カテゴリ:本の感想(た行の作家)
高田崇史『QED~ventus~鎌倉の闇』 ~講談社ノベルス、2004年~ QEDシリーズ第8弾です。今回はタイトルにventus(風)がついていますね。 それでは、簡単に内容紹介と感想を。 ――― 株式上場を目前に控えた会社社長が失踪し、秘書たちが謎の死を遂げていた。社長と面会をしようとした社員が第一発見者となったが、奇妙なことに、誰も現場に出入りした形跡がなかった…。 一方、棚旗奈々は、妹の沙織の依頼で、桑原崇とともに地元鎌倉をめぐることになる。 なぜ源頼朝は鎌倉に幕府を開いたのか。彼らの周辺に起こる暗殺事件の真相は…。 ――― ventusシリーズは、特に旅(歴史)に重点が置かれているように感じます。現在進行形の事件の解決も面白いですが、源氏と北条氏たちの力関係など、歴史に関する謎解きの方をより興味深く読みました。 久々の再読でしたが、副題の「闇」は「くらやみ」と読むのかと、いまさらながらに気づいた次第でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.04.13 22:48:35
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