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カテゴリ:最近読んだ本
先日日本から遊びに来た友人が2008年の本屋大賞トップ10から何冊か買ってきてくれたので、早速読んでみました。
『有頂天家族』 森見登美彦著(幻冬舎) 京都の狸界を舞台にした、狸一家の活躍(?)物語。 狸界の総領だった父の亡き後、父ほどの器がない4兄弟が家族を守るために孤軍奮闘。けどなんといっても狸なので、阿呆でなければいけません。楽しくなければいけません。 狸も天狗もでてきます。というわけで、かなりのほほんとしたかわいいお話です。 最近京都に行ったばかりなので、京都を舞台に駆け回る狸くんたちはかわいかったのですが、なんだかかわいいだけで終わってしまうお話で。 連載小説だったようですが、各章のなかでもう少しストーリー展開が欲しかったですね。 ゴールデンスランバー 伊坂幸太郎著(新潮社) 本屋大賞でダントツ一位だったし、伊坂幸太郎だし、超期待していたのですが。 ケネディ暗殺がモチーフになっている&普通の一般人が巨大権力によって総理大臣暗殺の濡れ衣を着せられる、という展開から先がある程度想像できたせいかもしれませんが、なんだかしっくりきませんでした。。。もう一捻りを期待している間に読み終わってしまって、ちょっと残念。 あと、ちょっとテンポにかけるような気もしました(私が通勤電車のなかで細切れに読んだせいかもしれませんが)。 さすが伊坂さんだけあって面白いんですが、もっと面白くなりそうなりそうな話だっただけにちょっと残念でした。 さぁて、次は何を読もうかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年10月23日 04時32分45秒
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