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2012.06.10
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北山猛邦『猫柳十一弦の後悔―不可能犯罪定数―』
~講談社ノベルス、2011年~

 前回に引き続き、北山猛邦さんの作品の紹介です。
 本書は、講談社ノベルスからは初の、「城」シリーズ以外の長編です。そして、とても面白かったので、ぜひ、シリーズ化してほしいです。
 それでは、簡単に内容紹介と感想を。

ーーー
 私―君橋君人(クンクン)と月々守(マモル)は、探偵助手学部に在籍する学生。
 2年生になり、ゼミを決める際、冗談で第三志望に書いた猫柳十一弦ゼミに所属することに…。
 猫柳は、まるで幽霊みたいな、まだ25歳の女性で、話しぶりもとても頼りない感じだった。
 そんなゼミの3人は、人気ゼミの雪ノ下ゼミの一同と、合同で孤島合宿にのぞむことになる。
 ところが合宿の最中に、事件が起こる。
 地面に流れていた蛍光塗料をたどっていくと、杭を打ち込まれ、全体に蛍光塗料が塗られた、ゼミ生の遺体があった。また、宿泊している館の地下室では、密閉された箱の中で別のゼミ生が死んでいた。
 犯人は誰なのか。そして、どれだけ犯行を重ねるつもりなのか。
 猫柳探偵は、クンクンとマモルという二人の助手とともに、さらなる犠牲者を出さないように尽力するが…。
ーーー

 これは面白かったです。
 いくつか疑問点は残りましたが、それはそれ、たっぷり物語の世界を楽しむことができました。
 ちょっと冷めた感じの(でも熱い?)クンクンの一人称で物語は進みます。相方で元気の良いマモルも、ちょっと頼りなげですが覚悟をもっている猫柳先生も素敵で、主人公たちのキャラクターが楽しいのが良いですね。
 事件の方は陰惨ですが、とにかく事件を未然に防ごうとする探偵たちの活躍に、手に汗握りながら読みました。
 良い読書体験でした。





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Last updated  2012.06.10 10:01:27
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 のぽねこ@ corpusさんへ ご丁寧にコメントありがとうございました…

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