谷川俊太郎さんにとっての名言
先日商工会議所が主催している、夕学講座で詩人の谷川俊太郎さんと、覚 和歌子さんの「言葉の力」という講座を受講してきました。夕学講座は慶応義塾大学で行われている講座を衛星によりライブで全国で受講できるものです。しかも、市から3ヶ月中1講座、無料で受講できるチケットをいただけるので、それを利用させていただきました。(公報を見ていると、けっこうお得情報が載っています。)谷川俊太郎さんは有名だと思いますが、覚さんのことは知らず、プロフィールを見たら、「涙そうそう」の詞を書かれた方でした。対談があったり、それぞれの詩の朗読があったりと興味深かったです。なかでも覚さんの「アプローズ」(拍手)という詩にぐっときました。最後にお客さんからの質問コーナーがあり、おもしろかったのが、「詩を書く時はどういう時ですか?」との質問にお二人口をそろえて、「締め切り」とおっしゃっていたのがおもしろかったです。これは昔谷川さんのインタビューでも読んだことがあり、その時はちょっとがっかりしたのですが、今はさすがプロならではのお答えだと思いました。それと、「お二人にとっての名言は何ですか?」との質問に、谷川さんは「それは好きな人から好きと言われることです。」とおっしゃってみえたのが、微笑ましく、そりゃそーだなんて思いました。覚さんも「そんなこと言われたら、もう何も言えません。」と答えてみえました。ほんとに好きな人から好きと言われることほど、生きる原動力になるこはないと思います。谷川さんは78歳ぐらいだと思いますが、いつまでもそんな感覚を持ち続けてみえるのがとっても素敵だと思いました。話はちょっと変わりますが、私が好きなバンドにガガガSPというバンドがいます。このガガガSPの曲と言えば、8割りぐらいは昔好きだった人のことや、好きな人の事を歌った歌ばかりです。だけれど、それがどれも激しく胸を打ちます。詩はヴォーカルのコザック前田が書いているのですが、天性の才能を感じます。(キャラも強烈だけれど)そのガガガSPが昔好きなだった人のことを歌った「京子ちゃん」という歌があるのですが、最近「続・京子ちゃん」という歌がでて、ビデオクリップを見たらめちゃおもしろかったです。詩の内容はすごく共感することがたくさんあり、特に 深いことは知りたくないんだ 君のイメージは僕がつくるんだ 僕が知らない時間は 僕の妄想でうめるんだというところが、めちゃくちゃ共感しました。私は好きなバンドができたりすると、ライブの優先予約とかもあるので、ファンクラブに入ったりするのですが、インタビューがのってるので、読むとなんか違うなあと思ったり、自分が参加できていないイベントの情報が載っていると悲しくなり、けっこうすぐ辞めてしまうんですよね。キャラクターは曲のイメージで好きにつくらせていただきますって感じです。だから最近はファンクラブとか入りません。話を戻して、この「続・京子ちゃん」、お互い結婚している上での曲です。けっこう重くなりがちなテーマですが、ビデオクリップがご対面形式で、おもしろおかしく作られているところが、心が軽くなります。だけど第3者の私達はにとっていい楽曲だと思うし、京子ちゃんは思われていてとってもいいですが、その旦那さんはとっても複雑じゃなかろうか。そしてコザック前田の奥さん、めちゃ心情的にヘビーじゃなかろうか。確かファンと結婚したと聞いたので(違うかも)、そんなことは承知で結婚されていると思うのだけど。まあ、余計なお世話ですけどね。とにかくこれは人にとって、永遠のテーマかなと思います。