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2019.09.14
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周木律『伽藍堂の殺人』

~講談社ノベルス、2014年~

 

 放浪する数学者、十和田先生と警視正の宮司司さん、大学院生の宮司百合子さんが活躍するシリーズ第4弾です。

 それでは、簡単に内容紹介と感想を。

 

―――

 宮司百合子は、偉大な数学者・藤衛と、コーディネータにより伽藍島に招待された。リーマン予想について、二人の数学者による後援会が開催されるという。保護者を自認する兄の司は、百合子に反対されながらも島に同行する。

 島には、講演する2人の数学者のほか、雑誌記者なども招待されていた。そして、十和田と、善知鳥神も、合流する。

 講演は、簡単な、夕食後二つの建物で順番に開催されることとなった。しかし、最初の講演者は、講演後、全体に合流することはなかった。そして、二番目の講演者も、宿舎に戻ってこなかった。残ったメンバーで二人を探すと、二人はまるではやにえのような状態で死んでいるのが見つかった。また、二人目の講演者が、その現場にいることはありえない状況と思われた。

 かつて栄えたBT教団という怪しい宗教団体が使っていたというその島では、教団教祖が瞬間移動をしたという噂も流されていた。

 奇妙な島で起こった事件の真相とは。

―――

 

 宮司司さんが妹の百合子さんを守ろうとする理由が、少しずつ明らかにされてきます。全容はいまだ不明ですが…。

 あまりに不可解な状況の事件で、今回は(今回も、というべきか)全くなんの見当もつきませんでした。

真相は…。トリックについては、一定の理由も示されており、納得できるものでした。けれども読後、いろいろもやもやしたものが残ってしまいました。このもやもや感は、あらためて次回以降の作品で解消されていくのでしょうか。

シリーズも本作でそろそろ折り返しのはずで、次作以降も楽しみです。

 

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Last updated  2019.09.14 22:03:45
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