カテゴリ:中学受験目指して
産まれた子が男だとわかった時から、覚悟していたことがある。
この愛くるしい(親目線)赤子も、いずれ野太い声のヒゲオヤジになるのだ、と。 (ハゲオヤジの可能性もあり) その過程で、残念な出来事が折に触れあることも覚悟していた。 まずその一つ目が、私を『ババア』呼ばわりすること。(笑) きっと私、悲しいだろうな~。 だからババアと呼ばれた日には、花と大きなバースデーケーキを買ってお祝いしよう。 『ババア記念日』として。子供の成長なのだから…。 そして、とうとう来た。この時が…… 予定より2年ほど早い。やっと他所の子におばさんって言われるのに慣れたところなのに。 只ならぬ長男の雰囲気に 「早く言うんなら言いなさい。あんたが『ばばあ』言うたらケーキ買いにいかなあかんねん。閉まる前に言うて頂戴。」 (冷静さを欠き、訛りがキツめになっている) 息を止めて待つ。 やっと長男のたらこ唇が動き、小さい声が漏れた。 「お母さんもお父さんも、こんなんやってないくせに。」 「………なんや、そう来たか。(脱力)」 ケーキはお預けになった。 親がやっていないからやらないと言うなら、やらなくてもいい。 だったら親が子供の時知らなかった楽しみ(塾も含む)を覚えるな。 今持っているモノ全て捨てられるか? 逆に。親がもしあらゆることをやって、出来てきた人間ならそれだけやれるってことなのか? 違うんじゃないの?君は君なんでしょう? 今、やりたくない理由を人のせいにしても解決しないよ。 で、悲鳴上げるほどいつ勉強したっけ? 懇々と諭すように言う。返事の代わりに彼が何度も言ったのは 「塾は辞めろ言わんといて…」 だった。 反抗とも呼べない程の、ほんの些細な抵抗。 (結局『バ』の字も聞けなかったし) こんなやりとりに、親子して何か得るものがあったのだろうか? (ちなみに。 『ババア記念日』のほか、この先『エ○本記念日』『彼女出来た記念日』等、 母親ならでわの様々な衝撃はホールケーキでめでたく吸収する予定である。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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