西尾維新『零崎双識の人間試験』
~講談社ノベルス、2004年~
戯言シリーズのスピンオフのシリーズ「人間シリーズ」の第1作。
このブログの所有作品一覧では「零崎一賊シリーズ」と記載していましたが、正式には「人間シリーズ」のようですね。
さて、本作は『クビシメロマンチスト』に登場し、その後も戯言シリーズの主要人物となる零崎人識さんの「兄」、零崎双識さんが主人公です。
「自殺志願」と呼ばれるハサミを主要な武器とする彼は、人々を「試験」していきます。
ある日、ふつうの生活を送っていたはずの女子高生、無桐伊織さんが、同級生に襲われ、彼女はその同級生を殺し(かけ)てしまいます。そこに居合わせた双識さんは、伊織さんの才能を見出し、彼女を零崎一賊に入れようとしていきます。
ところが、そこに現れるのが、零崎一賊壊滅のため動いていた早蕨兄弟。彼らは伊織さんを襲い、双識さんに戦いを挑みますが…。
というのが大きな流れになります。
多少のミステリ的要素もありますが、零崎一賊と早蕨兄弟のたたかいの物語として、そして伊織さんの変化の物語として読みました。
これで、かつて読みながら記事が書けていなかった西尾さん作品を再読し、記事が書けました。
20年以上前、夢中で読んでいたのを思いだす読書体験でした。
(2026.03.21)再読
・な行の作家一覧へ