西尾維新『ヒトクイマジカル 殺戮奇術の匂宮兄妹』
~講談社ノベルス、2003年~
戯言シリーズ第5作です。
「ぼく」が通う大学でも講義を受け持つ木賀峰助教授から、「ぼく」は声をかけられます。助教授が進める「死なない研究」に関するアルバイトに誘われます。
当時、「ぼく」のアパートにやってきていた春日さんと、哀川さんの助言で同行することとなった一姫さんとともに、「ぼく」は助教授の研究室を訪ねます。
そこには、すでに面識のあった匂宮理澄さんがいました。名探偵の人格の理澄、殺人鬼の人格の出夢、2人で1つの体という匂宮兄妹の存在に構える「ぼく」ですが…。
はたして、研究室では凄惨な殺人事件が起こります。
唯一生き残った「ぼく」がとる行動とは…。
といった物語です。
完結編『ネコソギラジカル』を前に、世界観が次々と明らかになっていきます。
匂宮兄妹のキャラクタを活かして、カバーにも工夫が凝らされていて素敵です。
本作で印象的だったのは、「ぼく」の隣人、みいこさんの活躍です。これまでの作品でも素敵なキャラクタでしたが、今回は特にかっこいいですね。
事件の謎も、謎解きも興味深く、安心して読めるシリーズです。
(2026.02.18再読)
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