ソワレ de ダンス
バレエを観るときは絶対良い席を!との思いが強すぎたか、今回は最前列でしたソワレでも今回のようなプログラムは、全体を見渡せなくても、ダンサーたちの息遣いが手に取るように伝わる(汗も飛び散る)この席のほうが、私にとっては得るものがありました。その余韻が今も身体の中でどんどん膨らんでいる余談ですが、男性ダンサーの皆さん良い香りでしたワン・チーミンの柳のようなしなやかさ、小枝のような細い細い腕。「アルルの女」で恥じらいを含んだヴィヴェットを踊る、抱きしめたいほどかわいい彼女。かと思うと精密ロボットのような動きで悲しみを表現する。1枚目の写真「タイス」はただただ美しく、ポアントの、コトリという音さえしない軽やかさ。そんな彼女が見せた2枚目「カルメン」は180度違う女性強い上に、寝室のパ・ド・ドゥでホセを魅了するダンスは名場面!10年組んでいるというリー・チェンにもメロメロこの二人、ステキすぎます (画像はプログラムより拝借しました)「ランデヴー」は「若者と死」の原型?これまでご本人も気がつかなかった草刈民代さんの魅力を、プティが発掘したのだと手に取るように分かりました。それにしても、踊りはさることながら、目の力がすごいホールの隅から隅まで射抜くほどの目力。そして気品溢れるレヴァランス。美しさの極みと思うと、20分の休憩を挟んだ後半は、民代さんのお茶目さが随所に顔を出し、何度ものカーテンコールの後、楽屋に引き上げる途中の声まで聞いてしまった私はずっこけそうになりましただから好き「ダンシング・チャップリン」のなかの「小さなバレリーナ」という踊りがすばらしかった!首にチュチュを巻き、両手にタイツとポワントを履いて、ルイジ・ボニーノというイタリア人ダンサーが、上半身だけでバレリーナの動きを表現するのです。ルルベパッセのところで何度も大爆笑が皆レッスンで指摘されてるんだろうなという一体感新作バレエ「神も悪魔もなく」もよかったです。ただ私は衣装が身体から浮いているようであまり好きじゃない。それにしても82歳になるプティのセンスの新しさには驚かされました。作品もバラエティに富んでおり、ひとりの振付け家が創った作品とは思えないくらいです。おそるべし80代!プティは椅子と煙草を使った演出をよく使うと聞いてましたが、ほんとに椅子と煙草がよく出てきたました。位置的に煙かったぁワン・チーミンは真似だけなのが分かったのですが、男性ダンサーたちはあれだけハードな踊りの最中吸って、大丈夫なのかと心配になりましたモーションキャプチャーをバレエダンサーにつけて、体の動きのデータをとると、他のスポーツと明らかに違うのは背中だそうです。しかも踊っている最中、バレエダンサーは意識していないのだそうですね。それだけ背中を使わなくては踊れないということ、レッスンでは口をすっぱくして言われます。最前列で、背中の動きにも驚かされ、完全にインスパイア!翌日のレッスンにすぐさま反映。やっぱり観るべきですね。たくさん生の公演を