カテゴリ:本の感想(た行の作家)
高田崇史『QED~ventus~熊野の残照』 ~講談社ノベルス、2005年~ QEDシリーズ第10弾です。 薬剤師会の旅行に参加し、熊野を訪れた桑原さんと奈々さん。今回は、同じ旅行に参加した、熊野出身でありながら熊野に複雑な感情を抱いている神山禮子さんの一人称で物語が進みます。 熊野三山には古来より回る順番がある、といって旅行の日程をむりやり変えた桑原さん。今回の目的に、なぜそのように回る順番があるのかを突き止める目的もあるようで…。 地元熊野については詳しいと自負する神山さんですが、桑原さんの膨大な知識と指摘に、自身が気づいていなかった熊野の真相に少しずつ気づいていきます。 今回は、桑原さんたちが殺人事件の解決をする、ということもなく、純粋に熊野の歴史の謎の解明が主題となっています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.04.20 22:14:41
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