カテゴリ:本の感想(あ行の作家)
~光文社文庫、2010年~
舞田ひとみシリーズ第1弾の連作短編集です。 大学助教授(当時)を父にもつ舞田ひとみさんのさりげない言葉から、おじで刑事の歳三さんが真相にたどりついていきます。 それでは、簡単に内容紹介と感想を。
――― 「黒こげばあさん、殺したのはだあれ?」個人で金貸しを営んでいた老婆の家で放火殺人が起こる。金を無心していた親族や金を借りていた人々など、容疑者はなかなかしぼりこめない。 「金、銀、ダイヤモンド、ザックザク」第一話の火事場で、ひとみの友人の兄がお宝を見つけたという。その矢先、中学生の少年が電柱に宙づりになって死亡した。友人の家にしのびこもうとしていたようだが、果たしてその動機は。
―――
浜倉市という町で次々と起こる事件に、歳三さんが挑んでいきます。冒頭にも書きましたが、ひとみさんは前面に出て探偵活動をするわけではありませんが、彼女との会話から、歳三さんは解決の糸口を見いだしていきます。 基本的には一話ごとに解決が示されますが、全てがつながっていて、前の事件のことが強く関連している話もあります。 どれも面白く読みました。 (2020.03.16読了)
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Last updated
2020.06.27 22:38:51
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