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南フランスで育つミックス双子のおはなし。 - 旧パリ日記

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会社員としてフランスへ。その後フランス人の旦那に出会い、結婚。2012年7月に男女の双子を出産、パリからフランス南西部のトゥールーズに引っ越しました!双子の育児日記、フランスののんびり地方暮らしなども更新していきます☆

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2005年11月06日
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パリの暴動も10日目になりました。日本からも心配のメールをもらったりしましたが、パリ市内は影響をうけていないので、安全です。ご安心を。

日本でも結構報道されているようですが、暴動自体はパリの北部、もともと治安がよくない地域で始まりました。きっかけは警察の尋問から逃げた若者が事故死してしまったことですが、あとは連鎖反応。事件に対する政治家の発言のせいで拡大しという話もありますが、結局は日ごろの不満が爆発・若者特有の性質というか、グループでどんどん放火行動とかに走っているようです。

昨日の夜はパリ市内でも自動車の放火があったようですが、そこも「あぁ、そこかぁ・・・」と思ってしまう地域、やっぱり週末の夜はやんちゃ坊主が集まりそうな地域です。

私が住んでいる地域はいたって平和な住宅街なのでなにも感じませんが、暴動が起きている地域をとおる郊外電車が若者に襲われるなど、その地域のそばに住んでいる同僚もいるので、やはりこんな状況は早く落ち着いて欲しいのひとことです。

いつかブログにも書こうと思いながらいまだに書いてなかったけど、フランスは日本以上に学歴社会。そのうえ、失業率が9%を超えているとなると、日本で言う高卒レベルの資格だと就職も厳しいのが現実。さらに、アラブ系やアフリカ系の移民に対する差別ははっきりと存在するので、その渦中にいる若者はやっぱり世の中の不公平に対する不満がつもりつもってるのではないかと思います。

アフリカ系やアラブ系の人だって、一人ひとりはいい人たちです。アラブ系の人は陽気なひとも多いし、商店のおじさんもアラブ系の人は気さくで感じがいいです。ただ、アフリカ系の若者がグループでたむろしているそばを通りたいかというとそれはまた別の話。人種差別といわれてしまうかもしれないけど、私もちょっと怖いなと思うことがあります。そういった日々の差別・不満が積み重なって爆発したのが今回の暴動のような気もします。

フランスは移民の国。もちろん、フランス社会に同化している移民1世、2世もたくさんいますが、この問題はフランスという国がずっと直面していかなければいけない問題です。とにかく、今回の暴動が1日も早くおさまってくれるといいのですが。





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Last updated  2005年11月07日 03時21分50秒
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