1422509 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

のぽねこミステリ館

PR

Profile


のぽねこ

Calendar

2020.02.23
XML


周木律『大聖堂の殺人』

~講談社文庫、2019年~

 

 堂シリーズ第7弾にして、シリーズ最終作。解説含めて約620頁と、ボリュームのある一冊です。

 それでは、簡単に内容紹介と感想を。

 

―――

 宮司百合子のもとに届いた、数学界の天皇とも呼ばれる藤衛からの手紙。それは、24年前に彼女の親族も犠牲になった大聖堂への招待状だった。

 善知鳥神とともに大聖堂のある島を訪れるが、その他の客がそろった時点で地震がおき、ヘリポートは崩壊し、島に閉じこめられたような状態になってしまう。

 そして訪れた大聖堂は、客室のある塔と、空洞の塔が重なり合ったような、奇妙な作りだった。それは、24年前の事件で崩壊した大聖堂の再現だった。

 招待者の藤衛は、大聖堂に現れない。彼は、百合子たちが訪れた翌日に襟裳岬で講義し、百合子たちは相互対話が可能な大聖堂のモニター越しに、その講義を聞くこととなるという。

 講義の最中、次々と事件が起こる。数学者たちが、撲殺、焼死、刺殺、凍死と、不可解な死を遂げる。24年前同様、遠く離れた場所にいる藤しか犯人はいないと思われるが、はたして事件の真相とは。

―――

 

 最終巻ということもあり、提示される謎のスケールが桁違いです。犯人は誰か、はほぼ特定されているので、ひたすら「いかに不可能犯罪がなされたか」の解明が焦点となります。問題点が明確になり、追いやすいですね。

 謎解きの面白さはもちろんですが、終章が特に好みでした。解説が担当編集者さんということもありますが、周木さんはもちろん、編集者さんも含めて、このシリーズを大切にされているのが伝わってくる物語でした。

 良い読書体験でした。

 

・さ行の作家一覧へ







Last updated  2020.02.23 22:29:17
コメント(0) | コメントを書く
[本の感想(さ行の作家)] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
別の画像を表示
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、こちらをご確認ください。


Keyword Search

▼キーワード検索

Favorite Blog

『屍人荘の殺人』 … yasukun0402さん

My favorites♪ torezuさん
姫君~家族 初月1467さん
偏った書評ブログ mnmn131313mnmnさん

Comments

 のぽねこ@ シモンさんへ コメントありがとうございます。 記事に…
 シモン@ Re:西洋中世学会『西洋中世研究』11(05/23) コロナ禍で、投稿がご無沙汰になってしま…

Copyright (c) 1997-2020 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.