カテゴリ:マンガ
蛇蔵&海野凪子『日本人の知らない日本語』 ~メディアファクトリー、2009年~ 日本語教師の海野凪子さんの、日本語学校での体験(?)を、蛇蔵さんがコミック風にしたコミックエッセイです。 まず絵が好みですし、内容も面白そうということで、まだまだ人気の本の平積みコーナーにある本ではありますが、さっそく買ってみました(ブームのただ中にある本を買うのは珍しいのですが…)。 …買って良かったです。とても面白いです。 助数詞(1個、1匹のようなものを数える単位のこと)の節は、最後にクイズが付いているのですが、さっぱり分かりませんでした…。外来語クイズもどの言葉がどの国からきた言葉か、分かりませんでしたし…。割合本は読んでいる方だと思っていますが、知らないことがまだまだあるものだと、さらに向学心が燃える1冊でした。 日本では、テストで答えがあっていれば○をつけます。ところがこういう国は少なく、正解にはチェック(日本のテストでいえばピンですね)をつけ、間違ったところに○で印をつける国が一般的のようです。わたしも中学校だか高校だかで、外国人の先生が採点をしてくださったときには(そういうものだと分かっていても)戸惑った覚えがあります。 そんなこんなで、異文化のことも知ることのできる良い1冊です。…というか、自分たちの中だけで閉じこもっていては見えてこないことも、まわりの人が見ればいろんなことが分かってくるものですから、あらためて日本語や日本文化について気付くことのできる1冊ともいえます。 …と、いつもながら堅い感じの記事にはなってしまいましたが、とても楽しく読めるコミックエッセイです。すでに人気なのは承知していますが、オススメの1冊です。 (2009/08/30読了)
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