーメンが作れるのか？キャンプ用の小型のバーナーでは勿論、何の問題もなくラーメンは作れますが、それに比べると火力の弱いストーブでは少し無理なのかも。とは言っても、ストーブの火力も相当あり、ヤカンのお湯は直ぐに沸きます。やってみました。まずは、ヤカン一杯にお湯を沸かし、それを小型の鍋に移し換え再び沸かします。その間にどんぶりにお湯を入れて温め、鍋のお湯がグラグラ沸騰した所にインスタント麵を入れます。そのまま２分ほど待って、麵を箸でほぐしてから火から離しますが、それはあまり長い時間、麵を温めていると麵が、のびてしまうのを防ぐためです。その間に、どんぶりのお湯を捨て、スープをいれ熱い熱湯を注ぎます。鍋のふたを取り、大量のネギを入れてから(今回はネギ味噌ラーメン)、良くかき混ぜ箸でスープの中に麵を入れて完成です。時間は全部で４分。これより早いと麵が硬いですし、遅いとのびてしまいます。そして完成です。結局、２回ほど失敗しましたが、ストーブの場合、この間隔と時間が一番美味しく出来上がります。直火ではないので、麵を硬めに仕上げて、とにかく熱いお湯でスープを入れる、どんぶりを熱く暖めるという事がコツのようです。しかし、ストーブでインスタントラーメンを作るということ自体、あまり無い事なので今回の事は、全く参考にはなりませんが・・・

2021/02/03

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紅梅

２月に入り、今日は肌寒い一日でしたが、工房庭では紅梅の花が開いていました。数日前見た時には、蕾が大分膨らんでいましたが、今日は五輪位開いていました。寒い寒いと言いながらも、季節は確実に春に向かって進んでいます。今日は久々に庭で焚火をしましたが、風もなく肌寒く、午後からは小雨と焚き火には最高の日でした。野鳥達にとっては、庭で焚火をしていて煙が上がっていても、あまり関係無いようで飛びまわっていました。ただ撮影時には煙が邪魔になり、折角のシャツターチャンスを逃す場合もよくあります。２月中旬には紅梅も満開になり、それからがいよいよ春本番、その頃にはコロナも治まってくれるとよいのですが・・・ちょっと無理かな。

2021/02/01

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今日の工房の野鳥達

今が一番、野鳥の見られる季節です。見かけた順番に、載せておきます。ジョウビタキ・メスアオジメジロジョウビタキ・オスルリビタキ・オス他にも、ミヤマホウジロやシロハラなども姿を見せて、今年は不思議に野鳥の種類の多い年です。

2021/01/31

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雪の中でチェンソー使う

先日メンテナンスして、目立てをしたチェンソーを久々に長時間使いました。昨日は冬に逆戻りの冬日となり、特に午後からは雪が舞って少し積もりました。そんな中、知り合いと約束していた通り、椎茸用の原木をもらいに、山に入りました。立木は、すでに切り倒されていて枝も処理され、丸太の状態になって椎茸原木は、丸太でも細いもので、長さも整えられていました。有難い事にほぼ、そのまま持ち帰れば良い状態です。椎茸原木以外は薪にするために切られたもので、一本を大体三等分(約４０センチ)に、チェンソーを使い切る必要があります。その作業を約２時間、雪が舞う中で行いましたが、不思議と寒さを感じる事はありませんでした。いよいよ目立てが、上手く出来ているかどうかが試されます。チェンソーの調子も非常に良く、切れ味も問題ありませんでした。まだ何回目かの目立てでしたが、知り合いからも褒めてもらえました。疲れる事も忘れてチェンソーを使いましたが、チェンソーは本当に人を熱中させる面白い機械です。雪の舞う中休憩時には、持参した温かいコーヒーを森の中で飲みましたが、やっぱり家で飲むコーヒーとは味が全く違うのは不思議です。

2021/01/30

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焼き芋

寒い時に、アツアツの焼き芋は最高です。工房ではストーブを使っていますので、大きなヤカンでお湯を沸かし、便利に使っています。そしてヤカンの隅の空いた所では、アルミに包んだサツマイモで焼き芋です。今回のサツマイモは「紅あずま」という品種です。買う時には、あまり大きなものではなく、なるべく細く小さめな物を選んでいます。タワシで洗ってから水ですすぎ、水を切ってからホイルに巻きます。そしてストーブの上に置き、３０分程の間に数回返すと、全体に上手く焼けて美味しい焼き芋の出来上がりです。これが大きいサツマイモだと時間が結構かかり、中まで上手く焼けません。時々、焚火をするので、その残り炭で灰の中に入れて焼いた事もありますが、この場合は火力が一定でなく経験がないと、上手い具合に焼き芋が出来ない事が分りました。焼き芋は独特の甘さで香りも良く、ついつい食べ過ぎてしまいがちですが、注意すべき事はカロリーが非常に高いという事です。今回のような非常に小さいサツマイモでも、小(１００グラム)で約１６３カロリーという事は、ほとんど茶碗一杯分の「ごはん」と同じです。これではとても、おやつという感じではありません。それでも悪い事ばかりではなく、食物繊維などは豊富で便秘解消には役立ち、ビタミンなども豊富です。今の時期、折角の美味しい焼き芋ですので、食べ過ぎることなく上手に付き合いたいものです。

2021/01/28

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猫　組木

昨年後半は、けっこう大きな物ばかり作りましたので、その反動もあり、久しぶりに組木です。私は猫が好きなので、最近は猫をモチーフにした組木が増えていて、ここ数年のクリスマスの組木も、やはり猫を使った物でした。材料となる樹類は、その時によって手元にある端材の利用ですが、糸ノコの用量が大きくないので、あまり厚い物は切れません。樹の種類によっても違いますが、大体２センチ位まででしょうか。今回は栓・センの板を使いました。最初に型紙を作り、それを木に絵取ります。猫とネズミの組み合わせなので、ネズミの部分だけ後で切り離します。組木の中でも比較的簡単なパターンで、複雑なものになると中をくり抜く為、ノコの部分を機械から外して再び付け替える、というような事をしなくてはなりません。線の部分をすべて切り離し、ペーパー１００番、それから１２００番で仕上げます。目の部分とネズミのひげは焼きゴテですが、他はすべて糸鋸で切り込んでいるだけです。出来上がるとオイル仕上げにしても良いのですが、栓の木肌が綺麗なので今回は何もせず、そのまま自然に仕上げました。私の使用している糸鋸はリョービ製ですが、卓上で大きくなく使い勝手が本当にいいものです。すでに２０年以上使っていますが、故障することもなくコストパフォーマンスにも優れた糸鋸です。ノコの部分は山の数が様々あり、たまにはストレスで折れる事もありますので、予備が必要ですが値段は安いものです。今は吸引ダクトも完備されていて、埃も非常に少なくなっています。木工でも組み木は、大変面白い分野だと思いますが、組木を趣味にする人が少ないのは本当に残念な事です。

2021/01/26

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阿吽山房

棚田で有名な、久米郡美咲町にある棚田の宿・「阿吽・あうん・山房」に行って来ました。今まで出掛けた古民家の中で、多分一番お金がかかった、贅沢な古民家ではなかったかと思います。古民家を修理したというよりも、ほぼ古材を移築して新しく建てられたと言ったほうが良い感じで、お寺の大きな梁なども沢山使われ、内部を見るだけでも価値があります。数人限定で宿もされていて、和室が２室・洋室が１室あり、ご主人は陶芸家で、予約すれば陶芸体験も出来るそうです。内装も素晴らしくセンスの良い物が、さりげなく置かれていました。私達の案内されたテーブルは、部屋の真ん中位でしたが、料理が出来上がるまで手前のお湯が沸いている場所で、ご主人が入れてくれたお茶を飲みながら待っていました。中央の吹き抜けは大きな梁で作られていて、そばにある大黒柱も見た事もないような大きさでした。ランチは「阿吽山房・昼膳」。予約していたので悩まずに済みました。内容は魚・肉・旬の野菜など、どれも手作りで比較的量も多くてお腹がいっぱいになりました。美味しい物ばかりでしたが、ヤマメの甘露煮と揚げたての天ぷらが、私は特に気に入りました。食後のデザートは、杏仁豆腐のラズベリーソース掛け、そして飲物と最高に美味しく、何も言う事はありません。今までに訪れた古民家カフェの中で、料理はここが一番です。お腹もいっぱいになり、少しこの場所で暖まってから、小雨の中を帰りました。庭には２匹の犬が飼われていて、おとなしく可愛い犬たちでした。阿吽山房を出て雨も止んで来たので、美咲町の有名な「大垪和西棚田・おおはがにしたなだ」を見てから帰りました。見晴らしの良い場所には、数体の案山子が置かれていました。場所的には大変行きにくい所ですが、古民家と料理は、それでも探して行く価値のある所だと思います。特に、都会で生活されている方にとっては、本当にお勧めです。是非探して訪れてみて下さい。

2021/01/24

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ノミを砥ぐ

砥ぐ物が溜まり、砥石の準備を前日からして、まとめて砥ぎました。本当は、こまめに砥ぐ事が大事なのですが、そこは無精な為、ついつい溜め込んでしまいます。一番必要だったものは、木鎌という樹の枝などを掃う時に使用する鎌の刃でしたが、ついでにノミも砥いでおきました。前日に砥石を３種類、荒砥・中砥・仕上げと、張った水の中に浸けて置き、準備はしておきました。　プロは、毎回使う時に研ぐようで、砥いでいる時間の方が作業時間より長いという話も昔は良く聞きました。今でも、そういう職人さんは少なくなりましが、居るには居るようです。すべてを砥終わると、結構時間はかかりましたが、気持ちもスッキリするというのは、何とも不思議な事です。木鎌も切れるようになり、メンテナンスの重要性を痛感しました。それにしても、水が本当に冷たかったです。

2021/01/23

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