カテゴリ:本の感想(た行の作家)
高田郁『今朝の春 みをつくし料理帖』 ~ハルキ文庫、2010年~ 料理人・澪さんが活躍するシリーズ第4弾です。 今回も文字反転で。 (ここから) 本作は、同名の美緒さんの花嫁修業(?)の話から始まります。一方、澪さんも小松原様を思い、さらにそのお母さんを思い、ほうき草の実(ははきぎ)を使った料理に挑みます。 戯作作者の清右衛門が、あさひ太夫を題材にした戯作を作ろうとして、また一波乱あったり、おりょうさんのご主人・伊佐三の浮気疑惑が持ちあがったりと、澪さんの周辺でたいへんな事件が続きます。 そして年末には、寒鰆を使って、登龍楼との勝負も…。澪さんが作った料理へのお客さんの反応に、なにか神々しいものすら感じます。 本書の中の料理もどれも美味しそうですが、寒鰆の昆布締めが食べてみたいですね。 (ここまで) 本作の収録作は次のとおりです。 「花嫁御寮―ははきぎ飯」 「友待つ雪―里の白雪」 「寒紅―ひょっとこ温寿司」 「今朝の春―寒鰆の昆布締め」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.03.07 14:42:07
コメント(0) | コメントを書く
[本の感想(た行の作家)] カテゴリの最新記事
|
|