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のぽねこミステリ館

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2015.04.18
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高田郁『美雪晴れ みをつくし料理帖』
~ハルキ文庫、2014年~

 料理人・澪さんが活躍するシリーズ第9弾です。
 今回も反転で。

(ここから)
 澪さんをあたたかい言葉で励ましてくれる、馴染みのお客さんのご隠居さんが、かまぼこを食べてみたい、というので、澪さんは江戸では高級料理のかまぼこを、なんとか自分でつくれないかと苦心します。また、芳さんは、縁談を決めるのに、どうしても息子の意見も聴きたいというのですが…。
 一柳の料理人にならないか、ともちかけられる澪さんですが、鼈甲珠で成し遂げたいことがあると、その誘いを断ります。柳吾にもその味を認められて、決意を固めていくのでした。一方、久々に料理番付にのったつる家ですが、選ばれたのはなんと面影膳。しかし特別な思いをこめた面影膳を、番付に載ったからといって振る舞うようなことは、つる家一同はしません。澪さんは逆に、何か新しい料理をできないか、とまた奮闘するのです。
 ついに固まった芳さんの縁談。結婚の祝宴のため、澪さんは思いをこめた料理を考案します。また、近いうちに同じくつる家を出て行くつもりの澪さんをサポートし、その後もつる家を支えていくため、つる家には一柳から選ばれた一人の料理人がやってきます。
 そして。澪さんが出て行く日も決まりだしたころ、澪さんは子供を産んだ美緒さんと再会します。火事で家を失い、子育てにも苦労している美緒さんを支えるため、澪さんはまた新たな料理を考えるのでした。
(ここまで)

 美緒さんの大変な状況もありますが、しかしシリーズ始まって以来、前作あたりから明るい話題の方が多くなってきています。数々の悲しみと困難を乗り越えてきた澪さんには、果たしてどんな運命が待ち受けているのでしょうか。いよいよ、次作が最終巻。シリーズ読了が楽しみです。

 本書の収録作品は次のとおりです。
「神帰月―味わい焼き蒲鉾」
「美雪晴れ―立春大吉もち」
「花燭―宝尽くし」
「ひと筋の道―昔ながら」






Last updated  2015.04.18 14:05:00
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