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小太郎日記

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2006.05.09
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テーマ:愛犬のいる生活
カテゴリ:カテゴリ未分類








子供のころ、学校の帰り道で子犬を一匹拾いました。
「飼ってもいい?」
子犬を抱きかかえ、急いで家に帰った私に母は、
「ごめんね・・・犬は飼えないの」
子犬の頭を撫でながら、ちょっぴり寂しそうに言いました。
当時のうちはとても貧乏で、小さなアパートで家族四人が肩を寄せ合って暮らしていたのです。
まだ幼かった私はそんな事情も分らず、
(なんでダメなんだ! このまま放っておいたら死んじゃうじゃないか!)
無慈悲な母親に怒り、一人でこっそり飼うことに決めました。

近所の森の中にある寂れた八幡神社。
その裏手に、いまは使われていない物置があるのを知っていた私は、家からこっそり毛布を持ってきて、段ボールとガムテープでその物置の中に犬小屋を作りました。

給食の残りや、家にあったパンなどを隠れて与え、落ち葉の絨毯の上をふたりでかけずり回って遊びました。
私が持ってくる食べ物の中で一番喜んだのがチョコレート。
私の手から奪って銀紙まで食べてしまった子犬が心配で、夜中にひとりそわそわしていたのをいまでもよく覚えています。

ある日、学校から帰ってすぐに神社へ向かった私は愕然としました。
物置の中の犬小屋がきれいに片付けられ、子犬の姿がどこにもなかったのです。

暗くなるまで必死に神社の周りや、森の中を探し回りましたが結局見つからず、涙で顔をグチャグチャにしながら帰宅した私を母親が心配し、
「・・・どうしたの?」
訪ねられて、私は犬のことを言ってしまいました。
「あなたが八幡様で犬を飼ってたの、前から知ってたわよ」
笑顔で母が、
「もう一度一緒に探してみよう!」
私の手を握ってそう言ってくれました。

次回へつづく




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Last updated  2006.05.10 19:01:37
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