カテゴリ:中学受験目指して
前回、カリテで敗北し随分落ち込んだはずの長男は、その後またケロリとした様子で塾へ通っている。
仲間の背中の向こうに黒板を見る、その気持ちはいかがな感じかと訊ねたところ、 「いや~、くっそ~!!って思ってるねんで~、ボク。 それでさ、『どうせ来週、またそこ俺座るからな~!!』って見てるねん!!」 …黒板だけを見なさい。(笑) 何はともあれ、ご陽気で何より。 『僕』と『俺』が混在するお年頃もご愛嬌♪ さて。 前回の結果を受けての反省会の折、長男と再考したことがある。 『カリテ(復習テスト)の位置付け』について、である。 前回のように不出来な場合、間違った箇所を解きなおすだけが結構な作業量になる。 作業量にへこたれそうな上、気持ちは次のカリキュラムの範囲へ飛んでいるのか、はかどらないことこの上ない。 解きなおししながら、この時間を新しい範囲の勉強に充てたいか?と訊ねると、大きく頷く。 「ならば、どうするべきか自分で考えなさい。」 「今回のは解きなおししない。」 「おバカっ!!それは必修!!これからのことを考えなさいっ!!」 …ポク・ポク・ポク・ポク 一休さんバリに目を瞑り、彼は考える。考える。考える。 細い目が開く。 「間違えなかったら、直さんでもいいから…満点取る。」 「・・・(また無茶言うてる、この子…)。」 「満点は無理かもしれんけど、間違いを減らして時間を作る。」 「ふんふん、なるほどね。」 「ちゃうねん、カリテのあとはもうやる気なくなるねん。どうせもう点数上がらんねんもん。」 ご尤も。というか、そういう『どうせ』オーラはいつも感じられた。 どうせ間違い直しに労力を注ぐなら、点数が取れるように頑張るほうがマシ。だからテストの前にやり切る、と言う長男。 カリテのプライオリティーを上げるということらしい。 母としても、水を差す理由は無い。 間違えたら直せばいいと自分から言うようでは、受身過ぎて心配になったろう。 テストが2週に1回のうちは、彼の言うとおりやるのがいいかもしれない。 (できるなら、だが。) ということで、彼は『カリテ前に復習完了』を改めて意識して取り組むことにした。 そして週末、本当なら行きたかった学校見学も 「こんな成績じゃまだ行けないから…来年行くから。」 と、自ら取りやめた。 お母さん、行きたかったんだけどなぁ… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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