カテゴリ:本の感想(な行の作家)
法月綸太郎『キングを探せ』 ~講談社文庫、2015年~ 法月綸太郎シリーズの長編です。 それでは、簡単に内容紹介と感想を。 ――― 4人の男たちが、交換殺人の相談を進めた。そして、一人目の「夢の島」が、犯行に及ぶ――。 法月警視と法月綸太郎は、自宅で縊死していた女性の事件を追っていた。うつ病の治療を進めていた女性につきまとっていた男が犯人かと思われたが、男には犯行をなしえなかったという。後日、女性の夫が奇妙な行動をとり、死亡したことから、事件は意外な様相を示し始める。 ――― ニックネームで呼び合い、犯行の相談を進める犯人たちの描写からスタートするのが、まず法月さんの作品には珍しいように感じながら読み進めました。いわゆる倒叙ものかと想像しながら読みましたが、やはり法月さん作品というべきか、スマートな謎解きが楽しめるミステリーとなっています。このあたり、もう少しうまく内容紹介ができないのがもどかしいですね……。 久々に法月綸太郎シリーズを読みましたが、今回も楽しめました。これは面白かったです。 ・な行の作家一覧へ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.10.07 12:55:56
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