テーマ:最近観た映画。(38846)
カテゴリ:映画
昨夜のことになりますが、映画「姑獲鳥の夏」を観てきました。
21:20からの上映だったので、帰宅は日付が変わってから。なので、今日の日付で日記をつけることにします。「最近観た映画」というテーマで記事を書くのははじめてです。 そもそも、自ら進んで映画を観に行ったのは、中学生の頃以来のような気がします。高校生の頃に観たっけ…。勝手が分からないので、一人で行っていたら戸惑ってしまったかもしれません。 さて、本題に入ります。普段の本の紹介にも共通することですが、先入観なく映画を観たい方は、読まない方がよいかもしれません。そもそも、そういう方はこういったサイトで情報を得ようとはなさらないと思いますが…。 まずはキャストから。。 榎木津さん…。たしかに、原作でも、一作目は割と普通の人なんですが、もっと普通の人に見えてしまいました。阿部寛さんはかっこよくて割と好きなのですが、原作の榎木津さんの声は、私のイメージでは高いのです。 私は普段テレビも映画も殆ど観ないので、堤さんのことはよく知りません。憑き物落としのシーンはとてもかっこよかったです。 同じく、永瀬さんのことも知りませんでした。原作の関口さんが眼鏡をかけていらっしゃるのか、という点は気になりましたが、そこは監督の裁量でしょう。性格描写はうまかったと思います。 田中麗奈さんが出演されていたのは嬉しかったですね。 宮迫さんは、無骨な感じが、木場さんっぽくてよかったです。 さて、内容の方。 眩暈坂の描写は、おっ、うまいな、と思いました。なんだか、こちらまでふらふらするような感覚を覚えました。ただ、原作では七~八分目あたりで眩暈を起こすという描写だったと思うのですが、坂が短かったですね…。でも、セットで作ったと聞いて、納得しました。 全体的に、ミステリというよりは、ホラーだと感じながら観ました(一時、この部分に誤字があるままアップしていました。訂正します)。都合三回は原作を読んでいるわけで、オチは見えているわけですが、それでも楽しめました。小説より、映像化された方が、生々しくて怖いです。文字なら、AがBを刺した、で終わりですが、映像ではその光景を見なければなりません。苦手なんだな、ということを再認識しました。 ラストの方、久遠寺家に起こることですが…。ん?んっ?と思いながら観て、終わった後に一緒に行った方に確認したのですが、やはり映画のオリジナルだったようです。映画オリジナルといえば、猫目堂もそうですね。『絡新婦の理』で登場するはずなので。少なくとも、『姑獲鳥の夏』では登場しないはずです。 京極夏彦さんも出演されていましたし(と書きつつ、私には誰だったのか分かりませんでした…。あとで教えてもらいましたが。ずいぶんぽっちゃりされたような…)。 さて。私も一緒に行った方も京極夏彦さんの作品はほぼカバーしているので、原作を踏まえた上でトークができましたが、原作を読んでない方に、話の流れが分かるのかなぁ、とちょっと思いました。原作がずいぶん端折られていますし…。 細かい点を挙げていけばいろいろありますが、原作とは別物ととらえたときには、「うまいな、すごいな」と思ったところも多々あります。紙芝居。突然場面が変わって木場さんが樹林の中にいるシーン(ここはぞっとしました)。憑き物落としのシーンでの菊乃さんの反応。文章なら淡々と読めるのですが、感情が伝わってくる映像だと怖いです。 なんだかだらだらとした感想になってしまいました…。 蛇足ですが、映画予告編が面白かったです。「容疑者…」(名前うろ覚えなのですみません)、「ノロイ」(でしたか。アンガールズが出演されるホラー映画)。この二つは面白そうだなぁ、と思いました。後者は怖すぎますが。前者は観ながら泣きそうですし。 昨日は本も買ったので、別の記事で紹介します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.08.06 11:03:47
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