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2016.07.23
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高田崇史『QED~flumen~ホームズの真実』
~講談社ノベルス、2013年~


 QEDシリーズ外伝にあたる物語と、シリーズ完結記念で部数限定で作成されたパーフェクトブック(の白黒版)の2編が収録された、嬉しい1冊です。
 まずは、簡単にflumenの内容紹介と感想を。

―――
 知人でシャーロキアンの緑川友紀子に誘われ、崇と奈々は大学教授で有名なシャーロキアンの瀬室が開催する展覧会を訪れた。
 貴重なコレクションを楽しむのもつかの間、一同は再び事件に巻き込まれる。会場となった建物の裏手にあたる崖の下に、メンバーの女性が落下していたのだ。しかも女性は、綺麗な紫色のスミレを手にしていた…。
 メンバーの中の微妙な人間関係もはらむ中、殺人未遂事件として捜査が進められる。
 そして崇が語る、紫式部『源氏物語』の真相とは…。
―――

 ホームズの真相については、奈々さんと同様、虚構と現実の区別がよくつかなくなってきました。物語に登場するシャーロキアンの方々ほどどころか、ホームズものは、短編集も長編も半分ずつくらいしか読んだことがないので、なかなかイメージがわきにくい部分もありました。
 ただ、『源氏物語』や紫式部に関する説はたいへん興味深く読みました。学問(領域)の壁、というのは、たとえば西洋中世学会ではそれらを取っ払ってしまい、学際的な研究を目指そうという風潮もありますが、まだ根強いものなのでしょうか。
 ホームズや『源氏物語』の解釈をふまえてのエピローグは、味わい深いものがあります。

 そして、併録されたパーフェクトブックも素敵です。個人的には、事件年表と特別書き下ろしの短編が嬉しいです。

 と、これで現在刊行されているQEDシリーズ全てを、一気に読み通しました。とにかく、素敵なシリーズだと思います。
 個人的には、「カンナ」シリーズも途中までしか読んでいませんし、さらに新シリーズにいたっては全く読んでいないので、今後読んでいく楽しみがふくらみます。
 そしてまたいつの日か、なんらかのかたちでQEDシリーズの新作(番外編?)に出会えることがあれば、と思います。
 シリーズ通して、良い読書体験でした。






Last updated  2016.07.23 15:30:22
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