カテゴリ:本の感想(ま行の作家)
~講談社ノベルス、2007年~
椙田泰男さんの事務所の留守番・真鍋瞬市さんと、椙田さんの助手(秘書)の小川礼子さん、そして同業他社の鷹知祐一朗さんが活躍する、Xシリーズ第一弾です。 それでは、簡単に内容紹介と感想を。
――― 美術品鑑定・調査・探偵を仕事とする、椙田泰男事務所に、ときどき留守番している真鍋瞬市と、最近椙田の助手(秘書?)として雇われた小川令子は、ある資産家―佐竹家で起こる事件に巻き込まれることになる。 佐竹家の主が亡くなり、椙田は遺産である美術品の鑑定を依頼されていた。実際の仕事は助手の二人がすることになるのだが、真鍋が留守番しているとき、佐竹家の一人、千鶴が訪れる。幼い頃に死んだとされているが、生きている兄を捜してほしい、というのだった。 まずは、美術品の鑑定で佐竹家を訪れた真鍋と小川だが、その日、事件が起こる。小川が一人で、千鶴のいう兄がいる可能性のある地下室を探しているとき、悲鳴が聞こえた。佐竹家の調査に関わり始めた頃に知り合った、探偵の鷹知祐一朗も近くに居合わせたため、二人で悲鳴のした方―地下へ降りると、亡き佐竹の後妻が倒れていた。奥にある地下牢には、二人の人間が倒れていた。千鶴と、双子の妹・千春である。千春は、首をしめられた上に、剃刀で首を切られていた。 ―――
6作で完結したXシリーズが手元に揃ったので、あらためて一通り読み直そうと、10年ぶりくらいに再読しました。上記の概要は、2007.05.13にアップした記事の再掲でした。 ここしばらく、森博嗣さんの作品を読んでいなかったのですが、あらためて面白いなぁと感じた次第です。 一気にXシリーズを読んでいこうと思います。
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Last updated
2019.02.16 17:00:53
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