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のぽねこミステリ館

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2016.07.02
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高田崇史『QED 出雲神伝説』
~講談社ノベルス、2009年~


 QEDシリーズ第16弾です。
 簡単に内容紹介と感想を。

ーーー
 奈良のリゾートマンション「八雲」で、奇妙な事件が起こった。
 マンションの一室で、その部屋の借り主(野川)と交際していた八刀良子が、首を切られて殺されていた。ところが、現場は密室状況だったにもかかわらず、部屋の中には、良子以外の人物はいなかった。そして壁に残された奇妙な紋様―。
 同じ紋様が、一週間前のひき逃げ事件の現場にも残されていた。警部の雉岡は、事件につながりがあるとみて捜査を進めていく。その中で、関係者たちが、「出雲神流」について調べているという共通点が浮かび上がってくる。
   *
 棚旗奈々は、学会の旅行で京都を訪れることになった。そのことを聞いた小松崎は、さっそく桑原崇にも連絡をとり、日程を整える。小松崎は奈良で起こった事件を追っていたが、そこにからんでくるのが出雲の謎。そして今回の崇は、出雲の謎だけでなく、事件にも強い関心を示すのだった。
ーーー

 今回は、「出雲神流」という、伝説の忍びの一族もからんできます。
 事件の方もですが、やはり歴史上の謎の解明を興味深く読みました。そしてシリーズを通して、当時の朝廷がいかに姑息なことをしていたか、ということを感じて残念な気持ちになります。国を統一する中では、そうした手段もやむをえなかったかもしれませんが…。もっとも、私はじっくり日本史を勉強しているわけではなく、あくまで高田さんのシリーズを通じてこのような理解にふれているだけですが、説得力は非常に強いと思います。
 本書には付録(?)として、短編「QED~flumen~出雲大遷宮」も収録されています。こちらは、歴史上の謎もさることながら、崇さんと小松崎さんの素敵な関係に胸をうたれる物語でした。
(2009.11.18掲載の記事をほぼ再掲)






Last updated  2016.07.02 21:58:56
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